魄哉「へ。虫歯ですか？」
シロ「まったく！だから甘い物ばかり食うなと言っておろうが！！」
白「なんで俺だ。」むう
粋「あのー。 虫歯俺俺」
魄哉「はい。あーんして下さい
あー 奥歯真っ黒ですねえ これかなり放って置いたでしょう」
粋「Σふぁへふぁ！？」
シロ「バレバレだ。子供かお前は」
粋「ふぉふぉもふぃふふぁへふあふぁふ
シロ「何を言っとるか解らんわ」
白「子供に言われたくないって言ってるぞ」
シロ「Σ今のでよく解ったな！！」
魄哉「だいたい解りますよ
あのー 粋君 無理やり喋ってるんで指噛んでます」
粋「Σふぁひふぁ！！？ふぉめ「すみません。痛いです」
白「喋るな。」
魄哉「んー。これは引っこ抜いた方が早いですねえ」手ふきふき
粋「Σうええええ！！」
魄哉「おそらく根っこまでやられてますし、てか良く我慢してましたね」
粋「だって 歯の治療ってゴリゴリってやるだろ？」びくびく
魄哉「ずっと痛いのや引っこ抜かれる方が怖くありませんか？」
白「なあ なんで虫歯ってなるんだ？
俺なった事ないぞ？」
粋「へ？一回も！？」
白「うん。 なんでなるんだ？
お前歯が弱いのか？」
粋「えー
ちゃんと磨いてっし 兄貴がおかしいだけなんじゃ」
千様「動物はなりにくいとか？」せんべいぼりぼり
家康「さらっと白を動物扱いしたね」
彬羽「何言ってんだ手前ら。
動物もちゃんと磨かねえと遅かれ早かれ何らかのトラブルは起きるもんだ
犬猫は指に布を巻き付けて直に磨く。じゃないと年取ってから歯が抜けるぞ」
小太郎「あがあが」 ごしごし。
家康(彬羽 絶対小太郎が人型になれるの忘れてるよ。)
千様「あー 我が家の犬猫は安心ね」
蒼月「飼育係がいるもんねー」
一二三「歯の磨き方が悪いんでねーだか？
なんか適当にガシガシやってそうだべ」
粋「あー お前のがちゃんと歯磨きやってそうだけどな
俺も虫歯嫌だから毎回根性入れてやってんだよ。
なのに何でなるかなあ。」ため息
魄哉「根性？」ぴく。
白「ん？」
魄哉「粋君。 ひょっとしてかなり力んで磨いてません？」
粋「ん？
そりゃきっちりやらなきゃと思ったらそりゃ力こもるだろ？
ダメなのかよ」
襖すぱーん！
飛天「力を入れて歯を磨くのは逆効果！！
歯の表面のエナメル質が剥がされ かえって虫歯になりやすくなる為 極力力を入れず柔らかい物で磨くのがポイントだっ！！」くわっ
彬羽「誰だ。こいつ呼んだの」
魄哉「あ。麻酔要員にお呼びしました。」
粋「Σ麻酔！？」
白「ここで引っこ抜かれるな」うん。
千様「あら飛天君。 歯も解るの？」
飛天「一夜漬けだけど多分いけるだろ。」
粋「Σすっげえ不安なんだけど！！」ひいいいっ
シロ「さて一二三。夢に見るので向こうに行くか。」
一二三「粋さん がんはだよー」手ふりふり
粋「Σ頑張りたくねえええ！！」
蒼月「歯の治療くらいで男が泣くなよ」
粋「治療とか抜歯とかもうどうでもいい！！飛天が怖い！」
飛天「失礼だな」むかっ
魄哉(麻酔して貰えば 僕が一発で抜くんで問題無いんですがねえ)
粋「もういい！痛いまんまでいい！！
お騒がせしましたーっ！」だっ
蒼月「Σこら逃げんな！」
飛天「てい！」
ざく。
粋「Σう。」 ばたり
家康「Σちょっとちょっと 何刃物投げてるの！！」
飛天「お宅の忍頭から借りた毒を塗るのに適したクナイだ。
ほんっと当てやすくていいなコレ」
家康「Σどっかで見たと思ったら！」
千様「五月蝿いから早く片付けろとか言われたでしょ？」
飛天「言われた言われた。
だから象でも行動不可の麻酔たっぷりと塗り込んで「用量大丈夫なのそれ？」
粋「な、なんのこれしき」しびしび
蒼月「ちょっと！ 勾陣になってまで逃げようとしてるよっ！」
白「いいからさっさと引っこ抜かれろ」
踏みっ
粋「Σぐはあっ！」
魄哉「麻酔だけじゃやっぱ無理ですね
全身に金縛りの御札貼っときましょう」ぺたぺた
粋「Σぎゃー！ぎゃー！気持ち悪いいっ」ひいいっ
石燕「なんの騒ぎっすか？
おんや」
粋「せせせけ石燕助け」
石燕「なんか良く解らないんすが
レアな状況みたいなんで描いていいっすか！？」 わくわくっ
白「いいぞ」あっさり。
粋「Σ絶対 いやだああ！！！」
魄哉「ほらほら みっともない絵描かれたく無かったら観念して下さい」
飛天「暴れると麻酔増えるぞ」
粋「暴れねえから クナイどけてくれ」がっくり。
白「なあ」
彬羽「なんだ」
白「虫歯って 怖いんだな」ぼそっ
彬羽「言っとくが 普通は虫歯でこんな騒ぎにならないからな？」
