粋「おーい、兄貴。午後の部始まんぞ」こそっ白「ぐー。」すやー 家康「ありゃ、昼から出だったのに寝ちゃった？ おーいほら起きないと舞台に穴あくよー」ゆさゆさ粋「Σ馬鹿っ！そんな気軽にっ」 家康「へ？」 間。 魄哉「殿、 また特殊な趣味に目覚めたんで…

粋「そういや石燕って なんで家なき子してたんだ？ あ、茹で栗食う？」石燕「またいきなりっすね いただきまーす」 粋「いやーだって 人気絵師だろ？ 家賃納めらんねえって事は無いだろし、なんで行き場無くなってたのかってこれ薄皮取れねー」カリカリ 石燕…

小太郎「してんのう って知ってるか？」わおんっ蒼月「は？また何処で覚えてきたの？」シロ「よくあるアレであろう フィクションの主に悪役、たまに味方の場合もあるが 腕の立つのを四人出して幹部的なん？何処かで聞いたような」 千様(シロ君の生家がある所…

家康「雨だねえ ジトジトやだねー」 小太郎「だなあ。外で遊べないよ あ、白おかえりー」 白「んー。」頭ふきふき 家康「あはは。解りやすくテンション低いねえそういや彬羽が言ってたね。動物は雨の日は餌が見つからないから大人しくするよう出来てるとか何…

一二三「石燕さん お願いがあるだっ！！」くわっ石燕「はい？」きょとん 一二三「夏休みの宿題手伝ってけろ！！」どすっ石燕「寺子屋も行ってないのに 誰から出されたんすか」 蒼月「えー。つまり バカラスが夏の間 暑さで使い物にならないからその分自習し…

魄哉「いやー。涼しくなってきましたねえ 久々に江戸城出ますか。」にこにこ蒼月「たまに出勤て腹立つ重役だよねー 下々は汗水垂らしてお仕事してんでしょ？」 魄哉「暑さで体力消耗するくらいなら持ち帰って自宅でお仕事片付けた方が生産的ですから。」真顔…

［割烹 春一］ 朱禅「そろそろ秋メニュー考えねーとなあ」 白「まだ考えて無かったのか。」 うどんちゅるんっ朱禅「Σうっわ こいつに言われるとショック！」 ひな「という事は芝居小屋は既に秋の演目決まってるんですね」白「そりゃ早く稽古しないと間に合わ…

石燕「あー。肩がばっきばき」ため息千様「あら。またお仕事してたの？ 妖怪画？」 石燕「好きなもんばっか描いても商売にならないっすからねえ 別件っすよ」シロ「成る程。好きな物で無いから疲労がたまると」石燕「そういう事っすねあー。疲れた」 千様「…

千様「あら金魚。」家康「おや。可愛いねー どうしたのこれ？」 魄哉「それが、昨日隣町でお祭りあったんですがね」千様「誰か隣町まで一人でお祭り行ったの？」魄哉「いえいえ、その 祭りの後のなんとやらで」 一二三「売れ残ってた金魚さんら 粋さんが引き…

挿音「えーっと。何がどうしたよこれ」 蒼月「いちゃんもんだよ！いちゃんもん！！」くわっ 魄哉「至って正論です！嘆かわしいっ！」くわっ！ 挿音「要するにいつもの親子ケンカか？」家康「一言で言うとそんな感じだね」こそこそっ挿音「人の影に隠れんな。…

一二三「家康さん お暇だか？」ひょこっ家康「はいはーい 常に暇だよ 何かな？」 一二三「ご本読んで欲しいだ。まだ全部読めねえだよ」家康「あーはいはい。いいよ 何の本かな？」 一二三「『あなたの知らない動物のびっくり生体』だ。」家康「彬羽パパの趣…

蒼月「あっれ チビさん何してるの？」 一二三「鏡子さんとお手玉だ」蒼月「ふーん。 鏡子ちゃんとねえ」 鏡子「物理的に無理なんで 私見てるだけですけどね。」 一二三「こういうのは見てて貰うと上達早いんだぞ ちっと見てけろあ。」ポロっ 蒼月「あー。こ…

[割烹 春一] がららっ 粋「ちゃーす。 あー今日も疲れ 庵「かぼちゃの煮付けまだー？」朱禅「Σやべっ 彬羽頼んだ 包丁ちょっと洗わねえと！」彬羽「全く手際の悪い ふんっ！」ばきゃっ 粋「入るなり とんでもねえなこの店。」 白「かぼちゃって素手で割れる…

焔「ちぃーす。孫共いるかー？」粋・白「げ。」 家康「おや、いらっしゃい玄関から入らないと怒られるよ？」焔「気にすんな気にすんな 人の習わしとか俺らにゃ関係ねえし」蒼月「化け物も結構玄関から入るけどね」 千様「なんでもいいけど あんまり騒いじゃ…

魄哉「石燕さん 意外と背ありますよね」ふむ。石燕「へ？ まあ猫背なんでちっさく見えますけど彬羽さんとかに比べたらめちゃちっさいすよ？」 シロ「アレと比べるで無いわ！」くわっ ※155cm石燕「Σぎゃー！ ごめんなさいっ！！」ひいいっ 魄哉「と言う事で一…

小太郎「なあなあ知ってるか？ 子供が苦いのダメなのは 毒のあるのに苦いのが多いからなんだって」彬羽「なんだいきなり。」 小太郎「だだだから 一二三がピーマン食べられないのは板って普通のっ」しどろもどろっ彬羽「これは毒じゃねえ。ただの好き嫌いを…

魄哉「白君白君 ちょっと聞きたい事が」白「ん？ 聞くって俺にか？彬羽の間違いじゃないのか？」 魄哉「いえ合ってます キョンシーって暴れたらどうしたらいいんでしたっけ？ 」 白「キョンシーと関わる予定があるんだな。」納得 粋「え。キョンシーって マ…

白「石燕、紙の整理か？」ひょこっ石燕「あー。かなり書き溜めちゃったもんで 落書きみたいなのは捨てないと部屋に入りきらないすよ」ぜーぜー 白「そうか。表は 台風来るからダメだな 土間に出しとく。」ひょいすたすた石燕「わーい。助かるっす 量多くてキ…

皐月「ちょっとまた台風来るらしいで でっかいの！」つつじ「えー。嫌どすなあ ここ高所やから風とかきっついやん 雨戸しめとかへんと 家康「かんっぜんに 我が家状態だね」 つつじ「適応力はある方なんどす。」 皐月「ええやんええやん。 盆休みに親戚の子…

つつじ「しっかし アレやなあ。」かき氷しゃくしゃく 粋「アレってなんだよ。つか蝉うるせー」だらーん。 つつじ「この家このペースやと数年後には めっさ大所帯になるのとちゃう？梁山泊みたいになる気がするわ」粋「まず梁山泊て何だよ」 つつじ「彬羽はー…

小太郎「たっだいまー。 暑い暑い」はふはふっ 千様「昼間に散歩してたら肉球焼けるわよ？」小太郎「ちゃんと石の上とか避けてるから大丈夫だ。」わおんっ 彬羽「朝だけにしとけ。 自覚は無いだろうが火傷初期だ」前足つかみっ小太郎「Σマジで！？」ぎゃいん…

粋「あー あっぢい あの石段なんとかなんねえの？」小太郎「おかえり。 俺は山道そのまんまでもいいんだぞ？」粋「・・道があるだけマシか。」ふっ 杜和「軟弱ですわねえ 男の癖に。」お茶ずずー粋「何で当たり前に居るんだよこの姫さん。 てか我が家みたい…

魄哉「ーーーで。猿はカニに泣いて謝りましたとさ めでたしめでたし」 一二三「おおー。」ぱちぱち 家康「あれ。一二三ちゃん本読んで貰ってるの？ 良かったねー」 魄哉「ちょっと癒しが欲しかったもので」ふっ家康「ああ。相手して貰ってるのお前の方なんだ…

魄哉「へ。虫歯ですか？」 シロ「まったく！だから甘い物ばかり食うなと言っておろうが！！」 白「なんで俺だ。」むう 粋「あのー。 虫歯俺俺」 魄哉「はい。あーんして下さい あー 奥歯真っ黒ですねえ これかなり放って置いたでしょう」 粋「Σふぁへふぁ！…

＜割烹 春一＞ 庵「ねえねえ 双子って片方がケガすると片方も痛いって本当？」わくわく朱禅「あーきーばねくーん？勤務中に何を後輩に教えてるのかなー？」 彬羽「すまん。暑さから気をそらそうと」朱禅「仕事中！ 遊ぶなら終わってからにしろ」くわっ ひな…

家康「あー。きっつい」よれっ 千様「あら。何してたの？」せんべりぼりぼり家康「シロの稽古のお付き合いだよ、つっかれたー」ぐったり 一二三「暑いのにお外で大変だべなあ お水お水っ」てててっ家康「あ。水は大丈夫ありがとねどっちかと言うと 終わって…

蒼月「ったく毎度毎度いちいち五月蝿いんだよ！ ガキじゃあるまいし１から10まで指示要らないっての鬱陶しい！！」魄哉「自分の行動に責任が持てないなら子供です 何ですか？毎度人に尻拭いさせておきながら 気分だげ大人ですか？ そういう所がガキだと言う…

小太郎「回覧ばーん。」尻尾ふりふりっ家康「はいはい。ありがとう仕事中だろから読み上げるよ 今度の週末に廃品回収があるそうでー 要らない物はいつもの場所に出しといてねって忘れない内に名前書いとくよー？」 魄哉「はーい。お願いしまーす」書類書き書…

家康「ねえねえ 元ヤンコンビ」 挿音「頭割られたいんすか？殿」粋「なんでそう相手の嫌がる言い方すんだよ」むう 家康「ぶっちゃけ二人の全盛期ってどんな感じだったの？」 粋「頼むから話聞けよ。」 千様「えー なんなのいきなり」挿音「つか俺のは実際見…

彬羽「暑い！！」くわっ朱禅「鍋に向かってキレんなよ」 ひな「彬羽さん大丈夫ですか？ 毎朝出勤だけで瀕死ですけど」庵「鍋見るの代わ「いや、大丈夫だ。」 ひな「あ、まだ行けますね」庵「即答って失礼な。」むう がららっ シロ「今日も蒸すな 彬羽生きて…