千様「この寒いのに鬼ごっこ？」はあ？
蒼月「だってさー信じらんないよねー」コタツでごろごろ
家康「あのー。白さあ 仕事終わりだよね？
年末の役者業てすっごい体力使うって言ってなかった？」
白「だから体凝ってるし動かしたいんだぞ？」柔軟運動っ
魄哉「あー解ります
動いてほぐさなきゃやってらんない時ありますよね」肩ごきっ
蒼月「アンタは温泉持ってんだから そっちでどうにかしてこいよ」
千様「にしてもー。なんでまたシロ君と？」
シロ「解らん。
思い付きで行動する奴だからな」うーん。
粋「兄貴ワガママだかんなあ」遠い目。
蒼月「あっちが何か知ってそうだね」ふむ。
千様(しょーもない予感しかしないわ。)うん。
家康「確か去年もやってたねえ」
石燕「あー。あっしが変に手出ししたせいでシロさんの犯則負けになっちゃった奴。
ひょっとして恒例行事なんすか？」
蒼月「いや。ないない。
こんなもん何で恒例でやんなきゃいけないのさ」
彬羽「シロの奴も年末割烹のバイトでシフトきっちり入ってるんだが
ケガされるとこっちが困るんだがな。」怪訝っ
粋「いや今回のこれ お前のせいなんだけど。」
彬羽「Σ何故に！？」
魄哉「あ、何となく察しました。」
粋「あのさ。お前も副官なら兄貴のクッソワガママさ知ってるだろ？」
彬羽「いや、身に染みてるが。
それが何故こうなる？」
石燕「お。始まったすね」
家康「シロがんばれー 死ぬんじゃないよー」
粋「んでよー
ほら、ぶっちゃけ最近シロってよ 成長目覚ましいだろ？
ちょっと前まで普通に竹刀振り回してただけなのによ」
彬羽「確かに最近頭を使い出したと言うか
色々応用を効かせ始めたと思うが それが何故にだ？」ふむ。
魄哉「Σおおっ いきなり足場を無くすとはっ
シロ君やりますね！」おおおっ
家康「Σいやアレいいの！？ あそこだけツンドラ地帯みたいになってるけど！」
魄哉「この辺一帯僕の持ち物なんで構いません
なんなら地形変わってもクレーター作っても後で適当に埋めますし
蒼月「良くないだろ。つか自分の仕事はほっといて良いのかよジジイ」
魄哉「えーだって こんなのやってる中じゃ気になってコツコツデスクワークとか無理ですって
ゴシャッ！
粋「んでよ、 それってやっぱお前が実戦にあいつ連れ出してるからだと思うんだよな
ほら、大江山のチンピラ妖怪？ アレの処理がそんなのなってるとか兄貴知らなかったぽいし」
彬羽「Σいや今変な音が 「大丈夫だって。
当たってたら誰か悲鳴上げてるって」
家康「おおお。今のは焦ったねー」せんべいばりばり
千様「鬼ごっこって反撃有りなのね。
おっそろしいわー」ばりぼりぼりぼり。
蒼月「最早スポーツ観戦だね」
石燕「あの、あっしは怖すぎてせんべい食う余裕ないんすけど Σうっお！ちょでっかい霜柱がっ！！」
小太郎「Σシロ凄っ冬は独壇場！！」おおおっ
家康「おお白も読んでた！ 霜柱真っ二つ」ばりぼりっ
千様「あー大丈夫大丈夫
シロ君タフだし」
魄哉「意外と頑丈ですよね
じゃなきゃ生きてけないと言うか何と言うか
Σあ、蹴り入った」
彬羽「すまん。外野が凄まじく気になって何がどうなってこうなったのか考える余裕がねえ」
粋「一言で言うなら お前が割烹で何やかんや教えるようになってからシロがこっちでも腕上げたんでムカついてんだよ。」
彬羽「・・は？」
粋「理解出来ねーだろ？
俺も言いながらイマイチ理解出来ねーわ」ふっ
蒼月「つかそもそも 割烹のバイトの仕事教えられて腕っぷし強くなるって何なの？」
家康「あー、前も言ってたね 応用力がついたとか？」
魄哉「いえ単に
彬羽君のが色々と教えるのが上手い。と知った為
ちょっとした手伝いその他を率先しこなして行った結果。
スムーズに教えのあれやこれやを吸収し
応用出来るまで自分のものにしたとかそんなだと思います。」
千様「あー あの子熱血で素直だから」納得。
石燕「つまり
彬羽さんに負けたのがムカついて 稽古つけてるんすか？あれ。」
粋「多分？」
彬羽「おい、それは俺のせいなのか？」
魄哉「あの子が連れてきた子ですからねえ シロ君。」苦笑
家康「成る程。ワガママだねえ」
小太郎「そっか。確かにシロ
今まで筋トレ自主練しかして無かったもんなあ」ふむ。
彬羽「いわゆる実戦で稽古の万倍実力を発揮するタイプだ
その毎日の自主練は無駄にはなって無いぞ？」
家康「うん。それ白の前で言わないでね
知らなかったりしたら更に変な対抗意識燃やされるよ」
彬羽「Σ知っちゃいるが面倒くせえ！！」
石燕「とか言ってる間に シロさん焦げたっすよ」
粋「Σうお兄貴火はダメだろ火はっ！！」
蒼月「Σうっかりやっちゃったって顔してるよ！だから怖いんだよこの人っ！！」ひいいっ
白「・・えーと。」困。
シロ「お前 それは無しと言っていたではないかっ」けほっ
小太郎「Σあ。凄い 生きてる」おおっ
魄哉「とっさに氷ガードいれましたね
さすが。」ほっ
白「うっかりだうっかり。
ほら頑張れ。 捕まえたらこの七星剣やるから」
魄哉「Σうちの国宝ーーッ！！」ひいいっ
家康「あれ？
アレもゴネて取られたんじゃ無いの？」
魄哉「アレは無理です！！
本物の聖徳太子縁の品ですよ！？ 」
白「忘れてた。後から払おうと思ってたんだ
いくらだ？」
魄哉「ダメです！値段つけれません！！！」
シロ「すまん。 特にいらん。」きっぱり
白「Σあれ？」
彬羽「だろうな。
明らかにシロの好みじゃ無いだろ」
シロ「だな。刀なら何でも欲しいと言うわけでも無い」うむ。
彬羽「Σなんでだ！明らかに燃やす気だろ！！」
千様「彬羽君のがシロ君理解してんのねー」ふむふむ。
石燕「あ。成る程
息子の扱い解らんでほっといたら面倒見のいいダチが親父の如く慕われてた。 みたいなもんすかね コレ。」
粋「Σあ！それか」おおっ
蒼月「ねえ。徳川の宝物庫 荒らされてんじゃ無いの？」
魄哉「ですね。寿命が縮みますよ」七星剣抱えっ
家康「宝物庫のカギ 頭脳テストに合格しないと空かないようにでもするしか無いねえ」うーん。
千様「それやると普通に壁ぶち破るわよ あの子は。」
