小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月28日

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彬羽「暑い!!」くわっ


千様「あらやだデジャヴ」


家康「何日か前のお前と同じルート?」

白「俺は枕暑かっただけだぞ」むう



蒼月「今年もこの季節かあ」ふっ

粋「蒼月が元気になるとカラスが暑さで参るんだよなあ」うんうん


魄哉「まだ3月ですけど。」



石燕「彬羽さん暑いのダメなんすか?」

彬羽「体質の問題だ」

白「すぐカッとするから暑いんだぞ」


石燕「へ?
シロさんは平気ぽいっすけど?」

シロ「どういう意味だ」イラッ



粋「こいつ氷使いだから上手く中和されてんじゃね?」

千様「あー。確かに冷え性だものねえ」うんうん。


魄哉「あの 弱っ子扱いされてるみたいで辛そうなのでその辺に」



千様「カイロ要る?」手作り唐辛子カイロっ

シロ「・・結構だ。」ふっ



魄哉「心遣いでトドメささないで下さい そこ。」




家康「ま、確かに今日はあっついねえ
ジトジト雨で湿度高い高い」

千様「何日か前に雪積もったのにねー」


粋「姉ちゃん 愚痴りながらうちの兄貴の髪で遊ぶなよ」

千様「えー。湿気で鬱陶しいでしょ?

ほーら。編み込み編み込み」編み編み


白「お。涼しい」おおっ

彬羽「お前は少し抵抗しろ。」


小太郎(とかボヤきながらやられる前に髪結んだ!!)

千様(ちいっ!勘がいいわねっ)



挿音「何の心理戦だこれ。」



魄哉「ともあれ 暑いと感じるなら麦茶沸かしときますかね
ミネラルミネラル」すたすた。

蒼月「ジジイ。足痺れそうなんだね」

シロ「成る程。
長時間正座からよく歩けるな」

千様「慣れって凄いわねー

てか、居間で仕事って気が散らないの?」

魄哉「部屋でやるの寂しいんです。」真顔。

千様「でしょうね。」

家康「はいはい。解ったから御茶沸かして来よう。
また茶瓶でっかいなあ」

魄哉「大人数ですからね」すたすた


シロ「トシを取ると寂しん坊になると言うが」うーん。

蒼月「あのジジイのは特殊じゃない?」

小太郎「家康 ちゃんと話し相手に着いてったな。」わおんっ

千様「なんだかんだ扱い慣れてるのよねえ。」

挿音「殿より介護士のが向いてんじゃね?」



一同「・・・・。」

挿音「一人くらい否定してやれや。」




粋「ま、まあその

暑い暑いってボヤてたら余計に暑くなるって言うし
うちわでも持ってろよ」

白「解りやすく話変えてきたな。」



彬羽(もはや結構どうでもいいんだがな。)


粋「ほれほれ。
ちょうどここにあんのキャラ的にも良くね?」


彬羽「ん?キャラ的にって どういう


白「でっかい羽で出来たうちわだな。」うん

粋「どっからどう見てもお前向きじゃね?」

彬羽「なんで家の中にんなもん落ちてんだ。」



粋「・・兄貴また芝居小屋の備品持って帰ったとか?」

白「カラス天狗の役とかしてないぞ?」はて。



シロ「ん?お前の私物では無かったのか?」

彬羽「Σそんな自己アピールの過ぎる代物わざわざ持つか!!」


小太郎「ん? て、事は。」





家康「来てたんなら来てるって言ってよ びっくりしたなあ」

飛天「えー。声かけて返事無いから ちゃんとお邪魔しまーすっつって入ったけどな」

魄哉「それ僕の部屋の窓からですよね?」

小太郎「あ。やっぱ上がり込んでた。」




彬羽「里じゃあるまいし他所の家に勝手に上がるなっつってんだろが!」

飛天「それが当たり前で育ってんのに 今更変えろってのが無理だっての。」ふんぞりっ


石燕「カラス天狗の里 アットホームなんすね。」

シロ「いや。単なるド田舎だ。」きっぱり



粋「あ。んじゃこれお前のか」うちわっ


飛天「ん? あ、そうそう
自分の羽で作ってみたんだ いいだろ」得意気っ

蒼月「ああうん。自己アピールすっごいね」納得。



粋「カラス天狗のうちわって 突風起こすとか言われてるけどさ
特に何にも起きねえよな」ばっさばっさ

小太郎「いやそれ試して竜巻起きたらどうするんだよ」

飛天「ああそれは Σって待て待て待て!!お前は持つな!!」

白「ん?」




魄哉「蒼月君!結界フルで!!」呪符の束っ

蒼月「Σへ!?え?何事っ!?」





間。







魄哉「カラス天狗のうちわは 『妖怪』にしか使えないんですよ。」ボロッ

石燕「成る程。粋さん普段はちょっと頑丈な人間だったっすね。
そりゃうちわも反応しないっす」納得。





一二三「なんで縁側無くなってるんだべか?」


挿音「さあな。
誰が直すんだ これ」キセルふー。




彬羽「毎度毎度変なもんばっか作りやがって!!」

飛天「いでででで!今回は至って普通だろ!!」


シロ「喧嘩するなら外でやらんか 羽が散る!」


白「で、涼しくなったか?」

彬羽「なるか!!」くわっ




家康「背筋ひんやりはしたよね」

蒼月(間に合わなったら吹っ飛んでた吹っ飛んでた吹っ飛んでた!)ぜーぜー





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