小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月28日

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一二三「お芋掘りして来ただよー!」泥んこっ

千様「あらー 大漁ねえ」にこにこ。




挿音「畑、壊滅してんだろうな」キセルすぱーっ

彬羽「すまん。」

挿音「待てこら マジで壊滅してんのかよ
あーもういいわ ガキ遊ばせる時点でしゃーねえわ」ため息。



一二三「白さん お芋焼いてけろー」わくわくっ

白「ん?落ち葉無いと
テオドール「先程集めておきました!」胸はりっ

千様「あら気が利くわねー」関心っ



風びゅおっ!

落ち葉ぶわわわっ


挿音「物陰にしとかねえと ここ高所だし散らされっぞ」

さらさらっ

一二三「Σぎゃっ テオさんが灰にっ!」びくっ



白「風強いのに灰はやめた方がい

びゅおおっ

灰ぶわっ!

千様「Σテオくーん!!」ひいいっ



彬羽「Σおい!バラバラになったら復活出来ないんじゃないのか!?」

挿音「よし出番だ」肩ぽん。

小太郎「Σニオイで灰集めろってのか!?」ぎゃいいんっ




白「じゃとりあえず芋焼いとくか」落ち葉わしわしっ

千様「白君ちょっと待って
今灰増えたらややこしいわ」





間。






粋「最近普通の灰との違いが解るようになってきた」ぜーぜー。

一二三「すんごい特技だなあ」うわー


テオドール「毎度お手数おかけ致します」深々お辞儀っ



挿音「炭は炭でも木炭なら 燃料として再利用出来んだけどな」キセルふーっ

テオドール「Σ何の話に御座いますか
燃やす気満々ですか!?」ひいいっ

挿音「嫌ならぽんぽん灰になんじゃねーわ
回収大変だろがよ」

粋「お前微塵も手伝ってねえだろ」ぜーぜー。




白「お。この辺の小さい芋そろそろいけるかも」ガン無視っ

一二三「おお!さすがの火力だべ」おおおー







魄哉「秋の風物詩ですねえ 」のほほん。

家康「だねえ。 まざってきたら?「仕事の合間の息抜き中なんですよ 戻りたくなくなるでしょう」


家康「少しくらい良いと思うけどねー

ん?それ何? 息抜きとか言いながら仕事持ってきたの?」

魄哉「いえ、コレはちょっと

白君ついでにコレも燃やして下さい
跡形もなく絶対復元出来ない様 粉っごなの粒子になるくらいまで」くわっ

白「芋が炭になるぞ」

粋「何の証拠隠滅だよ」引。



魄哉「政務なんて綺麗事だけじゃやってられませんから

では程好くじっくり焼いて下さい」火にぽいっ

白「じっくりコトコト煮込んだ裏帳簿「なんで裏帳簿なんて言葉知ってんですか」



彬羽「・・・」目そらしっ

魄哉「Σまさかの君ですか!?」えええっ

家康「何って聞かれて素直に説明しちゃった感じだろうねえ」苦笑

テオドール「裏帳簿とは何なので御座いますか?」

一二三「なんだべ?」

粋「Σえ えーと
俺馬鹿だから解んないなー」冷や汗どばっ



千様「よし話変えましょ
晩御飯はじっくりコトコト煮込んだ角煮がいいわ」キリッ。

彬羽「Σほぼ強制じゃねえか!!」

挿音「気を付けろよ その女は1回やらかすと後々そのネタで延々たかってくるぞ」キセルすぱーっ

白「経験者の話か Σあいた。」

挿音「今日はやたら冴えてんなお前」


家康「あーこらこら 火の近くでケンカしないよ
危ないなあ」


魄哉「火事には気を付けるんですよー

さて、僕はそろそろ仕事に戻り ・・・ん?」ふと。

小太郎「どうしたんだ?」わおんっ



魄哉「ちょっとお待ちを!」だっ

粋「Σへ 何? どうしたんだよ!?」



彬羽「Σまさか。」はっ

一同「?」







魄哉「すみません こちらも全部燃やして貰えますか?」
両手に収まり切らない書類の山っ

白「どんだけ人に見られちゃ不味い事してるんだお前」うわあ

魄哉「しゃーないでしょう!戦国後のあれやこれやって正攻法じゃどうにもなんないんですよっ!!」必死っ



一二三「あれ全部燃えたら テオさん何人分の灰になるんだろなあ」

テオドール「何か嫌なので御座いますが それ」うわあ。






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粋「って、事でアホみたいに芋焼けたから丁度良いや 食ってけ食ってけ。」

一二三「おらが掘ったんだぞー」きゃっきゃっ


晴明「気のせいか 業の深い味がするのう」焼き芋もぐもぐ





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