小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月16日

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小太郎「なあなあ知ってるか?
子供が苦いのダメなのは 毒のあるのに苦いのが多いからなんだって」

彬羽「なんだいきなり。」


小太郎「だだだから 一二三がピーマン食べられないのは板って普通のっ」しどろもどろっ

彬羽「これは毒じゃねえ。ただの好き嫌いを正当化するな。」きっぱり



シロ「小太郎 勇者か。」



彬羽「だいたい それなら何故大人になれば食える?
教えてやろう それは危険で無いと解ったからだ
そして、これは食物だ。
以上。 理解している以上ただの我が儘でしかない

異論は有るか?」

小太郎「Σぎゃいいんっ ごめんなさーいいいっ!」





家康「お前が彬羽に知識で勝てるワケ無いでしょ」

小太郎「うう。俺も野菜より肉が好きだし」



千様「小太郎君 我が家の畑担当がそこに居るわよ」





挿音「たっしか 犬雑食だったよなあ?」

小太郎「Σおおお俺は狼だしっ!」ぎゃいいんっ




粋「ほらほら 小太郎みたいに怒られたくなかったら頑張って食べような」

一二三「うええー 苦いだよー」

彬羽「我が儘を言うな。」



千様「激甘やかしてるのに躾は厳しいわねえ」


家康「うん。千ちゃんってフリーダム過ぎる人が目の前に居るからだろねえ」

千様「へ?」




一同「成る程。」納得。

千様「どういう意味よ」




家康「しっかし苦味=毒ねえ そういう事なのか

小太郎凄い事知ってるね」

粋「ネズミ退治の毒団子でも食ったことあんのか?」

小太郎「俺をいじましい犬だと思ってるだろ」





魄哉「小太郎君も大概覚えた事は使いたがりますねえ」苦笑。

千様「あー。アンタねさては
てか何でまたそんな豆知識の話になったのよ」



魄哉「ちょっとさっき飛天君とトリカブトについて盛り上がってまして

彬羽「ちょっと待て。 何をやる気だマッドコンビ」




魄哉「・・特に何も。」ふっ

挿音「企業秘密って奴だ」キセルすぱー

蒼月「徳川ってほんと物騒だよね」



シロ「子供は聞くでない。」耳塞ぎっ
一二三「?」





家康「苦味ねえ。
でもさ 苦いの好んで食べる人も居るよね

主にお前とか」

蒼月「あー。何でかネギとかアクの強いもん好きだよね」



粋「好きな食いもん ネギって。」

魄哉「本来薬味なんですがね。あのアクの強さが堪らないといいますか

てか彬羽君も大概ですよね?」


彬羽「そうか?」



魄哉「生姜とかモツとかガリとか湯葉とか ちょっと捻ったもの
後 ワサビとかも好きですよね?」

蒼月「なんで二人してストレートな物避けんの?」


千様「あ。共通点 鳥類だわ」

魄哉「あー。成る程。」


家康「鳥って悪食なの?」

彬羽「誰が悪食だ」





魄哉「有名な所だと 孔雀なんてサソリやムカデなんかの毒虫好んで食べますからねえ
言われてみれば味覚が偏っていても不思議は」うーん。

彬羽「Σ認めるな!!」






一二三「よし。おらピーマン食べるだ!」

小太郎「Σ今の流れでなんで!?」


シロ(サソリよりは食いやすいと思ったか)ふむ。







白「なんか凄い話してるな」かき氷しゃくしゃく

石燕「そうっすねー。
てか白さん めっさ甘党っすよね

生物学的に安全と思うからっすかね? 」

白「んー。多分違う」しゃくしゃく


石燕「へ?」


白「ヒント。そこの覗き。

野良の時に食べなれない甘いもん与えられたからだろな
空腹だと染みるし」しゃくしゃく

石燕「・・苦労してたんっすねえ

てかコレ お知り合いっすか」






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夕霧「王サマどうしたの?」

旭「何か バレバレなの解ってると見辛いらしいわ。
何やってんだか」




翡翠「あのー。 何かよく解りませんが
覗きをやめてはいかがでしょうか?」オロオロ

朔日「里子に行った我が子を見てる感覚なんだよ。」ふっ

翡翠「Σ一体何があったんですか!?えっ 子供!?」ひいいっ

夕霧「Σ翡翠ちゃん落ち着いて!例え!例えっ!!」








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