小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月9日

f:id:t00c:20200409093940j:plain





一二三「おおおお!」きらきらきらっ


小太郎「あ。そっか
山童だし海見た事ないか」わおんっ





一二三「うーーみーーーー!!!」絶叫!



シロ「ヤッホーの感覚だな。」

家康「気持ちは解らないでも無いけどね。」うーん。


彬羽「海では叫ばなくていい。」きっぱり

一二三「Σえええ!勿体ねえだ!!」がーん。





白「よし。んじゃまた 夕方くらいに迎え頼む」

朧車「カラカラカラ」 こくこく。




一同(VIP凄え。)

シロ「職権濫用半端ないな。」

白「九尾じゃ全員乗れないだろ?」




家康「朧車なんて生まれて始めて乗ったよ」

千様「それが普通よー。」





粋「んでよ。

なんで海?」


蒼月「あれ?知らずに着いてきたの?」


魄哉「元々飛天君がちょっと手が離せないので御使い頼まれたんですがね。

誰かさん達が遊びに行くなら連れてけ連れてけと大騒ぎして 出掛ける準備始めるわ一二三ちゃんまで引き込むわでもういいや全員で行きましょうと」



千様「おほほほ。だーれかしらねー」

家康「だねー」


小太郎「Σあれ!?そういう事!?」

シロ「Σ何歳児だお前らは!!」



魄哉「僕はどっちみち用事あったからいいんですけどね」ため息。

粋「用事?海にかよ?」



挿音「聞かねえ方がいいぞ」

粋「あ。うん
聞かねえから 圧が凄え凄え凄えって!」目そらしっ

一同(闇取引か・・。)うわあ





シロ「成る程。お前も駄々をこねた系か」ふむ

蒼月「なんでそうなんの?
俺はすっごい美人に会いに行くって言うからさー」ふふんっ


魄哉「言ってません」きっぱり。



白「確かに用事あるのは女だけどな。

近寄ったらミイラにされるぞ」

蒼月「Σうっわ バイオレンス!!」




一二三「おおお。カニさんカニさん!!」たたっ

彬羽「言っとくが飼えねえからな 捕まえるなよ」すたすた。


家康「お前は確実に一二三ちゃん遊ばせに来たよね」納得。








シロ「で、すまん。結局どういう事だ?」挙手




魄哉「ざざっとまとめますと

少子高齢化真っ只中のカラス天狗の里で新しい命が誕生しそうなのですが
高齢出産&産婆さんまで高齢でプルプルしてるので色々ドーピングする為の薬の材料に海の栄誉がなんとか。」

千様「その栄養食品?作ってるの人がこの辺に居るって事かしら?」



一同(ミイラ渡されたらどうしよう。)

魄哉「皆さん顔色凄いですよ?」



彬羽「ちなみにその磯姫ってのは 若い男が近寄ると血を吸い尽くすそうだ。
蛇とウミヘビは別物だからな

蒼月 間違っても近寄るなよ」

蒼月「名指しかよ。」


小太郎「ウミヘビ なのかあ。」うわあ

シロ「確実に胴体長そうだな」うむ。





白「顔もウツボだけどな。」しれっ

蒼月「Σ姫成分どこ!?」

白「メスだ。」きっぱり





石燕「あのー。描いても大丈夫っすかね?」どきどき

魄哉「んー。 飛び掛かられない距離でこっそりスケッチなら?」うーん。


シロ「Σ石燕今度ばかりは本気でやめとけ!」ひいいっ

石燕「いやいや ここでやらねば何の為の妖怪絵師っすか!」びしっ

小太郎「Σあーもう!妖怪バカ ミイラにされても知らないぞ!!」ぎゃいいんっ




魄哉「全身にお経描いときます?」

石燕「あ。それお願いするっすー!」





粋「つーかよ。
30代って 『若い男』にカウントされんの?」

石燕「うっわー 無垢なヤングえぐいっすね」




千様「どこまでがその磯姫ちゃんの許容範囲か解らないけど
アタシがお話しようかしら?」

魄哉「あ。大丈夫です
顔見知りなんで」

シロ「Σ完全にジジイ扱いされとるが良いのか!?」

魄哉「ジジイですから。」きっぱり




挿音「ひょっとして磯姫ってのは 見た目じゃなく実年齢でも見るのか?」

白「好みまで解らない。」きっばり



粋「よし。安全の為 姉ちゃんに話つけて貰おう」びくびく

千様「いいけど。 粋君そろそろ人型以外にも馴れた方がいいわよー」



シロ「そもそもほぼ野郎なのに そんなのの所に用事とは

全員で押し掛ける事もあるまい
襲われる心配の無い者のみ行けば良かろう」



挿音「若え男にガキが含まれるなら お前最悪だもんな。」キセルふー。

シロ「Σ誰がガキか!!」



魄哉「僕だけでもいいんですけどね

暇なら千様とえーと。白君も一応お願いします
万が一の時の総大将って事で。

あ、殿も大丈夫でしょうし 暇ならいいですよ」

家康「問答無用でオッサン扱いなんだね」ふっ




白「なあ、磯姫居るのって入り江だよな?」

魄哉「ですね。

若干波もちゃぷちゃぷしてる感じの洞窟内に・・





粋「心配しなくても 入り江ならカナヅチでも問題ねえって。」あっはっは

白「いい加減燃やすぞお前。」イラッ


石燕「あの。白さんは血吸われる方の心配要らないんすか?」

魄哉「磯姫さんも自分がミイラにはなりたくないでしょうからね」きっぱり

蒼月「あーうん。 下手に噛んだら体内の水分蒸発しそう」

挿音「ウツボのミイラってどんなんだよ」



小太郎「じゅるり。」

シロ「Σ干物ではないぞ!?」ひいいっ




小太郎「Σぎゃいいん! 首輪と紐嫌だああ!!」

蒼月「ウツボでも何でも女の子が食われるの嫌なんだよ。」くくりつけっ


家康「お前 女の子絡むと強いよね」





シロ「よし。小太郎は見張っておく
さっさと行ってこい」


魄哉「ですね。さっさと終わらせて遊びましょう」きりっ

千様「Σ遊びたかったの!?」



石燕「しゃーない。フナムシでも描いとくっすかね」

家康「描いてて楽しいの?それ」





魄哉「あれ?白君どうしました?」

白「別に。」


千様「ご飯なら戻ってからにしましょー?」

白「いや そうじゃない」




粋「あのさ。 兄貴よ

前々から思ってたんだけど


山育ちだから泳いだ事無くてカナヅチなんじゃなく
単に水怖いんじゃねえの?」



一同「」絶句。



粋「池とかならともかく こんだけ一面水だから近寄れないんじゃ




スパンっ


ばしゃーん!!







家康「キレのいい足ばらいだねー」

千様「Σ粋くーん!!」ひいいっ

蒼月「なんで毎回言っちゃうかなあ。」





白「ふんっ」すたすた。



シロ(鬼の撹乱 か。 )











間。








千様「滋養ってこれ?」うーん。

魄哉「確かに栄養はありますが・・」





千様・魄哉(あん肝とか探せば町で) 買えるのにっ!!)


白「そっか。カラス天狗 あんま人里降りないから」ふむ。




千様「あー成る程

んじゃ早く届けてあげましょ 妊婦さんに栄養つけて貰わないと」

魄哉「ですねえ

あの、帰りもちょっと足元ちゃぷちゃぷしますが大丈夫ですからね?」


白「別に大丈夫だぞ。」むっ

千様(ほんとに駄目なのね)




磯姫「Σ!」



千様「Σえ!何々!?」

魄哉「Σ足元ですか!?」




白「Σあ。」

ずるばしゃーん!!






千様・魄哉「Σぬるぬるワカメーー!!」ひいいっ





白「やっぱ水嫌いだ。」むかむかぼとぼと

魄哉「は、早く帰りましょうね」おろおろっ










>サイトトップに戻る