小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月14日

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白「石燕、紙の整理か?」ひょこっ

石燕「あー。かなり書き溜めちゃったもんで
落書きみたいなのは捨てないと部屋に入りきらないすよ」ぜーぜー


白「そうか。表は 台風来るからダメだな
土間に出しとく。」ひょいすたすた

石燕「わーい。助かるっす 量多くてキツかったんすよ」




蒼月「? 師匠偉く親切だね
芸術肌同士 気に入ったのかな?」

シロ「甘いな。」ふっ



粋「石燕の虚弱体質のおかげで人間は壊れもん扱うようにしなきゃくたばるって思いこんじまったんだよ。」

シロ「常識が無いので加減なんぞ全く解らん奴だからな」


蒼月「バロメーターがかなりおかしいと思うんだけど」


粋「いやー。兄貴のよく知ってる人間が挿音と家康くらいだっただろ?

あれ基準に考えたら そりゃ石燕のヤワさはショックだっての」

小太郎「下手にぶつかったら背骨折れるんじゃないかって相談されたぞ」わんっ

蒼月「Σめちゃめちゃ扱い困ってんじゃん!」




家康「心外だなあ
挿音なんて 天海サマから英才教育受けて育った猛者だよ?

それに比べたら私なんて至って普通のデリケー

挿音「腹に槍ぶっ刺さったまんま無双したバーサーカーが何言ってんすか殿。」

家康「あの頃は私も若かったもん」ふっ



蒼月「成る程 こりゃ個体差有りすぎてワケ解んなくなるね」うーん。


粋「で、結局

弱そうな個体は出来るだけ労ろうってなったぽい」

家康「さすがに石燕ちゃんには言えないねー」






石燕「いやー。白さん意外と面倒見いいんすねー
親切で助かるっす」

粋「うっわあ すっげえバラしてえ」イラッ

シロ「やめんか 苛められっ子が。」




一同(こいつは加減無しでどつき回しても壊れないからなあ。)

粋「Σ哀れみの目やめろよ!!」

石燕「?」




挿音「ま、いいんじゃねえの?

なんか誤解はあるみてえだけどよ。仲良くやってるみてえだし

何よりこのコンビは家壊さねえし」

蒼月「最後のが切実だね」

挿音「台風来るっつってんのに壁やら屋根やら壊されたらキレるぞ」

粋「Σその説はほんっとすんませんでした!!」ひいいっ

シロ「やったのか。」





白「あ、そだ。石燕ちょっと」ひそひそ

石燕「ん? あーはいはい」




シロ「本当に仲良いな」ちょっとびっくり

蒼月「だね、めちゃ意外な組み合わせ」





石燕「あーそれなら 今調度


あの辺っすね」天井の隅指差しっ

白「やーい。覗きシュミー」ふんっ



一同「Σ一体何が見えてんだ!?」ひいいっ










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【隠れ里】




朔日「昔はあんな事言う子じゃなかったんだよ。」ふっ

翡翠「Σ何がですか!?」



旭「まーた千里眼で覗いてたんだろ。
で、見たくない物見たんじゃね?」

夕霧「ほんっと趣味悪いよね」



朔日「まあ、反抗期は正常な成長の証拠と言うし」

翡翠「なぜ親の心境で凹んでおられるのですか」



朔日「アレだね。
子供のバイト先に客として行って罵倒される親のような」

旭「とりあえず落ち着け王サマ

どんだけショック受けてんだ」







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魄哉「ああ。そういや白君も面識あったんですね」お茶注ぎっ

白「面識と言うか因縁。

ストーカーなら九尾で慣れてるけどな
コソコソ監視はなんか嫌だ」むう

家康「あー。前に言ってた 見られてるって奴?」



石燕「そうそう。
あっしの目なら気配より確実に『見える』んで
なんなら都度どこから見てるか教えるっすよ

白さんのおかげで虚弱でも食われずに妖怪絵書けますんでね ギブアンドテイクっすよ」


家康「気を使われてる自覚あったんだね

てか、仲良しかと思えば 意外とビジネスライクな感じなんだねー」

白「びじねす?」首かしげっ


石燕「どっちかと言えばギブアンドテイクっすねー


あ、茶柱。」








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