小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月9日

 

 

 

石燕「なんか最近 妖怪のヒト等元気っすね」じーっ


わらじと納豆の付喪神「Σ!」びくっ

 

粋「うん。一応でも人間に見られるとビビるみたいだからガン見やめたげて」苦笑。

石燕「いやでも あっちとかなんか踊ってるっすし」ほれ

 


呪いの人形「ギギギっ」ちんとんしゃんっ

 

家康「Σ天海ーーっ!!また敷地内に何か不法投棄されてるうう!!」ひいいっ

粋「Σつか この辺どんだけ呪われた系居るんだよ!!」ぎゃああっ!

 


テオドール「この前ピンクムーンだったからに御座いますかね」うわー。

白「なんだそれ?」

テオドール「簡単に言うと 桜の咲く頃 4月の満月に御座います」


千様「え?え? この時期ってお月さまも桜色になるの!?」ええっ


テオドール「いえ。たまに自分は解る系の方が『今日の月は違う』とか抜かしてますが
単に桜の頃の満月ってだけで 普通に月の色なので御座います。」きっぱり。

白「頑張っちゃうと恥ずかしい奴か」へー。

 


彬羽「Σん!? この前の満月って3日くらい前か!?」はっ

粋「Σやべっ忘れてた! 今月はお前至って普通だったよな!?」

テオドール「あのー。毎月至って普通なので御座いますが?」

 

千様「よね?
いつも周りが変に気を回して大騒ぎしてるだけでー」のほほーん。

 

テオドール「まあ なんか血がたぎっちゃって蒼月さんと小競り合い致しましたが」ボソッ。


粋「Σあれそのせいだったの!?」ええっ

彬羽「やっぱ影響有るんじゃねえか」おい。

 


白「でも妖怪って結構皆そうだよな
満月の日は変な事する奴多いし」ふむ。

テオドール「吸血鬼に限った事でなく 魔物は皆そうだと思われます」うんうんっ

 


粋「そう言うもん?」

石燕「仮にも人間のあっしに聞くんすか」

 

千様「この子達見る限り
確かに満月前後は やたら元気ぽいわねー」

呪い人形「ぎぎっ」がしょんっ


粋「Σうおおこっち持ってこないで!!」ひええっ

 

 


彬羽「バイオリズムって奴だろう
基本の哺乳類は体の80%が水分だ。
そして月には潮の満ち引きを起こす程、水分に対する影響力がある
それを考えれば 満月を中心に本能に引きずられやすい妖怪が活発になるってのも


白「こいつも水分有るのか?」

呪い人形「ぎぎっ?」

 


彬羽「・・・・・何でだろうな?」

テオドール「私に聞かれましても」困惑っ

 

 

小太郎「じゃ俺が 満月に向かってわおーんてなるのも水分のせいか?」

粋「何となく違うんじゃね?」

 

 

千様「ま、いいわ
女も月に支配されてるとか言われるけど 満月とぴったり同じってわけじゃないし。
 なんかそう言う物で良いじゃない」しれっ

彬羽「・・・そうだな」ああうん。

 

家康(千ちゃん それ逆セクハラ)  気まずっ

 

 

白「でも、満月辺りに元気になるのは確かだな」

テオドール「月には魔力でも有るので御座いますかねえ?」はて。


石燕「普通 化け物ならそっち先に思い付くんじゃないっすか?」苦笑。

 

 


白「そっか。 だから蒼月もここ何日かやたら元気だったんだな」うん。

 

魄哉「くおら蒼月君!!なんですかこの請求書はっ!」襖すぱーん!

家康「Σうおおおびっくりした今日は何もやらかしてません!!」びくっ

魄哉「Σだから蒼月君と言ってるでしょうが!!
あんのクソガキャ 春になるとこれだからええい何処行った!!」だだだだだだっ!!

 

粋「坊主がキレてる」ひええっ

石燕「あん人もゴリゴリの化け物っすからねえ」

家康「Σあ。天海も 満月前後だから荒ぶってるの!?」はっ


彬羽(ありゃいつもじゃないのか?)

 

 


白「そっか。満月ってテオ以外にも気を付けた方が良いんだな」ふむ。

テオドール「Σですから 1度も暴走した事御座いませんて!!」ええっ


一同(その辺信用はされてないのか)ああうん。

 

 


テオドール「だいたいほら!

やらかすと怒られると解ってて理性吹っ飛ばす程愚かな生き物では御座いません!!

やらかすと必ず自分に帰ってくるので御座いますよ あの様に!!」ほらっ!

 

魄哉「何故にこんな箪笥の隙間に居るのでしょうねえ?」ふふふふふっ

蒼月「へ?蛇だから?「隠れてましたよね?どう考えても隠れてましたよね?
いつまで隠れてるつもりでした? てか毎度ツケでお店の女の子に貢ぐんじゃありません!!」

 

 

白「・・ちょっと信用する」うん。

テオドール「Σそれでもちょっと!?」がーん。

粋「お前な。
血ごっくごく飲まれてて 餌扱いされてて信用するのって 俺でもムズいよ。」うん。

 

 

 

石燕「またお尻ぺんぺんコースっすね」うわ。

千様「アレが一番精神的に効くから。

なんで解っててやるのかしらねー?」はーやれやれっ

 

 

蒼月「つ、月の魔力がっ」あわあわっ

魄哉「365日満月ですか君は」はあ?

蒼月「いやあの今回はほらピンクムーンで 桃色の月でほらなんか惑わされたって言うかさ?」


小太郎「お前それ 店の女達にドヤって言ってないだろうな」わんっ

蒼月「へ?なんで?」

 

 

一同(Σ恥ずかしい奴 ここに居た!!)

 



 

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