小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月26日

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焔「おーい。吸血鬼の兄ちゃん送って来たぞー」



小太郎「Σえ! マヨイガって外国にも繋がるのか!?」

焔「出来るっちゃ出来るけどよ
マヨイガの疲弊凄いから しばらく呼び出すなよ?」

蒼月「家が疲弊って何それ」

粋「そっか。じじいの家 生きてんだっけ」


焔「おうよ。普通にその辺繋ぐだけなら お前らが歩いて移動するみたいなもんだけどよ
海の向こうまでならメロスばりの全力疾走よ

て 事で絶対呼び出すな」

白「めろすって誰だ。」

一同(うっかり呼び出しそうだなあ。)うーん。



千様「ちなみに無理させるとどうなるの?」

焔「道端に倒れる様に家が崩れる」きっぱり。


粋「よし。兄貴 今日は大人しくしとこうな?な?」

白「んなポンポン迷子にならないだろ」

家康「うん。フラグ立てるのやめよっか。」





間。






白「あれ?何勉強してるんだ珍しい」

挿音「人を馬鹿みてえに言うんじゃねーよ
忍びにゃ知識も必要なんだよ」本めくりっ



白「え?」

挿音「おい誰か この脳筋白髪どっか持ってけ」



家康「ごめーん。 今天海にお茶頼まれてるから子守り無理。
良し!温度オッケー」すたたたっ

白「玉露いれるのだけは上手いって誉められてたもんな」うん。

挿音「ガキ扱いされてんのは良いのかよ

つーかよ。
忍に限った事じゃなくよ ある程度の頭はマジで必用だぞ」

白「?」

挿音「ほれ、さっきお前の爺ちゃんが送って来たあの西洋の吸血鬼よ
お前ら 灰になるのネタにしてがよ
ありゃ俺から見たらかなり合理的だぞ?」

白「ん?何でだ?」



挿音「身の危険感じると灰になる。でもって再生するなら ほぼ無敵じゃね?

灰にダメージ与える方法とか俺知らねーわ」キセルぷっはー

白「お前 初対面の奴の倒し方とか考えるタイプか」

挿音「忍は応用力必須だかんな」



白「確かに 灰になったら攻撃効かない
で、ビビるとすぐに灰になる
ある意味あいつ無敵か」ふむ。

挿音「物は考え物なんだよな
単なるビビりも裏返しゃ身を守る術になる事もあんだよ

で、その裏返し考えるにも ある程度の頭の柔らかさと知識は要るって奴だ 」



白「お前ひょっとして 勉強の出来る元ヤンか」物凄くびっくり。

挿音「おいこら誰でも良いからこいつ回収しろマジで。」






家康「ごめんごめん。えーと何だっけ あれ?粋どしたの?」

粋「ダメ元で撤収しようとしたけどやっぱ無理だった」ボロッ


白「なあなあなあ。で、何勉強してるんだ?」興味津々っ

挿音「Σだあああっ!うっぜええええ」イラアアッ


家康「あ、これ私達の手には負えないね」そそくさっ

粋「うちの兄貴がマジでごめん。
興味持ったら最後だから適当に流しといてホントごめん。」

挿音「おう 最悪川に流してやらあ」ちっ



家康「で、何を真面目に読んでるの?」

挿音「お前もかよ
ちっと彬羽の奴に貸りたのをよー」



粋「『この世で最も最悪の食べ合わせ』?」えーと。

家康「何に使うのこんなの 嫌がらせ?」うわあ。

白「さすが悪代官に痺れ薬盛る忍だな」うん。

挿音「まとめて痺れ薬盛るぞ手前ら。」


粋「Σはっ!まさか痺れ薬の感覚で 不穏分子の腹の具合を悪くする 的な!?」

白「うわ。陰湿だな」


挿音「さほど間違ってねーな。」

家康「Σ間違ってないの!?」


挿音「腹痛なんてかわいいもんじゃねえけどよ

ほれ、親父の使う薬ってのは化学だなんだワケ解らねえのがほとんどだろ?
けどよ 飛天が使う漢方ってのは結構そこらの草とかから作れんだよ」

粋「ん?何の話だよ」はて。

挿音「つまり、そこらに有るもんも薬になるって事だ

で、俺ら忍が周り嗅ぎ回るようなのっつったらよ 暇を持て余したお偉いさんが多いんだよ」

家康「ふむ?」


挿音「つまり 不摂生で何処なり悪くしてたっけー薬飲んでますって奴が多いんだよ

だからよ ちょっとそういう薬の効き目強くする様なもん食わしちまえば 何処なり弱ってんだ剃りゃダイレクトに

粋「Σ痺れ薬のがマシだった!!」ひいいっ



挿音「普通食うもんなんて毒入ってなきゃ気にしねーからな。」

家康「うん、お前にだけはケンカ売らない様にしとくね」


白「けどそれ どの薬だとどれが効くとか全部覚えなきゃいけなくないか」むう。

挿音「そりゃーな。
まあ そこらで簡単に手に入るもんしか使えねーし 相手も口にしねーよ
大した量じゃねえわ」

白「へー、そんなもんなのか」ページめくりっ

粋「Σこら兄貴!邪魔すんなっつの!!」




挿音「問題ねえ 数は少なくても成分やらびっちり書き込まれてっかんなー」キセルすぱー

白「うん。飽きた」そっと閉じ。


家康「うん。読めないよね 見栄張らなくていいよ」





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彬羽「ん?どうした手前ら揃って。」



粋「えーとその。課外授業塚何つか」

彬羽「は?」



挿音「悪い この時期柑橘類とか有ったかなーと思ってよ
山育ちことお宅の大将連れ出したらはぐれたわ」

彬羽「Σはあああ!?」



家康「白 どこいったのー 返事してー」山びこっ


彬羽「放っときゃマヨイガ使って帰ってくんじゃねえのか?」

粋「いや今マヨイガ使うと家倒壊すんだよ」

彬羽「Σ何故にだ!?」




家康「どしよ。徳川忍軍出す?」

挿音「迷子捜索に動員かよ
あーでもあのリーサルウェポン野放しはな

いや俺のせいかこれ? あーもう動員するか」ため息。

粋「兄貴は一瞬でも目を離すとなあ」あちゃー。

家康「ほぼほぼ三歳児だよねえ」うん。










白「マヨイガも崩れたら再生したら良いのにな?」

通りすがりのシカ「?」葉っぱもぐもぐ。




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