彬羽「おい お前の猫の毛鬱陶しいぞ」毛はらいっ
白「そうか。ほらほら襟巻き襟巻き」猫巻きっ
猫「にゃん」ごろごろっ
彬羽「Σ視覚から暑苦しい!!」
千様「何してるの あの子達。」
シロ「ここ数日一気に暑くなったからな」
粋「兄貴ー あんまカラス虐めんなよ」
魄哉「なんだかんだ元気ですねえ」
蒼月「ジジイも袈裟暑苦しいよ 何枚着てるのそれ」
魄哉「いえ ちょっと湿気にイラついたので試しにひんやり素材を作ってみた所案外涼し
千様「ひんやり素材でじゃなく ひんやり素材を作ったのね」ああうん。
家康「今日も元気にオーバーテクノロジーだねえ」苦笑。
魄哉「ちなみに 技術協力はカイコちゃんです」
粋「Σお前そんなの出来たの!?」
カイコぱたぱた 糸ふーっ
蒼月「出来たの見て見てって感じだね」わおー。
白「飼い主に似ないで器用だな」へー。
魄哉「普通は器用でも無理ですけどね」きっぱり。
千様「でもこれ 1着作るのにどんだけ糸要るの?
カイコちゃん1匹でこれ全部?」
魄哉「僕が作った合成繊維でかさ増しはしましたが、めちゃ効率悪いので実用的ではありませんねえ」うーん。
家康「化学とオカルトの合作みたいな物かあ」ふむふむ。
シロ「この二体の合作の時点で100%オカルトだがな。」きっぱり。
粋「そっか お前そんな手伝いしてたのか
頑張ってたんだな
それであんま最近食欲なかったのか」うんうん。
千様「カイコちゃんの食事って」あら
シロ「取り憑いて生体エネルギー吸うあれだな。
日常的に吸わせとるのもどうかと思うが」
魄哉「あ。すみません
それお手伝い料として 僕が吸われてました。」
粋「Σただの満腹かよ!!」
魄哉「疲労回復させたげないとと思いまして
いやー食欲旺盛な子でびっくりしました」あははっ
粋「Σなんか腹立つ!!」
白「修羅場か?」
彬羽「なんで三角関係みたいになってんだ」
小太郎「拗ねるなよ ほれ、お手お手。」前足てしてしっ
粋「拗ねてねーし」けっ
千様「拗ねたわね」
家康「拗ねたね」うん。
魄哉「という事で こちら合成繊維100%ですがいかがでしょう」サンプルっ
彬羽「? 冷えてるか?」触りっ
魄哉「あー、やはりこれくらいじゃひんやり感じませんか」
家康「え?結構冷たくて気持ちいいよ?」ぺたぺた。
白「んー?」困惑っ
小太郎「特に冷たくないよな?」わおんっ
蒼月「あれ?冷たいよ」
シロ「全く冷えんが?氷耐性あるからか?」はて。
一同「?」
魄哉「物凄い微妙なラインなんですかね?」うーん。
千様「冷たく感じる子とそうでない子の違いは何かしらー?」
襖がらっ
石燕「あれ?皆してどうし
魄哉「石燕さんちょっとコレ触ってみて下さい」しゅばっ
石燕「Σへ?」
一同(Σデータ取りがガチだ!!)
魄哉「何が基準で冷たく感じるのか解れば 効果的なの作れるかも知れないじゃないですか!」真顔っ
家康「あーあ また変なスイッチ入っちゃって」苦笑
石燕「ヒヤッとするっすね?」ふむ。
魄哉「ふむふむ。」メモ
小太郎「えっと。シロは冷たく感じないんだよな
何だろ 霊感有る無しかな?」
家康「霊感あると冷感感じない?」
蒼月「Σうわさむっ!」
家康「Σ駄洒落じゃないよ! 」
蒼月「俺めちゃ見えるタイプだけど冷たかったよ?」
家康「あれっ?」
白「一二三 ちょっと触ってみろ」
一二三「ぬくいだよ?」あれ?
千様「皆触りまくった後だから かしら?」うーん。
小太郎「拗ねこきは?」わおんっ
粋「ぬるいな。」うーん。
彬羽「言いたくねえが 単に熱量多いガキか、年寄りかの差じゃねえのか?」
家康「Σあっ」
魄哉「あー確かに 体温低いジジイですね」納得。
石燕「Σとうとう高齢者の仲間入りー!!」ガーン!
蒼月「Σいやいやいやいや俺高齢じゃないよ!?」
彬羽「お前は蛇だろ
変温動物だからじゃねえのか?」
蒼月「Σうおそう言えばっ!!」ほっ
挿音(・・・冷たくねえな。)うん。
粋「何コソッとやってんだよ」
石燕「挿音さんももうすぐアラサーっすからね」けっ
挿音「いや引きずり込もうとすんなよ お前も単に不健康で血行悪いからじゃね?」
石燕「Σあ」
千様(アタシやんなくて良かったわ)ふっ
魄哉「コレ高齢者向けに売り出したら行けますかねえ?」うーん。
挿音「量産できなきゃキツくね?」
魄哉「工房作れば行けますよ」
蒼月「絶体魔方陣とか有る系の工房だよね?」
家康「そんなの無くても作ったもの大概呪われちゃうでしょ」
コマ『お呼びで?』筆談っ
粋「うん。呪いのカラクリ居たな そういや」
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【診療所】
常連の爺さん「涼しいのー」座布団ひんやり。
常連の婆ちゃん「ひんやりするのー 極楽極楽」ほうっ
飛天「うちの里 高齢化進んでるからまとめ買いしたいんだけど。」真顔。
魄哉「Σ思わぬ所で顧客が!!」
飛天「Σだってカラスだぞ!!黒いんだぞ 夏は熱吸って辛いんだよっ!!」
家康「知ってる。特に暑がりのカラスうちに居るからね」荷物持ちっ
飛天「つか ヤング向け作れない?」
魄哉「そちら開発中です
ひんやりレベルは彬羽君基準でよろしいですか?」
飛天「うん。アイツの暑がり幼児レベルだし」
彬羽「Σぶえっくし!!」
シロ「む?夏風邪か」
彬羽「いや?冷え様が無いしな」はて。