千様「あらー?粋君はー?」
テオドール「ちょっと診療所の方に」
家康「ん?怪我したの?」
酒呑童子「あー。ありゃ大怪我だわ」ちらっ
白「そこまで言う程か?」むう。
家康「あ。
何? 白まーたキッツイ事言ったの?」ありゃ
酒呑童子「おう。俺じゃ愚痴聞きにもならなかったわ」ふっ
蒼月「アンタ その見た目で面倒見良いよね」ふーん。
ーーーーーーーーー
【幕府公営診療所】
粋「有能になる薬を下さい」ずーんんっ
飛天「うちは 精神は診てないんだけどなあ。」
ダミアン「専門外につき お帰り頂けるか」真顔っ
粋「Σ弱ってる奴に容赦ねえ!!」
ダミアン「診れぬ物を無理に診て 拗らせたらどうするのだ。
出来ぬ物は出来ん
患者の健康の為 きっぱり言うのが医師の役目だろう」キリッ
飛天「うん。医者はこっちな」
粋「くっ。事務が優秀過ぎるっ」
ダミアン「と言う事で 大人しく帰って寝るのだ
睡眠は大事だぞ」な?
飛天「そうそう。
お宅の兄ちゃんの事だから 言った事も忘れてるって
と言うか ボキャブラリーが貧困なせいで逐一過激に思えるだけだろ」
粋「うーん。」悩っ
ダミアン(帰る気ないな) うむ。
飛天「んー。根本的な解決にはならないと思うけど」
粋「Σおっ」
ダミアン「飛天殿、
専門外を半端に甘やかすのは」むっ
飛天「何か出さなきゃ帰らないだろコイツ。
根本的な解決にはならないだろうけど、
兄ちゃんのアタリが強くて自身喪失してるんだろ?
なら、ちょっと間 キツく当たられない様にしてしまえば気も休まるだろ」
粋「Σえ。 どうやって!? 」
ダミアン「どれだけキツく当たられるのが日常なんだ」おい。
飛天「弟だからキツく当たられる
なら、弟じゃなくなってしまえばいい。だろ?」にやっ
ーーーーーーーーーー
粋(♀)「と言う事で!!
しつこく在庫有ったぞ 性転換薬!!」どやあっ
テオドール「Σうわああ!今までこ頑なに薬を飲まなかった人がっ
声 高っ!!」ひえっ
小太郎「Σどんだけこのネタ引っ張るんだよ!!」ぎゃいいんっ
粋(♀)「兄貴はカラスに躾けられてるから 女は殴れねえ!!
どうだっ か弱い女相手じゃ暴言吐く気にもなれねえだろ!」どやっ
白「・・馬鹿だろ」ドン引きっ
粋(♀)「Σあれえっ!?」
家康「今のは 暴言とかじゃなく、心の底から滲み出た本心だからね」うん。
千様「てか、白君のは常にそうよねー」うんうんっ
粋(♀)「ええ
弟じゃなく妹なら もちょい大事に扱われるかと思ったのにっ」よろっ
白「それはそれで嫌だろ
お前相手に 露骨なシスコンしろってのか」きっぱり。
小太郎「ああ、ド正論」
彬羽「その、何だ
コイツも言葉選びが悪いだけで さほど攻撃の意思は無いと言うか
その 今回は何で揉めたんだ?」
千様「ああ 毎度の事だけど
ドン引きながらも どうにか場を納めようとしてるわー」
家康「真面目だと辛いよね」うん。
テオドール「一言で申しますと
粋さんがお使いに出された先で
反物屋さんに お支払する芝居小屋のお金を落とされまして。」
白「売り飛ばされても文句言えない金額だぞ
寄り道してそれって 何考えてるんだ」むう
彬羽「Σ暴言で済んだなら御の字じゃないのか!?」
粋(♀)「Σダメな事したのは俺自身がよく解ってるもんよ!
更に更に追い詰める様な事言う必要ねえじゃ
彬羽「甘ったれるな!!現実を見ろ!!」だあもうっ
家康「で、現実見て そのお金はどうしたの?」ひええっ
白「肩代わり。」
千様「むしろ お兄ちゃんに感謝すべき事案ねえ」あーあ。
小太郎(出せたんだ。
役者凄い)わおんっ
テオドール「ったく
そんなだから甘ったれと言われるので御座います
私より歳上で御座いましょう しっかりなさいませ
第一!我が主に罵られたとなれば 世間一般には『ありがとう御座います』で
彬羽「お前も違う。」
テオドール「えー
でも、地獄太夫さんに 一服盛られた時も
結果的に皆様 ありがとうございます!と」
彬羽「ん?何の話だ?」
白「あ。テオ
それ内緒の奴だ」しーっ
テオドール「Σあ。」はっ
千様「前にねー。
地獄ちゃんのお店が 風邪が流行って女の子足りなくてー
皆で今の粋君みたいになっちゃうお薬盛られちゃったのよね」のほほーん
彬羽「Σはあああ!?」
テオドール「Σ千様さん!?」ひえっ
千様「どうせ此処まで来たらバレるわよお」へらっ
白「罵れと言う奴が居るなら
蹴らないと損だろ?」な?
彬羽「Σ手前は何でまたマニアックな真似してんだ!!」
家康「非常識な魔王様の副官は大変だ」苦笑
粋(♀)「・・まあ確かに
兄貴が払ってくんなかったら
実際どうなってたって話だしな」うーん。
小太郎「なんでそんな 大惨事になる前に冷静になれないかなあ」わおんっ
粋(♀)「いやだって
兄貴は女殴れねえし
下手にやらかしたら 色々怖えし。」えーと
家康「うん。
頭を冷やすって事を覚えようね?」
千様「お馬鹿な子程可愛いって言うけどー。
とりあえず 兄弟揃ってそこそこでっかくなるのやめてくんないかしら?」うふふっ
粋(♀)「Σうおお姉ちゃん 痛い痛い!もげるもげるううぅ!!」ひいいっ
千様「ごめんなさい。
負けてるとは思わないけど アタシがかすみそうで嫌なのー
取れないかしらコレ」ぎりぎりぎりぎりっ
粋(♀)「Σ取れるか取れないかは自分が良く解ってると思うんですけど!?」あだだっ
白「大惨事だ。」うわ
彬羽「頭痛がしてきた」ずーん。
白「けど、まずいな
あの薬って解毒薬ないだろ
効き目が切れる前に アイツに勘付かれたら
蒼月「中身、本性がどうあれ
体が女子なら 平等に接するのが紳士だよね」にょきっ
粋(♀)「Σ桁違いの変態が居るの忘れてた!!」鳥肌ぞわっ
テオドール「あーあ。アホな真似をされるから
逃げないと妊娠致しますよ」
家康「Σ言い方言い方!!」
粋(♀)「Σうわああ洒落になんねええ!!」だっ
蒼月「えー。俺紳士だってのに
怖い事ないよー?」
小太郎「ああ、近寄っちゃダメな奴だ」
白「なんかな。
俺やっぱ まだ甘いかもしれないな?」
彬羽「だな。
あのバカはもう少し 物事深く考えるべきだな」頭痛っ
白「だな。
やっぱ1発殴って 反省させる」すたすたっ
テオドール「Σえ。
あなた様が肉体だけとは言え女性を!?」
白「えーと。
筋肉の造りが違うから 男が女殴るのはダメなんだろ?
なら女同士なら問題ないよな?」すちゃっ
千様「白君。なんで例の薬まだ持ってるの「魔王なめるな。」
彬羽「Σちょっと待っ」ええっ
家康「うん。遅い
行動が早いなあ」うわあ
白(♀)「それ以上近寄ったら有料な」
蒼月「あー。お高い花魁的な?
それも良しだね」ほほう
家康「何が良いの?」
粋(♀)「ひっぱたかれた。」しくしくっ
千様「グーで殴らない辺り 優しいお姉さんじゃない?
反省しましょうね?」よしよしっ
シロ「なんだこの地獄。」
くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る