小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月15日

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魄哉「白君白君 ちょっと聞きたい事が」

白「ん? 聞くって俺にか?

彬羽の間違いじゃないのか?」



魄哉「いえ合ってます



キョンシーって暴れたらどうしたらいいんでしたっけ? 」


白「キョンシーと関わる予定があるんだな。」納得



粋「え。キョンシーって マジでいんの?」びくっ

魄哉「居るんですよこれが

日本の妖怪なら 元祓い屋なんで解るんですがねえ
大陸のとなると と、言うか 忘れました」




白「そもそもキョンシーって何だ?」

小太郎「あ、ダメだ
黄龍サマも日本限定だ 」





彬羽「平たく言えばゾンビだ。
術師の使役となる事もあるが 扱いが難しいとか何とか」


白「やっぱこいつに聞くのが早いな」うん。

魄哉「ですねえ。 てか何で知ってるんですか」



粋「Σゾンビって!えええ 何々!要するにお化けじゃねえか!
嫌だからな!なんか知らねえけど俺は関わらないからな!!」

シロ「ゾンビのひとつふたつで怯えるな!
お前も思いっきり人外だろうが!」

粋「怖い物は怖いからアウト!!」




千様「この時期にゾンビとか嫌ねえ。
腐らない?」

魄哉「あー。なんか要冷蔵とか何とか」

シロ「ちょっと待て。嫌な予感が」

彬羽「人一人冷蔵出来るのお前しか居ないだろうな」

蒼月「巻き込まれ決定だね」

シロ「なぜこの暑いのにゾンビのお守りを」ずーん。



粋「Σなんで皆平気なんだよ!!」

白「お前がビビりなだけだ。」きっぱり



蒼月「で、いきなりなんてゾンビ
じゃないキョンシー

てかそのキョンシー女の子?かわいい?」

魄哉「生死関係なく見境なしですかこの子は。

実は

国交を深める為に 日本の幕府にいっちょどうですかー?とか言われてまして

外交問題に発展するかもしれないので断るのも 何かなあ。と」

蒼月「なにその過激なお土産。」


彬羽「ちょっと待て。
キョンシーは元人間だろうが
人道的にどうなんだそれは」

魄哉「漢方薬なんかでも人道的にヤバイの多い所ですからねえ

キョンシーになった時点で人と言う認識では無いのかもしれません

と、言うか 僕もどう考えたらいいのか解らなくなってきました」うーん。


家康「お願い。本気で断って。」くわっ 



シロ「征夷大将軍がビビり倒すので無理だと正直に言ったらどうだ?」

魄哉「うーん。他所の国に弱味をモロに見せると言うのも」悩。



白「あのな。魄哉」

魄哉「はい?」






白「妖怪売買反対。」ぎろん。

魄哉「Σ買ってません買ってません買ってません!!」ひいいっ


一同(珍しくまともだ黄龍様!!)おおっ




白「人の都合でぽんぽん他所にやられるキョンシーの身にもなれ」ぷんすか

魄哉「・・ですねえ。
考えすぎてこんがらがってました」



彬羽(そもそもキョンシーて思考あるんだったか?)



粋「えっと、つまりは断る流れだよな これ」おそるおそる

シロ「だな。化け物絡みであやつがアウトと言った以上 強行したら化け物全部に喧嘩を売る事になるからな。」うむ

千様「何気に大事だったのねえ」お茶ずずー

蒼月「千ちゃん腐る心配しかしてなかったけどね」

千様「だってハエとか臭いとか嫌じゃない?」

家康「ああうん 女の人って そういうのリアルだよね」





粋「なあ、一応聞くけどよ

もしその、キョンシーてのが手に負えなくなったらどうするんだ?
さっき扱いが難しいとか言ってたけどよ」


彬羽「ん?確か


頭を潰すか心臓をぶち抜くか、首を切り落とすか ぐらいだったか。

普通のゾンビと同じだな」

粋「Σ普通のゾンビって何!?」ひいいっ


蒼月「怖いなら聞くなよアンタも。」





魄哉「全力でお断りして来ます。」すたすたすたっ

白「良し。」うん


家康「たたた助かった。」へたり




彬羽「そもそも咬まれたら 噛まれた奴もキョンシーになるもんだったはずだ

こっちのが国際問題じゃないか?」


家康「あれっ?ひょっとして この国狙われてる!?」ひいいっ






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