1月11日

【芝居小屋 楽屋】
粋「あけましておめでとうって 何日まで言うのが正解なんだろな」げんなりっ
テオドール「朝から何回目だって感じに御座いますからねえ
うーん。皆がお正月のことを忘れ去った頃 に御座いましょうか?」
粋「正月ムードが抜けて慌ただしい日常に戻るまでかよ。せちがれえ」うええ
白「おめでとうって言いながら全然めでたそうじゃないな」茶ずずーっ
見習い「Σあ、いえ お忙しい所にお邪魔してしまった自分が悪いんで」
白「うん。気にするな
お年玉だ。取っとけ」袖からひょいっ
見習い「Σうわわ滅相もない!」ひええっ
テオドール「お正月を忘れる気が微塵もない方に御座いますね」
粋「つーか。兄貴どんだけお年玉用意してんだよ 朝から何人目
Σはっ!これがベテランと万年見習いの差!?」
白「お年玉くらいひょいひょい配れないと
店の顔として示しが着かないだろってバカラスがポチ袋沢山用意しててな」袖からこんもり。
テオドール「あの方 何気にマネージャー業もしてらっしゃいますからねえ」ああうん
粋(入れる金が在るのが凄え。)
白「男は見栄張ってナンボだぞ 」
粋「Σやっぱキツいの!?
兄貴でもキツいの!」えええっ
見習い「えっと。本当にすみません
ありがとう御座います」ぺこりそそくさっ
テオドール「リアルなお話になって参りまして御座います
まあ、社会人ってのは苦労が多いという話に致しま ん?」
晴明「寒い中来てやったぞ
あけてるがめでたいな」着ぶくれもっこもこ。
白「寒がり過ぎだろ」
泰澄「おじい‥ 晴明様はご老体な物で。
あけましておめでとう御座います 」苦笑
晴明「ほれ、寒い中来てやったのだ 早くうちの孫に出す物出さぬか」はーどっこらせっ
テオドール「何で御座いますか この図々しいカツアゲ爺は」ちっ
白「お前も苦労するな
今年も頑張れ。ほらお年玉」
泰澄「Σちょ、新年の挨拶じゃないん Σあああちょっこの流れで受け取れませんて!
うわやめてやめて!懐に捩じ込まないで力強っ!!」ひいいっ
粋「いやもう大人しく受け取っといてやって
兄貴は金でも意見でも1度出したのは引っ込めるのとかマジで嫌がるから」
泰澄「Σケンカとかしたら不味いんじゃないですかその性格!!」えええっ
テオドール「毎度彬羽さんが口喧嘩に持ち込んで完封しておられますので問題御座いません」さらり。
泰澄「Σ魔王の副官凄っ!」
晴明「細かい事は気にするな
親戚の子供の成長を改めて見るなど 正月くらいしか機会は無いのだ。
子供には美味い風物詩よの」ふははっ
粋「正月つっても 三が日とっくに過ぎてっけどな」
晴明「我が家の正月は寝正月と決まっておるのでの」ふっ
泰澄「いえ、晴明様
それいつもです。 」きっぱり。
テオドール「大人にはきっつい風物詩に御座いますねえ」
白「子供がそう言うの気にするな。
そもそも俺親戚じゃないんだけど
あれ?泰澄 本当になんかデカくなったか?」あれっ
泰澄「え?そうですか?」
粋「あ、 まだまだ成長期か
晴明もそこそこ背高いし お前もデカくなるのかな」へー。
白「テオ、ちょっと立ってみろ」
テオドール「あのー。私は化け物に御座います故
泰澄さんと同じ年頃と言っても そんな急に伸びないかと
「いいから立ってみろ」
一同(いや、元から背丈抜かされてるだろ。)
白「‥‥。」背伸びっ
テオドール「あの、気がお済みになられまして御座いますか?」えーと
泰澄「あの、なんで私の成長見るのに 私の横に並ばないんですか?」ひそっ
粋「意地。」即答っ
晴明「つまらん所で細かい魔王よの
白「細かい言うな」
襖がらっ
皐月「はーい そろそろ昼の部行くでー。
あれ?どしたん?」
白「別に。」
皐月「?
まあええわ。お客さんもお待ちかねや あけましておめでとう全開で行くでー」
白「正月はもう終わったろ」すたすたっ
皐月「え? いやあの 商売的にはまだ正月 あいつどしたん?」あれっ
晴明「もう他所のガキの成長を見たくないんじゃろな」
皐月「は?」
テオドール「さーて。あけおめ祭も終わりに御座いますね」
粋「おう。兄貴に合わせて平日モードに戻るか」うんうんっ
皐月「へ? 構わんけど 仕事上はもちょい正月引っぱってやー」手ぱんぱんっ
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