小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月26日

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魄哉「いやー。涼しくなってきましたねえ
久々に江戸城出ますか。」にこにこ

蒼月「たまに出勤て腹立つ重役だよねー
下々は汗水垂らしてお仕事してんでしょ?」




魄哉「暑さで体力消耗するくらいなら持ち帰って自宅でお仕事片付けた方が生産的ですから。」真顔。

蒼月「ちっ
ちゃんと考えてたか」



魄哉「当たり前でしょう じゃなきゃ政治とか出来ませんて」

蒼月「いや。だって徳川トップがあれじゃん?」




家康「うわー 蒼月君がいたいけな殿をいじめるー」棒読み。


魄哉「この人は下手に口出しされるとややこしくなるんで これでいいですもう」けっ

家康「Σ罵倒よりグサッと来る!!」




千様「で、前から思ってんだけど。なんで袈裟なの?
家でもお仕事する時は着てたわよね?」

魄哉「そりゃ肩書きだけとは言え『僧上』ですからねえ

内容が内容だけに きっついんでやる気が起きないんですよ
で、家でやる時はお仕事モードに切り替える為にと つまり気合い入れですね」



蒼月「あれ?仕事がめちゃめちゃ好きなんじゃないの?
夢中で過労でぶっ倒れるくらいに」

魄哉「僕はアホですか。」




千様「蒼月君、まさかこいつが趣味で仕事やってると思ってたの?」

蒼月「え。じゃなきゃここまでやる理由が無いでしょ?」

家康「あー。 蒼月の感覚だとそうかもねえ」苦笑。



蒼月「ん?この流れだと違うのか
好きでも無いことにそこまで人生捧げるとかワケわっかんないねー

仕事が好きとかド変態だと思ってたけど 嫌いならそれはそれで大した変態だね」ははんっ


魄哉「この子1発殴っていいですか?」

家康「死んじゃうんじゃない?」








魄哉「さて、いらん時間喰いましたし
さっさと行ってきます」

蒼月「こらジジイ!この札剥がせよっ」しびしびっ

魄哉「そんなに何かするのが嫌なら そこで永遠に金縛りになってなさい。」すたすた



千様「大人気ないわねえ」


蒼月「千ちゃん お願い剥がし 「だーめ。今のは蒼月君も悪いわよー」





シロ「朝からバタバタと。 何をしておるのだ」

蒼月「あ。先輩ちょっとこれ剥がし

シロ「今度は何をいらんことを言った。」
蒼月「Σ察し良すぎる!」



シロ「お前と言えばいらん事だろうが。」ため息

蒼月「あれ?俺の方がアホ扱いされてない?」


家康「実際そうだからね。
つか金縛りでよく喋れるよね」


シロ「第一この札は俺じゃ剥がせん奴だ
人間の家康も おそらく小太郎辺りも無理だな」札まじまじ。


蒼月「Σげ。という事は」




シロ「剥がせるのは化け物としてそこそこ位の高めの奴。

白か粋か彬羽辺りに頼め

俺は厳密に言うともののけの類いでないからこの手のは無理だ。」


蒼月「Σ誰一人剥がしてくれそうにないんだけど!!」




家康「小太郎も無理なの?」

千様「小太郎君は 限りなく獣に近いからこういう術系は無理。人と変わらないのよー

ちなみにアタシは今回パスね
頑張ってごめんなさいするのよ」にっこり。

蒼月「Σちょっ 見捨てないでよ!」



シロ「躾始めるには遅くないか?」

家康「保護者様が言うには結構前から躾頑張ってるそうなんだけどねえ」





蒼月「うーん。どうしよ
あ、一人ちょろそうなのがいるか」ぶつぶつ

シロ「この期に及んで。
素直に反省する気が無いなこやつ」




粋「あれ?蒼月なんだまーた怒られたのか?」ひょこっ

一同(Σチョロそうなの来ちゃった!!)



蒼月「違う違う。ちょっとジジイの虫の居所が悪くてさあ

ほらここの所徹夜続きだったし?」

粋「あー。そういやそうだな」ふむふむ




千様「粋君。 既にのまれてるわ」ほろり。

シロ「なぜこうも単純なのか。」





蒼月「て、事でこれ剥がし

粋「で、お前は何してお仕置き中なんだ?」



蒼月「・・へ?」

粋「あのな。蒼月 あんま人なめんなよ」ふう。


家康「おっ 意外と見る目がある?」




粋「日頃やらかしてばっかりのお前と 日頃から書類にまみれて国の為に働いてる魄哉!どっちを信じる!」びしっ!

蒼月「Σ正論だけどそんなにやらかしてる!?」





粋「て、事で 俺しーらね。
許しが出るまでそのまんま正座しとけや」すたすた

蒼月「くっ。ぐうの音も出なかった」



千様「そこそこやらかしてる自覚はあるのね。」

シロ「その前に こやつの特性は嘘吐きではなかったか?」

家康「幻術自体使わないでゴロゴロしてるからねー」


蒼月「バカ殿 札が取れたら覚えてろよ」

家康「残念。 天海サマ印の呪詛返しもってるもーん」にやにや

蒼月「Σだああ!むかつくっ!!」






彬羽「蒼月五月蝿いぞ 何をし・・」

蒼月「あ、バカラス 一応だけど これ



彬羽「手前は一度生き方をよく考えろ。」

蒼月「Σせめて最後まで言わせろよ!!」


シロ「さすが、一瞬で全て見抜いたな」ほう。


家康「一二三ちゃんの御菓子取ってさっさと行っちゃったね
あいつ甘い物の匂いもダメなのに いやー子煩悩って凄いねえ」

千様「もはや蒼月君がお仕置きされてるの日常風景だものねえ」


蒼月「俺の存在感 菓子以下かよ」ずーん。




白「菓子?」ひょこっ

シロ「どういう登場だ。」



家康「残念。無いよ
空腹なら一二三ちゃんに分けて貰ってね」

白「子供からは取らない。
仕方ない 春一行くか」




蒼月(Σヤバイ!最後のチャンスが居なくなる!!)



シロ(まだ足掻くか こいつは。)

家康(ほんっと解りやすいなあ)

千様(ひょっとして殿のが騙すの上手いんじゃ無いかしら)




白「?」


蒼月「し、師匠っ」

白「ん?」








蒼月「さ、さっきから厠活きたくて仕方無くてっ
お願いだからコレ剥がし


白「漏らせ。」きっぱり。








蒼月「・・こういう人だったよ。」ふっ





シロ「あれで剥がされたとして、お前はそれでいいのか。」引。




千様「今の 粋君なら剥がしてくれたわよねー」


家康「ま、どんまい。
大人しく保護者様が帰ってくるの待とう。」

蒼月「夕方までこのまんまかよおおおお!!」

千様「仕方ないでしょ
剥がしたらアタシ達まで怒られちゃうし」



蒼月「ん? ひょっとして皆剥がしてくれないのってそのせいなんじゃ」はっ


家康「千ちゃん!しーー!!」










間。









蒼月(ヤバイヤバイヤバイ!! 朝水飲みすぎたっ!
けどさすがに千ちゃんにそれ言うのは男してどうなんだよ!!

いやその前に さっき使った手とか言われて信じて貰えないんじゃっ!!) 冷や汗だらだらっ







小太郎「蒼月、足でもしびれたのかな?
キツそうだなあ」わおんっ


挿音「もうちょいギリギリまで追い込んでから剥がすか。」煙筒ふー

彬羽「だな。」








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