小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月18日

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焔「ちぃーす。孫共いるかー?」

粋・白「げ。」




家康「おや、いらっしゃい

玄関から入らないと怒られるよ?」

焔「気にすんな気にすんな
人の習わしとか俺らにゃ関係ねえし」

蒼月「化け物も結構玄関から入るけどね」


千様「なんでもいいけど あんまり騒いじゃダメよー?
お爺ちゃん孫と遊ぶと毎度はしゃいで大騒ぎするんだから」



焔「問題ねえ。
ほら手土産」


酒樽どん。


挿音「おう悪いな。ゆっくりしてけや」


一同(Σ堂々と袖の下を!!)



家康「何が怖いって ここで一番発言力ある奴バレてる事だよ」

シロ「お前はそれでいいのか。」

家康「殿 フランクなのが好きだから」きっぱり





焔「さて、今回来たのは遊びじゃねえ

ちょっと相談があってな

おいこら逃げるな逃げるな」

白「五月蠅いから嫌だ。」よじよじ


シロ「お前も窓から逃げようとするな」



粋「相談? 俺らにか?」

焔「んー。なんつーか
昔取ったなんとやらでどうなかならねえかと持ち込まれたんだがなあ」ごそごそ




千様「呪いの何とかって奴かしら?」わくわく

粋「Σげ」びくっ

シロ「家康、窓から逃げるな
お前は人間だろうが」

家康「お化け無理無理無理!!」ひいいっ








焔「夜毎 啜り泣く幽霊の憑いてる鏡何だけどな

わけを聞いても良いものか 相手は女の子みたいだし爺ちゃんどうしたらいいか解んねーわ」



白「思いっきり何処かで見たことあるな」

千様「鏡子ちゃんのお友達かしら」


焔「?」




シロ「ふむ。 確かに幽霊には幽霊

鏡子おるか? 少し手伝いを頼む」がたごとっ

鏡子「はいはい お呼びでっ」どろんっ


焔「ほー。この家こんな姉ちゃんも居たのか」

鏡子「お初にお目にかかります
平安時代からこの鏡にとり憑いております 鏡子と申します」ふかぶか



焔「おお。こりゃ丁寧に

いやこの家 魑魅魍魎的なのならわっさわさ要るのは知ってたんだけどな
常識のある嬢ちゃんも居たか」

粋「Σちょっと待て! わっさわさ居んの!?」

蒼月「なんでアンタは見えないんだよ」






石燕「めっちゃ居るっすよー
目が合うと噛みついてくるんで 極力見ないようにしてるっすよ?」

粋「そりゃ石燕と比べたら って

兄貴、この為にわざわざ連れてくんなよ
石燕仕事中だろがよ」



石燕「レア妖怪見れるなら問題無いっす!」きらーん。

焔「まーた面白い新入りが入ったな」 ※レア妖怪




白「で、鏡子。
この鏡に憑いてるのが毎晩泣いててどうしたもんかって話だ」

鏡子「あらまあ」


粋「あ、やべ 本題忘れてた

兄貴さっすが 腐っても黄龍サマってか」



白「燃やすぞ

本当は毎晩構ってアピールするくらいなら さっさと話せとか言いたいんだけど
絶対相手ビビるから 任せた」

鏡子「全くもって同感ですが 出来るだけ穏やかにお話ししてみましょう」




蒼月「ねえ、この二人怖いんだけど。」

千様「鏡子ちゃんも結構アレよねえ」うんうん



焔「まあ 相手のメンタル破壊する自覚あるだけ成長しただろ」

シロ(孫に甘い爺がおるな。)






鏡子「ではちょっと失礼して

あ、聞き耳たてたり見ないで下さいね?」

蒼月「へ?なんで?」


鏡子「女の子のお悩み聞くんですよ?
ダメに決まってるでしょう?」

蒼月「あー成る程。 そっかごめんごめん」






白・粋(なんでダメなんだろう。)

焔「お前ら誰に似たんだ」





千様「粋君は結構細かい所気がつくのにねえ」

家康「大事な所デリカシー皆無だから 何だかんだでモテないんだよねえ」

粋「Σ待てコラ家康!どさくさ紛れに何言った!? 」

家康「空耳でーす。」しれっ






千様「じゃ焔さんが持ってきた方の鏡 分厚い布かけとくわね

はい。鏡子ちゃん。入ってオッケーよ 宜しくね」










間。













魄哉「いやー。今日も暑いですねえ
同行させてすみませんね」

小太郎「そりゃなあ 一人でも心配要らないけど
幕府の重鎮だからな
何かあったら伝書鳩代わりに走れって言われてるし」

魄哉「帰ったら何か冷たいものを

て、あれ?
彬羽君 なんで玄関先に。」



彬羽「お前らもやめとけ。」ぜーぜー

一二三「わけ解らねえけど 入っちゃダメらしいだ」オロオロっ

小太郎「Σ暑さにやられてるやられてる!何があったんだよ!!」ぎゃいいん



魄哉「小太郎君ちょっとそこに待機!

様子を見てみますっ」おそるおそるっ






石燕「おや。おかえりなさい

女の人って怖いっすね」 ふっ

魄哉「Σほんっとうに何があったんですか!?」ひいいっ







焔「普段大人しい子がキレると怖えって奴だな」

魄哉「はい?」

小太郎「白のじーちゃん。来てたのか」





粋「鏡子が意外と兄貴系の性格だったんだよ」

小太郎「お前何言ってるんだ「いやマジで。」




家康「察してちゃんがこっちチラチラ見ながら啜り泣いてんのを 問答無用でしばき上げて言いたい事があるならきっちり言え面倒臭いととあっはっはっは」

魄哉「あのー 誰の話ですか?」

家康「だから鏡子ちゃん。
言ってる私も信じられないよ」ふっ







千様「音声だだ漏れだから布っきれじゃ意味無かったわねー」

粋「あの 姉ちゃん
なんで驚かねえの?」

千様「驚いたわよー?鏡子ちゃん普段大人しいし

けど、構ってちゃんはアタシもイラッとしたもの」しれっ



白「・・似てるって。俺あんなに怖いのか。」むう



小太郎(Σ妖怪の現大将が怖いって言った!!)

魄哉(どんだけ暴れたんですか鏡子さんっ!)






焔「そういや。あいつも気が強くて
白「婆ちゃんの話は長くなるからやめろ。」






鏡子「お待たせしましたー

なんか叱ってほしかったみたいなのでひっぱたいて御説教したら満足し・・あら?」


魄哉「お。お疲れ様です」びくっ

鏡子「あらー。お帰りでしたか
暑い中お仕事お疲れ様です。」にこにこ



一同(Σ女こわっ!!)







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