【割烹 春一】
蒼月「・・・。」むっすー
主禅「で、今回は何やらかしたんだよ」仕込みがさごそっ
蒼月「べつにー
ジジイが暑苦しくワーカーホリックしてるからさ
『どうせさっさと先に死ぬ生き物達相手に よくそこまで一生懸命になれるよね』とかポロッと本音漏らしたら グーで殴られたんだよ」けっ
朱禅「うん。命懸けで世の為人の為に 政務してる奴に言うセリフじゃないよな
なんでそう言う事言うかな」ほんとにもー。
粋「そこはアレだよ
今日も暑さ厳しいから ぶっ倒れんなって意味でほら」ひそひそっ
ひな「あらあら 解りやすく解りにくい」くすくすっ
蒼月「さらっと馴染んでんなよクソバイト
何?バカラスはまたぶっ倒れてるの?」けっ
白「なんかな
神経細かい奴って 暑さに弱いってホントだなーって。」しゃきっ
蒼月「うわ。凄い説得力」
粋「カラスのメンタルが揖保乃糸なら
兄貴は余裕で きしめんくらい有るからなあ」
ひな「何処かの名物で、伸ばした生地そのまんまで麺1本って物凄いウドンが
テオドール「我が主はどんだけ神経ごんぶとだと思われてるので御座いますか」
白「だいたいな
先に死ぬとか 長く生きるとか言うなら
此処に居る奴等 結構皆そうだろ」ずばりっ
蒼月「うん。ごめんって
もっともだけど 当事者達の前で言わないでそう言うの」
ひな「ごんぶとと言うか
デリカシーが」うわあ。
テオドール「私はっ!何が何でも貴方様より確実に長生きして1生お仕え致しますのでっ!」くわっ
白「お前それ そんなのに全力出して残りの人生どうすんだ」
テオドール「Σえ」えーと
粋「つか、俺や兄貴って
寿命どんくらいなんだろ?」芋の皮剥き剥きっ
シロ「人間混ざりだしな。
見当もつかんわ」剥き剥きっ
テオドール「余生の事を考えると うわメンタルがっ」灰さらさらっ
蒼月「此処で絶命すんなよ」おい。
ひな「すみません。
飲食店なんで 灰散らかすなら外でお願いします」
テオドール「Σ優しさが欲しい!!」ううっ
シロ「先の事など考えてもどうにもならん
悩んだ所で未来は変わらん
凹んでおらんで、冷静に未来を見据える事だ」芋しょりしょりっ
テオドール「シロさん。見た目に反して大人に御座いますよね」
シロ「どういう意味だ 」むっ
粋「包丁持ってる奴怒らせんなよ 」苦笑。
白「そもそも俺、そんな簡単にくたばる気ないけどな
よし。おかわり」丼ずいっ
朱禅「うん。この暑いのに良く食えんなあ
こりゃ長生きするわ」
テオドール「すみません
私も追加オーダーを
えーと。何か栄養価の高そうな
粋「吐いたら意味無えぞ」きっぱり。
テオドール「くっ!我が主はどうやってコレを消化されてるので御座いますかっ」山盛りっ
ひな「飲み込んだ直後から栄養にしてそうですよねえ
うちとしては商売繁盛で助かりますが」
入り口がらぱーん!!
地方の妖怪「居たな悪逆無道にて傍若無人な人間混ざりの魔王め!!
おのれを倒し 我が次の妖の王とな
テオドール「喧しい!飯でも食って強くなって出直して参りなさい!!」
地方の妖怪「Σもがーーっ!!」ぐほげほっ
朱禅「Σあ。ヤベ
ニンニク抜きにすんの忘れてたっ」はっ
テオドール「食べる前に気がついて良う御座いました」ふっ。
ひな「お水要ります?
有料ですけど」
地方の妖怪「く、くださいっ」かはっ
シロ「まあ、栄養は満点で有るがな」
粋「あの量は無理だろ」うん。
白「うん。どいつもこいつも根性入ってる
今が楽しけりゃ先の事なんてどうでもいい」すたすたっ
ひな「あら?お帰りですか?」
白「昼休み終わるし」
粋「あいよ。俺が払っとくから芝居小屋頑張れー」
蒼月「Σえ。この暑さの中営業してんの?」
白「客に死人が出そうだから明日から休業だ。
なんか涼しい所借りてやるみたいだけどな」
ひな「シロさんは貸しませんよ
うちの生命線です」ねっ
シロ「飲食店もこの暑さではなあ。」冷風そよそよ
テオドール「では、ごちそうさまに御座います
うわ 凄い熱気でっ
お待ち下さいませ。貴方様も私の日傘に」
灰ざらあっ。
粋「Σあああテオが大気の熱にやられた!!」
ひな「これは彬羽さんが 出勤すら出来ないのも無理ないですねえ
ちりとりちりとりっと」たたっ
シロ「冷風要るか?」
白「吹き飛ばさない程度に」うん。
どたばたっ
しーん。
朱禅「ま、俺は
相手がこの世を去る時は 俺も一緒 て、決めて一緒になってるから」包丁とんとんっ
蒼月「Σへ!?
あ、いやあのっ
・・うん。お前がそれで良いんなら 良いんじゃない?」
ひな「あら、蒼月さん凄い汗。」
シロ「む?店内暑いか?」そよそよっ
粋(Σ双子の気まずい会話 ガッツリ聴いちゃった!)ひええっ
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