鏡子「冬 ですかあ」へー。
粋「おう。一気に冷えて 毎朝さっむい寒い」ぶるるっ
鏡子「またお腹壊さない様にして下さいね?」
小太郎「なあなあ、今年も雪降るかな」わんっ
シロ「凍らせる事なら今すぐ出来るが
粋「マジでやめろ。 便所占拠すんぞ」
白「冷えたら下痢ピー確定なのか。」
鏡子「お腹痛いのは嫌ですけど
私はもう寒いって感覚も忘れましたね
ちょっと羨ましいです。」苦笑
テオドール「あー。取り憑いてるのが鏡に御座いますしね
生物ではないので 感覚は無いと」ふむ。
白「神経とかが有る鏡なら 感覚も有るのか?」はて?
粋「兄上 何そのドックンドックン脈打ってそうな鏡。」
鏡子「ごめんなさい 存在してても取り憑きたくありません」
彬羽「どういう会話だ。」
シロ「たった1回 ツッコミを放棄すると大惨事になるな」うむ。
蒼月「寒いいい!!
鏡子ちゃん そこに匿って!」じたばたっ
鏡子「Σきゃー!
勝手に人のパーソナルスペースに入ろうとしないでえええっ」ひいいっ
白「落ち着け鏡子。
死ななきゃ入れない」どうどうっ
シロ「こら! 婦女子の部屋に乱入しようとするでないわっ」
テオドール「そうで御座いますよ。
ただでさえ 貴方は性犯罪者予備軍なので御座いますから」ほんとにもー
蒼月「Σどさくさで何適当抜かしてんの!
合意の上でしか Σあ」
鏡子「本日の営業は終了しました。」けっ
どろんっ
蒼月「Σあああシャットアウト!!」
粋「テオお前 わざとやってねえ?」ひそっ
テオドール「私自身 ジルケにセクハラされながら育ちました故。
こう言う奴ぁ 総じて不幸になりやがれで御座います
まして女性とフラグを立てようなんざ100年早い」ふふんっ
一二三「今日もドロドロだべ。」
彬羽(子供の教育に悪すぎる) うーん。
間。
蒼月「うー。寒いっ」ぶるるっ
家康「妖怪温泉に行ってきたら?
天海に越冬用にフリーパス買って貰ったでしょ?
蒸気で暖かいよ」
蒼月「行くまでが寒いんだよ
失神したらアウトなんだよ 俺蛇だもん。
あ、千ちゃん 気付け代わりに一緒に行かない?
んで魔王様、 千ちゃんの分のフリーパス貸して。
俺金無いから」へらっ
白「色々と酷いな お前。」真顔
ーーーーーーーーー
【妖怪温泉】
テオドール「うわー。蒸気でぬっくぬくに御座います。」おおっ
粋「だよな
やっぱ蒼月も来りゃ良かったのに」床磨きっ
白「お前まだ ここのバイトやってたんだな」へー。
粋「そりゃ荒ぶるお客さん多いんだもんよ。 雑用用心棒は必要
あ! 番台さん違う違う
あー新人か ほらあっちの先輩みてえに
お客さん お待たせしてすんませーん」ぺこぺこっ
テオドール「ホンットこういうの向いてる方に御座いますね」
白「で、何だっけ?
なんか厄介な客が来てるんだっけ?」
粋「へ?あーうん
なんかさ お得意らしいんだけど
凄え気が立ってて もう営業妨害
どむっ!!
テオドール「Σうおお!熱湯の濁流!!」コウモリ羽ばさあっ
白「アレか。」ぶら下がりぶらーん
粋「Σ俺も助けろや! あぢぢぢぢぢぢっ!」ばっしゃばしゃ
テオドール「すみません
私、ホバリングで持ち上げるのは1人が精一杯に御座います」ばっさばさっ
湯煙もわわわっ
ずずーん。
白「あいつ今 壁壊したよな?」すたっ
テオドール(くれぐれも足を滑らさないで下さいませ。
あなた様はおカナヅチに御座いますよ) ひやひやっ
粋「おう。
ここまでやられると
もうお客様でも関係ねえよな」這い上がりじゃぶぶっ
白「けど、なんであんな怒ってるんだ?
クレーマーか?」はて
巨大妖怪『ニンゲンノ ニオイ。』ぎろっ
白「あ、お前のせいか」手ぽんっ
粋「Σうおお まさかの人間の血にキレられてた!!」ひええっ
テオドール「また人間共が何かしたので御座いましょうか?
理由が何であれ 温泉を此処まで壊されると オーナー殿がお怒りに御座いましょうね」うーん。
白「だな。他の客に迷惑だ
帰れ」しっしっ
粋「あの、兄貴
一応VIP客みたいなんで もうちょい穏便に」そのー。
巨大妖怪「人間ト 会話シタ
オマエモ敵ッ」くわっ!
白「そうか じゃあ殴り合いで決めるか」扇子すちゃっ。
粋「ΣだああVIPだっつってんのに!!」ああもうっ
テオドール「どっちが強いかハッキリさせて従わせる方が早い ってのが妖怪で御座いますからねえ」バッサバサッ
粋「Σいや兄貴が暴れたら こんな建物も俺等も吹っ飛ぶだろ!!」
テオドール「だから扇子なので御座いますよ
周りを壊さない様に 獲物でぶん殴られるおつもりなので御座います。」
粋「Σ一応 気を遣ってた!!」おおっ
巨大妖怪『人間ニ関ワル者 全テコワース!!!』しゃああっ!
白「そっか。じゃあ俺もぶっ壊す気で来い
俺も半分は人間だぞ」挑発っ
テオドール(あ。問答無用のカウンターで 建物の被害を最小限に抑えるつもりに御座いますか。)こそこそっ
粋「Σえ。隠れた方が良い感じ!?「消し炭になりたくなくば。」
他の客A「えっと?」冷や汗っ
他の客B「なあ、あの揉めてるあの白いのって まさか」後ずさりっ
粋「Σやべえ! お客さん方 逃げて逃げて!!」ひいいっ
白「傍迷惑だ。さっさと終わらせ
ゴッ。
白「Σあいた」
ずる
ばしゃーん!!
テオドール「Σあああ!酷いっ!!」
彬羽「地方の名の有る神だぞ。主要な奴くらい覚えておけアホか魔王。
キレられたら 村が三つは川に沈むぞ」はーやれやれっ
粋「Σいや兄貴カナヅチ てか 今後頭部に正拳突き
じゃなくて 喧嘩してる相手が居なくなったら アレどうすんだよ!?」うわああっ
彬羽「真っ向からやりあうな。
どう考えても 他の客に迷惑 いや犠牲が出るだろうが。力に力をぶつけるな」
テオドール「と 言うと?」ばしゃしゃっ
白「バカラス 覚えてろ」げほっ
千様「はぁーい 蒼月君良かったわね 暖かいわよー
て、事で 混浴の為に頑張ってね」おほほっ
蒼月「Σ寒い中ようやく辿り着いたのに あんなムサいのとやり合えっての!?」えええっ
粋「うわー。
馬鹿だけど すっげえ頼りになる奴来た」
彬羽「名の有る神だが 錯乱している様だ。
今ならお前の幻術で大人しくさせられるだろ」
蒼月「えー。原因も解らないのに鎮静化させろっての?
無茶言うなよ 幻術はデリケートなんだよ」
白「やっぱ俺が」ずぶ濡れイライラっ
粋「うん。八つ当たりの相手探さねえで兄貴」
彬羽「いや手前は別件に向かえ。
何でも カニ漁の漁師が 水底の封印岩を網に引っ掻けたらしく、
馬鹿でかいのが この国に上陸しようとしてるとかって話だ」地図ほれっ
粋「Σ封印弱えな!!」ひえっ
千様「えー。おっきいのってどくれくらい?」
彬羽「偵察に行った一反木綿に寄ると
琵琶湖くらいとかって話だが」
粋「Σ怪獣じゃねえかよ!」
千様「こっちのがマシじゃなあい?」ね?
蒼月「うーん。
対比物がおかしい気がするんだけど」
彬羽「とにかく手前はそっち行け
晴明にサポートは頼んで有るんで 加減は必要ないぞ」
白「言っとくけど
俺イラつかせたの お前だぞバカラス」しぶしぶっ
彬羽「どっちにしろ 壊すのは手前の役目だ。
とっとと妖怪共に 魔王の威厳見せてこい」
テオドール「あの、彬羽さん?
まさか 我が主を怒らせて
強力な八つ当たりかまさせようと お湯に落とされました?」あのー。
彬羽「一石二鳥だ。」ふっ
千様「彬羽君 やっぱ敏腕副官だわ」うん。
巨大妖怪『ワシヲ無視スルナアア!!!』がおおうっ!
粋「Σうおお 蒼月早く早く!!」ひええっ
蒼月「えー、ダルい。」
千様「Σちょ 此処で!?
やだ白君行っちゃったけど
彬羽君!」あわわっ
彬羽「俺が本気で殴ると飛び散るんだが
村が沈みかねん」うーん。
蒼月「キレる前に消滅させちゃえば良いじゃん
まどろっこしいなあ
冬場の蛇に期待しないでよー」だるーん。
彬羽(茨木童子辺りを連れてくるべきだったか。)うーん。
ーーーーーーーーーー
晴明「おお。」
泰澄「・・嘘お」ひええっ
白「なんだ。 1発で終わりか」
ゴゴゴゴゴゴゴッ
テオドール「んー。
見事に消滅の様で御座いますねえ」望遠鏡覗きっ
粋「あの、アレは消しちゃって良かった奴?」
晴明「うむ、その昔 流刑地で命を落とした者達の 行き場の無い逆恨みの念が形を無し
本体があの世に行った後も しつこくしつこく片っ端から生者を襲うと言う 傍迷惑なシロモノであったのでな。」
白「八つ当たりか。
しょーもない奴等だな」ふんっ
粋(いや 兄貴も八つ当たりで白目真っ黒になるくらい 魔王剥き出しだから。)
テオドール(本気で溺れると思われたので御座いますね。
おいたわしい)
白「で、向こう片付いたのかな?」スッキリっ
粋「へ?
あー 蒼月がやる気ねえから 俺も思わずこっちに逃げて来たけど」うーん。
テオドール「彬羽さんがおられるなら大丈夫で御座いますよ。
あの方の攻撃は筋肉で御座います
相手のみきっちり粉砕に御座いますよ。」ねっ
粋「なんでやっちまう前提なの?」
晴明(冬の海ごと両断しおったわ。
念の為 陸地に結界を張っておいて良かった)
泰澄「おじ・・ 晴明様?」あのー
晴明「あのカラスが 極力暴れさせんのも納得よ。
つくづく 友好的な魔王で運が良かったのう」冷や汗っ
ーーーーーーーーー
【再び 妖怪温泉】
白「何だコレ。」ぎょっ
千様「それがー
蒼月君がね 頑張って精神支配しようとしてくれたんだけどー
その途中で このヒトが怒ってる理由が解ってー」ほらほらっ
蒼月「あー違うそっち!
そこもっと持ち上げろよ」ほらほらっ
彬羽「こうか?」よいせっ
粋「Σああっ! なんだこれ
工事とかに使う鉄の杭?」ひえっ
蒼月「そうそう。
気軽に川に捨てたんだろね
で、それがブッ刺さって痛くて暴れてた。と」やれやれっ
からくり従業員『綱は結んだ。
一同引けー!よいしょー』カタカタカタカタッ
テオドール「何処の神隠しに御座いますか。」うわあ
白「そっか
じゃあ 殴らなくて正解だったな。
でも蒼月 よくそんな面倒なのやったな
精神支配って 一番キッツイのじゃ無かったのか?」あれっ
蒼月「そこは 思わぬラッキーっでね」ふっ
テオドール「あの どういう?」
千様「ほら ここ足場滑るからー
アタシがそこでツルーンってなって
蒼月君の顔面に ぽにょん。ってなってー。」おほほっ
蒼月「一気にエネルギー充電マックスだよね」ふっ。
粋「なんだかんだで
扱い方やすいよな お前。」ああうん。
テオドール「・・・。」
白「今回は役に立ったから
鏡子にチクるの無しにしような」どうどうっ
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