粋「明日雨らしいよなー
寒いのに雨とか あー。だりい」ダラダラ
千様「あら？いつも元気印の粋君が珍しい」
シロ「疲れておるのではないか？
見習いとしてアレの御守りしておればそりゃあな」
白「そんな疲れるものか？」きょとん
粋「無茶苦茶なのは知ってたけどっ
兄上フリーダムかつ無茶苦茶過ぎっす」ぐたり
白「鍛えろ鍛えろ
これくらいで疲れてたら役者できないぞ」
粋「Σどんだけ体力いんの！？」
千様「人間で役者やってる人ってどうなってんのかしら。」うーん。
シロ「いや、あやつのやり方だと体力勝負になるのだろう
・・どんな職だ」うーん。
石燕「疲れてる時は休むのも大事っすよ
自分の腕のみが物言う世界なら 尚更オンオフ使い分けなきゃ体持たないっす」
小太郎「おお。体験談っ」おおお
粋「いやお前 体力ねえのにどうやってんの？」
石燕「一日徹夜くらいなら な、なんとかっ」
千様「石燕さんはちゃんと寝なさい」きっぱり
白「体動かしまくる役者と絵描きじゃ色々違うと思う」
石燕「まあ肩には来るっすね」ふっ
小太郎「石燕 しっぷくさいぞ」くんくんっ
千様「ふむ。しっぷてか辛気臭いわね
何か気晴らしさせたげたいわねえ」
シロ「うーん。しかし 外も天気がな。
曇っておってスッキリせんな」
家康「ほらほら凄いの見つけちゃった！
でっかいつららー！見て見てっ」ほくほくっ
千様「殿 365日楽しそうね」うわあ。
粋「Σうおすっげ！何処にあったんだよこんなの」
家康「ちょっと鍾乳洞見に行ってたらさー 入り口の所にぶら下がってて もいできたよ」
シロ「なぜにちょっとそんな所に行った」
家康「暇だったから。」きっぱり
石燕「警護つけたほうがいいっすよ？」
家康「既に天海に引き渡して来たから大丈夫。」にや
シロ「Σわざとか！わざと人気の無い所に行ったのか！！」
家康「襲ってきたら現行犯で逮捕出来るからねえ」へらへら
小太郎「家康も大概物騒だよなあ。」
石燕「なんだかんだで『徳川家康』なんすよねえ」うんうん。
蒼月「ちょっと！室内に氷とかやめてよ寒いな！！終いにゃ食うよ！！」くわっ
家康「Σぎゃー！ごめんなさいいっ！！」ひいいっ
小太郎「あ。やっぱこっちのが家康らしいな」
粋「なあなあ！ちょっとちょっと」
千様「粋君どしたの？」
粋「一発芸 兄貴。」
頭につらら乗っけ
一同「Σモノボケ！？」
蒼月「しかも滑ってるし。」しらっ
粋「Σあれ ウケない！？」
家康「えーっとごめん
なんかこう やる事が10歳くらいなら微笑ましいかな？って感じかなあ」
シロ「つらら抱えて喜んでた奴が言うか」
家康「Σう」
粋「ちっ。ダメか」ちえー
白「物を使って笑い取るのをモノボケって言うのか？」
家康「そうだよ。
なかなか難しいけどね」
白「ふーん。そうか」雪丸めっ
石燕「Σえ。白さんモノボケやるんすか？」
小太郎「このテンションでか？」
千様「雪を丸めて？
あ。小さい雪だるま？」ふむふむ
白「うん。それでコレをな」
ぐしゃっ！
白「粋だ。」残骸指さしっ
粋「Σまんべんなくひでええええ！！」ひいいっ
シロ「それが面白いのはお前だけだろうが」
蒼月「ぶは ごめん。ツボッた」
白「どうだ。」にやり
粋「Σそんな黒い笑み モノボケじゃねえ！」
魄哉「おや。皆さんでモノボケにチャレンジですか？」
家康「んー。そういうのじゃないんだけどね
レクリエーション兼ねてなんか始まっちゃったねえ」
魄哉「ふむ。僕もちょっと仕事詰めなので参加させて戴きましょうかね」
小太郎「Σえ。出来るのか！？」
魄哉「おや なめちゃいけませんよ
仕事柄多少のジョークは出来ないと」真顔。
石燕「天海大僧正でなんでジョークが必要なんすか」
魄哉「そこは固いだけじゃダメなんですよねえ
何故か解りますか？蒼月君」
植木鉢めくりっ
蒼月「誰がダンゴムシだよ。」
魄哉「前々から似てると思ってたんですよ
ほーら 寒い物陰に隠れる所とか その辺這い回ってるのにちょっとつつくとびっくりして丸ま
蒼月「Σ這い回った記憶ないんだけど！？」
魄哉「イメージです」きっぱり
千様「モノボケ？」うーん。
家康「どっちかと言うとケンカ売ってる？かな」
蒼月「だいたい寒くて隠れてるなら出してやんなよ！
寒さに弱いもんの気持ち考えろよ！」くわっ
魄哉「おや 珍しくマトモな事を
寒い中すみませんねえ。 植木鉢の下に戻っていいですよ蒼月君」ダンゴムシ戻しっ
蒼月「Σだああしつこい！！」
粋「すっげえストレス発散。
あーでも言われてみたら似てるかもな ダンゴムシ」にやにや
蒼月「どこがだよ」イラっ
白「よし。元気出たぽいな」ふむ。
シロ「お前のは見事に逆効果だったがな。」ため息
家康「だね。ご協力感謝」
魄哉「ただの本音です」にこにこ
小太郎「成る程。２匹まとめて元気になったな」わおんっ
石燕「Σあ。そういう！？」
