小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月13日

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皐月「ちょっとまた台風来るらしいで でっかいの!」

つつじ「えー。嫌どすなあ ここ高所やから風とかきっついやん 雨戸しめとかへんと


家康「かんっぜんに 我が家状態だね」

つつじ「適応力はある方なんどす。」


皐月「ええやんええやん。
盆休みに親戚の子らが遊びに来てると思ってや

な、親戚のおっちゃん」


家康「Σおっちゃんはやめて!」


つつじ「皐月はん 仮にも殿様の頭ぺしぺししたらあかんえ」





魄哉「大丈夫です。僕なんて殴り倒してますし足蹴にしてますし 場合によっては締め上げてます。物理的に」

シロ「それは大丈夫では無いだろが」



小太郎「そうだぞ!家康だって若くないんだから!少しは手加減しないとっ」がうっ


家康「皆して酷くない?」

小太郎「Σなんで凹むんだ!?」ぎゃいいんっ


蒼月「天然半端ないな 犬っころ」


シロ「小太郎、ボール投げてやるからこっちへ来い」
小太郎「わーい。」てててっ




魄哉「さて、殿のメンタルがヒビいった所で 台風に備えますか」すたすた


つつじ「お宅の副官はん。フォローとかせえへん派よな」

家康「むしろ抉って来ないから今日は優しいよ」ふっ

蒼月(こいつら なんで長年相棒やってんだろ)





石燕「あ。なんか手伝う事あるっすかー?

今手が空いてて暇な


魄哉「では、殿のお守りをお願いします!!」くわっ

石燕「へ? いや 手伝いを「いえ殿にちょろちょろされるのが一番困るので!!」必死っ



つつじ「あんさん幼児か」

家康「Σちがーう!!」


白「石燕 体力ゼロだから下手に手伝い頼むと大事になるんだ」むう

粋「畑仕事の手伝い頼んだらぬかるみに足突っ込んで転んで動けなくなって助け求めてたしなあ」うんうん

つつじ「それは慣れとかちゃうの?」




白「他にも 水汲みで重さに負けて井戸に落ちたり、倉庫から物出すのに関節外れたり、洗濯物取り込もうとしてこむら返りになったり、
えーと後は」

粋「な?兄貴が覚えてるだけでこんなんだぞ」

つつじ「よう解りましたわ」納得。




石燕「はー。やっぱ殿様って常に誰かと一緒じゃないとって扱いなんすねえ
なんだかんだ 大事にされてるんすねー」にこにこ

一同(Σ断じて違うっ!)



家康「あっはっは そりゃねえ仮にも天下人だし」


粋「家康の気遣いが悲しいな」小声

白「本当は完全放置だもんな」

蒼月「つかさ。主にバカ殿にケガさせてんの あのジジイじゃない?」

粋「Σ確かに!」



石燕「?」






白「さて、俺らも手伝うか

石燕、 家康しっかり頼んだぞ」


石燕「はーい。 お任せ下さいっす」



粋「Σ兄貴まで気を使ってる!!」



つつじ「えーと わてらは何をどないしよか?」

白「 えーと。」ちらっ

皐月「ん?」




白「お前らも大人しくしててくれ。
色々壊れるし」


皐月「私には一切気を使わんのか こら」



蒼月「まあまあ、堂々とサボれるからいいじゃないの?」

皐月「んー。それはそうなんやけどな」むすっ


粋「お前は手伝うんだよ」ずるずる

蒼月「Σえー! やだやだ
汚れるしめんどくさ


メリメリメリメキバキッボキッ





蒼月「・・何?」目ぱちくり




白「雨戸に打ち付ける板 調度いいのが無かったんだな」

粋「あー。カラスが木折ってんのか
いや、裂いてんのか?」


つつじ「Σ木って裂くもんやったか!?」ひいいっ


皐月「目茶目茶な会話やな」




石燕「はー。彬羽さんすっごいすねえ
あっしも少しは見習わないと

今度御指南願いますかねー」ほう




一同「絶対やめろ。」







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