小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月1日

 

 

千様「あら?いい匂い」ひょこっ


テオドール「今日から10月に御座いますので
新作を考えねばで御座います」窯の前で汗拭いっ

千様「あー ハロウィンのお菓子ね」成る程。

 

 

シロ「この国は心底 遊ぶことには国際的だな」うーん。

小太郎「楽しければ良いんだよ」わんっ


テオドール「ちなみにこちら
ペットも一緒にハロウィン出来ちゃう塩分お砂糖カットしまくり焼き菓子に御座います

ちゃんと彬羽さんに成分チェック頂きましたので犬猫も安心に御座いますよー。」焼きたてほかほかっ

小太郎「Σわんっ!!」おおおっ

千様「あらあら良かったわねー」にこにこっ

 

テオドール「それとカロリーも限界まで控えておりますので ダイエットにも良いかと
千様「ちょっと小太郎君!アタシにも頂戴っ!!」くわっ!

小太郎「Σ嫌だああ!これ俺のーっ!」きゃいんきゃいんっ


テオドール「後で感想よろしくお願い致します」

 

挿音「あー夜勤ダッル  Σうおお前犬のエサ取ってやんなよ!!」びくっ

千様「うっさいわね! 生き物は冷えてくるとお肉つきやすくなるのよっ」ばりぼりっ

 

テオドール「シロさんもお一つ如何で御座いますか?」

シロ「いや 俺は動物系妖怪では無いしな」

テオドール「・・・Σえ」驚愕っ!

シロ「Σ待てこら何だと思ってた!?
お前ここに居候して1年以上経つだろうが!!」

 

 

小太郎「犬妖怪  と思ってたんだろうなあ」ぼりぼりっ

千様「よく吠えるし名前からしてねー。」ぽりぽりっ

挿音「名前は白の奴のネーミングセンスのせいだろ。

あ、コレ旨えわ」ぼーりぼりっ

 

 

間。

 

 

白「そっか。10月か」寝起きぼーっ

彬羽「今年も来たか」ふかーいため息っ


テオドール「?」

粋「兄貴こんなんだけど肩書き神様だから
10月には出雲に行かなきゃいけねーんだよ。

ほれ、ダルいだろけど朝飯っ 芝居小屋間に合わねーぞ」ご飯山盛りっ

 

彬羽「神無月と言ってな
日本中の神と名のつく奴が出雲って所に集まるのが毎年の決まりだ」解説。

テオドール「あー。そう言えば昨年も」ふむふむタクアンぽりぽりっ

白「ベロンベロンに酔っ払ったオッサン達に ひたすら絡まれながら結びの神の手伝いで 延々絵馬結ぶ面倒臭い行事なんだぞ」ため息っ

粋(日本人は縁結び好きだからなあ)しみじみっ

 


テオドール「あれ?神様の行事なのに彬羽さんも参加なので御座いますか?」

彬羽「コイツが1人で出雲まで行けると思うか?」

粋「朧車で行くだけなのに なんでか行方不明になるもんなあ」うーん。


白「保護者だ」どや。

テオドール(年齢的には逆で御座います。)

 


粋「つーか神無月かあ
各地から神様が居なくなるって よく考えたらそれ大丈夫なのかよ?」

彬羽「あまり大丈夫じゃねえな。
地域の神ってのは 居るだけでその辺りの荒ぶる奴等の抑止力になってる物だしな」

テオドール「Σえ。今以上にモノノケトラブル増えるので!?」えええっ


白「だから俺は1日で逃げられるんだけどな」にやり。

※破壊神兼 日本妖怪の実質大ボス。


テオドール「あの ひょっとして
肩書きに拘られるタイプでは無いのに東の魔王やられておられるのはまさか」

白「拘らないけど肩書きは有ると便利だぞ」さらり。


粋(破壊神の肩書きは何処で使うんだよ) おかわりご飯よそいっ

 

 

テオドール「つまり、全体的には激ヤバ期間に御座いますが
一部の力づくで治安は維持されておられると」ふむ。

彬羽「それでも目の上のたんこぶが居なくなるってんで、羽目を外した化物達がはしゃぐからな
お前等も気を付けろ。 今月中は変なのに絡まれかねねえぞ」

粋「えええー」不服っ

テオドール「ん?神様方は1ヶ月丸ごと出雲でベロンベロンなので御座いますか?」

白「だからタチが悪いんだぞ」味噌汁ずずーっ

 


ーーーーーーーーーー

 


家康「Σあれっコタツ!?」おおっ

石燕「早くないっすか?」


魄哉「まだ昼間は暑いですがね
今年の冬は極寒になりそうですしいきなり寒くなるパターンかと」肩とんとんっ


蒼月「ちょっとー 炭入ってないよー」ごそっ

石燕「あ、もう蛇が住み着いてるっすね」

蒼月「俺にとっちゃ冬場の巣だもん
ねえ 炭は?ジジイ」

魄哉「さすがに暑いでしょう
寒くなったら入れたげますよ
さーて。江戸城行ってきます」すたすたっ

蒼月「Σえええ!ちょ 待てよこらジジイーっ!!」むかあっ

 

コマ『しかし頑なにコタツから出ない』筆談っ

石燕「そんなコタツ好きなんすか?」

蒼月「だって冬寒いと俺みたいなのくたばるじゃん?
命綱だから 気温下がり始めたらこう、誠心安定剤みたいな?」

コマ『まさかのメンタルに来てた』カタカッ

蒼月「変温動物は辛いんだよ」ため息っ


石燕「ま、調度良いんじゃないっすか?
炭まで入れたら さすがに熱中症になるっすよ」苦笑

蒼月「ちぇー物足りないなあ」むすっ

 

 


間。

 

 


粋「やっべ台本ねえし 何処置いたかな

ん?こたつ!?」あれっ


もそもそっ。


粋(蒼月住み着くの早え) 察し。

 


テオドール「あ、粋さん
御座いましたか?」

粋「へ?えっと
あー有った有った! 箪笥の上に置きっぱだった
早く戻らねえとまたドヤされんなあ」台本がさっ


テオドール「ん?おや コタツに呉座ますか
という事はもうすぐ冬」ふむ。

粋「だなあ。いくらなんでもまだ早い気もするけどな」苦笑

テオドール「で御座いますねえ
気のせいかこの部屋なんか暑う御座いますし」


粋「・・さすがにまだ炭入れてねえだろ?」あれっ

テオドール「入れてたらアホだと思われますが」


粋・テオドール「・・・。」

 

タツめくりっ!!

 


にゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーーー。

粋「Σうおおお猫まみれっ!!」ひいっ

テオドール「Σ違うっよく見て下さいませ! 全員猫のお化けに御座います!!」

粋「Σえ。これ全部!?」ひええっ

 

テオドール「今月はオバケがフリーダムなので御座いましょう?
そして霊とは言え コタツに寄ってくるのは猫の本能なので御座いましょう!」人差し指びしっ


粋「つか 蒼月どこ?」えーと。


猫みっちり。

 

 

 

蒼月「あったかい。」もそっ

テオドール(Σ埋まっておられた!!)びくっ


粋「お化けって暖かいんだ」えええ。

 

 

石燕「やっぱ熱中症なるんじゃないすか?」

家康「かと言って コタツ撤去したら噛みつかれそうだよねえ」うーん。

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス<サイトトップへ戻る