魄哉「子供の日ですねえ」
白「ほら。出番だぞ子供」
シロ「Σ押し付けるな！！」
魄哉「僕から見たら全員子供ですってば」
蒼月「うん。だろうね
昨日も雨で神経痛がとか言ってたね」ああうん。
千様「そもそも子供の日って何する日？」
魄哉「子供が健やかに育つのを願う日。と言ったところですかね
もしくは健やかに育ってるのを祝う日です」
小太郎「へー。兜飾る日だと思ってた」わおんっ
魄哉「それも当たりですね
兜は勇猛さの象徴ですので
男の子に強く逞しく育って欲しいという願いから飾るようになったそうです。」
一二三「『子供の日』なのに女の子はダメなんだか！！」がーん！
魄哉「Σだ、男尊女卑な日ですみません！！」ひいいっ
家康「いや、お前が決めたんじゃないんだから謝らなくていいでしょ」どうどう
彬羽「お前には雛祭りがあっただろが」
一二三「えー。でも 子供の日が男の子の日ならおらは柏餅食べちゃ駄目だべ？」
シロ「そこか。」
小太郎「子供にとっちゃ大問題だよなあ」うんうん
白「？ なんだ？」きょとん。
シロ「いや。甘いものに対する執着が子供と大差ない気がな。」うーん。
魄哉「一二三ちゃん そこは大丈夫よー
ここには女の子は駄目とか言う意地悪居ないし
ほら。あの通り」指差しっ
コマ「カタタッ」
ぺったんぺったん！
粋「Σちょ！速い速い！手潰れるってお前っ！」わたわた餅こねこねっ
千様「ね？柏餅怒濤の勢いで製作中だから腐る程出来るわ」ふっ
蒼月「コマちゃんの腕、今日は杵なの？」
魄哉「結構何でも取り付け可能ですよ
器用な子でしょう？」得意気っ
家康「お前の愛娘の可愛がり方理解出来ないねえ」うーん。
石燕「子供の日っすかあ」ふむ。
魄哉「大人も食べていいんですよ？」出来立て柏餅っ
石燕「いえ。あっしは食いしん坊軍団じゃないっす」きっぱり
シロ「Σこらそこ！こし餡を盗み食いするな！！」
白「バレたか。」ぺろり
家康「あー。ほんとに子供が沢山だね」納得。
石燕「あっしが言いたいのは。
はい。存分にどうぞっす」
石燕(与一)「Σどわっ！
なんだ！？いきなり意識渡すな！！」
一同(あ。確かに面倒な子供。)
石燕(与一)「なんだお前達 その生暖かい目は。」
家康「柏餅食べる？」
石燕(与一)「は？私はとうに死んでおるのだぞ 今更そんなもの
魄哉「江戸の人達食べるの好きなので、お味は源平合戦してた時の比じゃないですよ？ なお砂糖もケチっておりません。」
石燕(与一)「よし。頂こう」きりっ
千様「子供が甘いもの好きなのは生まれた時代関係無いのねえ」ほっこり
シロ「いや。子供だけでは無いようだがな」
小太郎「白、あんこついてるぞ」
白「ん？」ごしごし
粋「兄貴のそれはエネルギー源だろ。」
家康「おー。お疲れ
Σってお前それどしたの！？」
粋「ノリノリのコマがスピードガンガン上げてきて腕ぶん殴られたんだよ！！
こっちは疲れってもんがあんだから誰か変われよ！！」腕じんじんっ
コマ『ドーパミンが出ました。
ごめんごめん』筆談
シロ「いや。からくりはドーパミン出しようが無かろうが」
魄哉「すみませんねえ。神経痛なもので
あ。大丈夫です。折れてませんね」
家康「こういう事があるからお前に任せてんじゃないの」しれっ
粋「Σ確信犯！？
だああもう
力仕事ならカラスとか！そもそもあいつなら脳天に食らっても無傷
あれ？居ない」きょろっ
千様「あら？さっきまで居たのに」
蒼月「一二三ちゃんも居ないね」あれ？
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挿音「お前、何してんの？」キセルすぱー
彬羽「見て解らねえか？
甲冑を着せている」かちゃかちゃ
一二三「おお！おら強そうだ！」おおおっ
鏡子「よくお似合いですねー」一二三映しっ
挿音「うん。なんでんな事になったから微塵もわかんねーわ」
彬羽「子供の健康を願う日なら ここは演技を担いで着せるべきかと思うんだが」真顔。
挿音「保護者と本人がいいなら何でもいいけどよ。
多分すっげえズレてんぞ それ。」
鏡子「で、一二三さんは姫武将にでも育てるおつもりなんですか？」
彬羽「Σう！それは！！」
挿音(大和撫子に育ててーみてえだけど
この家じゃ無理があんだよなあ。)
一二三「ほらほら、皆甲冑かっこいいだー！」お気に入りっ
魄哉「おや。昔の殿より様になってますねえ」
家康「Σひっど！！」
白「お転婆でも逞しく育てるのか？」
彬羽「いや。そういうわけじゃ」うーん。
粋「迷走してんなあ。」
