小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月30日

 

 

 

 

挿音「つー事で 年末狙いの盗賊団の奴等の尻尾掴んだ
までは良かったんだけどよ」キセルすぱーっ

 

テオドール「毎日毎日何なと起こる国に御座いますねえ」紅茶こぽこぽっ

粋「人間は平和になると暇する生き物って家康も言ってたしなあ」

 


挿音「で、追い詰めたは良いんだけど
ほれ、俺等徳川忍って物騒なの向けだろ?
籠城してんの捕縛とか 生きて捕まえれる気がしねーんだわ」キセルぷっはーっ

 

白「だからって 化け物に頼むのどうかと思うぞ」むう。

挿音「マジで潜んでる所に爆弾放り込むとかしか思い付かねえもん」

 


千様「あーこりゃ まだ妖怪組のが安心そうねえ」ああうんっ

彬羽「俺は今日バイトなんだが」困惑っ

 

 

 

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テオドール「Σうっお!何で御座いますか巨大もぐらの巣に御座いますか!?」おおっ

挿音「鉱山跡だ鉱山跡。
岩の中のあれやこれや掘り出した跡が 迷路みたいになってんだよあ」


彬羽「成る程 こりゃ逃げ込まれたら厄介だな」ふむ。


忍「あ、お頭 お疲れさんでっす。
とりあえず言われてた 爆薬と薪、用意しておきましたっ!」ぴしっ

粋「Σ殺る気満々!!」ひいっ

 


挿音「徳川忍ってのは 元は家康の天下取りの為の特殊部隊だからよ
どうしても攻撃特化に
彬羽「同じ撃ち込むなら催涙弾にしたらどうだ?」

 


挿音「よっしゃ!穴と言う穴から催涙玉投げ込め野郎共っ」

忍軍団「うっーす!」ぽいぽーい

 

粋「Σちょ 近く居たら俺らも危ねえ!」ひいっ

テオドール「かかか風上はどちらに御座いま Σげっほごほっ!!」

 

 

間。

 

 


挿音「ちっ。意外と根性有りやがる」

白「誰も出てこないな」伏せっ

挿音「お前 意外と賢いな」

白「煙は基本高いとこ行くから」ほふく前進っ

 


粋「うん。高い所逃げてたな」背中さすりさすりっ

テオドール「げっほごほっ!!」ぐしゅっ

彬羽「気持ちは分からんでも無いがな」

 

 

挿音「さーて。どうすっかな
中でもゲホゴホ言ってるっぽいが
音が反響してイマイチ場所解らねえし」うーん。

粋「ん? 中探りに行けば良くね?
催涙玉の方も大分薄まって来たろし」そーっと。

 

挿音「Σあ。馬鹿っ」

 


チュインチュインッ! ずどどどボババババッ!!

粋「Σっぎゃー 弾幕っ!!」ひいいっ

 

彬羽「Σ軽々しく頭突っ込むな馬鹿野郎!」

首根っこひっ掴みぽいっ!


粋「Σあだっ!」べしゃっ

 

挿音「あのな。いわば迷路付きの要塞だぞ?
下手にちょっかい出したらこっちが危ねえつの」あーあ。

粋「Σ先言えよ そう言う事は!!」冷や汗どばあっ


挿音「まっさかこの流れで いきなり穴に頭突っ込むと思わねーだろ。」

 

 

白「そっか。お前等が大人しく外に居るって事は入れないって事だし

かと言って 盗賊ってのは御役所でぎんみ?てのしないと駄目だから絶対生きて捕まえないとダメ って事か 」ふむ。

挿音「ほれ、お前の兄貴でも理解してんぞ?」

粋「Σうおお俺が馬鹿過ぎた!」がーん。

白「2人まとめて燃やしていいか」

彬羽「爆薬が近くに有るんだ やめろ。」

 


テオドール「では どうされますので?
白さんの炎ではそれこそ生きて捕獲は無理に御座いましょうし」鼻ちーん!

粋「お前大丈夫?」

テオドール「たった今頭蜂の巣になりかけた方に比べれば どうって事は御座いません」ずびっ

 

白「蜂の巣、鉄砲か」ふむ。

彬羽「ふむ。確かに危険だが
此方には防具が有るな」

テオドール「はい? Σあっ」

 

 

間。

 

 

粋「Σねえ!何で俺が中入んの!?」テオの番傘(特殊強化コーティング)構えっ

 

挿音「俺等は包囲網解けねえもんよ
中に気を取られて他の穴から逃げやられたら 目も当てらんねえだろ」

粋「Σいや兄貴やカラスは!?」ひいいっ

白「俺、攻撃されたら脊髄反射で燃やしちゃうしな」むう。

粋「あ、うん。
兄貴はやめて マジでやめとこ」

テオドール「? 私も彬羽さんのが適任かと思われますが
主に強度の面で」


彬羽「入り口が狭くてな。」穴じっと見

※身長2メートル 筋肉質。

テオドール「まず入るのがキッツイので御座いますか」ああうん。

 


挿音「元が炭坑だしなあ
細い道とかもあるだろしよ。
あんまガタイ良いと無理があんだよな」

粋「ううっ やらなきゃ終わらない流れ
畜生っ やってやらあ!!」ヤケクソだだっ


白「お。がんばれがんばれ」

 

挿音 「ま、あいつがやる気になりゃ盗賊くらい裸足で逃げ出すだろ」

彬羽「だな。 自己評価は何故か低いが あいつも充分化け物だ」うん。


テオドール「あの、番傘装備とは言え めちゃめちゃ銃声してるのですが

大丈夫で御座いますかね」ひええっ

 


挿音「んー。怒声が聞こえてるから生きてんだろ

つか、すっげえ移動してんな
どんだけ広いんだよこの中」耳澄ましっ


白「なあ バカラス。

もうすぐ昼っぽいけど大丈夫か?」

彬羽「Σえ」

白「ほら 太陽真上になってるぞ」指差しっ

テオドール「あ。ホントに御座いま Σぎゃーっ!」灰ざらあっ

挿音「なんで抵抗無しで太陽見上げるんだよ 吸血鬼。」

 


彬羽「まずい。午前中だけなら昨日の仕込みの分で朱禅とシロでどうにかなるだろが 夕方からのはキツい! 」冷や汗だらだらっ

白「普段閑古鳥鳴いてるのに そう言う時だけ団体来たりするもんな」うん。


挿音「え?まだ時間かかりそうだし お前先帰るか?
どうにかなりそうだしよ」テオ灰足で集めざっざっ。

 


彬羽「いや お前等に人命預けるのは危険すぎる」真顔っ

挿音「一応 俺公務員なんだけど?」
彬羽「税金で飯食ってるなら さっきまでの手前の発言思い返してみろ公務員。」

 


テオドール「Σえ?何をされるおつもりで」ざらざら復活っ


彬羽「強制的に片付ける。

手前等大人しくしてろよ 
ふんっ!!」 

岩盤ばきゃっ!


テオドール「Σえ。ちょ」ひいっ

 

 


白「入り口が無いなら作るだけ。か」ふむふむ。

挿音「崩落しなきゃ良いがな」あーあ。

テオドール「Σ色々と大丈夫なので御座いますか!?」ひええっ

 

 

 

 

 


粋「どりゃああ! オラオラケガしたくなきゃとっとと出てけやオラぁ!!」

番傘でばきゃっ!


盗賊A「Σぐはああっ!!」

盗賊頭「Σなんじゃこのガキ 手前等逃げろー!」ひいいっ!

 

盗賊B「お、お頭っ!
無理っぽいです!」

盗賊頭「へ?

ん?なんじゃこの 地響きみたいなの
Σ近づいて来る!?」はっ

 

 

 

 

 


テオドール「あの、物凄い断末魔っぽいの聞こえたんで御座いますが」冷や汗っ

白「あんなの突進して来たら怖いよな」うん。

挿音「あいつ真面目過ぎるから助かるわ」寛ぎっ

 

 

 

 

 

彬羽「良し 捕獲完了」ふー。

粋(怖かった怖かった怖かった怖かった)ガタブルっ

 

 

 

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