小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月29日

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小太郎「してんのう って知ってるか?」わおんっ

蒼月「は?また何処で覚えてきたの?」

シロ「よくあるアレであろう
フィクションの主に悪役、たまに味方の場合もあるが 腕の立つのを四人出して幹部的な

ん?何処かで聞いたような」




千様(シロ君の生家がある所に普通に居るわよー!!)

魄哉(半生の暗黒時代だったんで記憶封じてますよねこれ!
突っ込めないっ)

※同郷。





小太郎「でな。その四天王っての 下の町にもいるらしいんだ」わんっ

蒼月「へー。ヤのつく職の人達?
あの町大概治安悪いからね」

魄哉「すみませんね。町内会長頑張ってるんですがねえ」





小太郎「四天王は町の闇の掃除人と言われてて
悪い事するとお仕置きに来る正体不明のー

千様「動き止まったわよ 町内会長。」





蒼月「何してんのジジイ」

魄哉「で、ですから町内会長のお仕事をっ」


千様「町内会長は仕事人じゃないわよ」


小太郎「?」

シロ「Σ流れで解らんのか!?」

小太郎「へ?何がっ!?」


家康「まあ厳密に言うと 実際に動いてるのは私なんだけどね
天海サマ忙しいしー」

蒼月「なんでアゴで使われてんだよ 征夷大将軍。」


家康「えー。こっそり世直しは殿の仕事でしょ?」

千様「暴れん坊過ぎでしょ 程ほどにしなさいね」






蒼月「こんなんと肩並べる他の三人ってどんなんだよ
相当キャラ濃いんじゃない?」


小太郎「んーとな。
なんか全員正体よく解らないらしくて
闇の四天王とか呼ばれてるらしいんだけどな」

シロ「ネーミングからして酷いな」

小太郎「後の三人は


チンピラ同士の抗争が起きると音もなく殲滅する
商店で過ぎた『お客様は神様だろ』的な横暴をやると制裁を加える
後なんかダメだろこれって奴にはどうやってるか知らないけど 夜中にお化けが脅しにく


蒼月「Σぜんっぶ心当たりあるんだけど!!」



小太郎「え。誰だ!?」

シロ「小太郎。すまんが お前アホ犬だったのだな」きっぱり
小太郎「Σええーーっ!?」ぎゃいいん




家康「上から 挿音、彬羽、白だね」

魄哉「音もなく、モンスター客、お化け

間違いないでしょうねえ」


千様「まさかの四天王 この家に揃ってたわけね」






シロ「ふむ、まあ治安を良くしているなら結果として良いが
挿音、白はとにかく彬羽は意外であったな」



飛天「それに関しては俺が説明しよう」襖ガラッ

家康「お前また人の家で勝手にくつろいでたね?」

飛天「いや、ちゃんとお邪魔しますって鳩に言ったぞ?」

蒼月「いや、アンタらと違って皆伝書鳩と喋れないから」

飛天「Σそうだった!!」ガーン。




シロ「今年暑かったからか。」ふっ

家康「こらこら 突っ込みを諦めないで」




飛天「えー話は戻ってだ。

彬羽の奴が通り魔的なのしてるのは確かだ。

けど、本当にこれは〆とかないといけないって奴しかやらないぞ?あいつ真面目だし

けどモンスター客のウザさは一個人の真面目さなんざ遥かに凌駕する!」くわっ



家康「あー 接客業って大変だよね」うんうん


魄哉「はあ。でしょうねえ
僕らも本当にアウトな人しか泣かしませんし」お茶ずずー

蒼月「うん、 おかしくなるから闇の四天王逹はちょっと黙ってて。」






飛天「しっかし二度としませんと言わせた所で後で悪評流されちゃあ店の存続に関わる

だから この忘却香で誰にやられたか記憶をうやむやにし

シロ「つまりはお前も共犯か。」




蒼月「なんなの?四天王コンビでお仕置するのが暗黙のルールなの?」

魄哉「えー。打合せしてませんよ?
こんなのやってるの僕らくらいだと思ってましたし」

家康「あはは 皆考える事は同じなんだねえ。」


千様「シロ君、頭抱えないで。」

蒼月「ん?て、事はだ

師匠の場合はあの金魚のフンも




粋「誰が金魚のフンだ。」

蒼月「名前だして無いだろ。つか自覚あんなら怒るなよ盗み聞き野郎」ふっ



魄哉「えーと。つまり」

粋「あたーりー。兄貴がやるまでも無い三下どついてまーすっ」ヤケクソっ



千様「自ら煤払いに行く辺りさすがだわ。」うんうん

粋「言っとくけど 兄貴は黄龍サマとしてのお役目やってるのもあるからな。
人に害成す奴なんて バケモンにも害成してる事多いしよー」




シロ「この家の大半が荷担か。」ふっ

飛天「皆殴られて当然のしかやらないだろ
それで良くなるならいいんじゃね?」

蒼月「何が怖いって そんだけシバかれる奴等がはびこってるって事だよ
あの町地獄かよ」




千様「あら? でも四天王のうち三人
実質六人だけど。

そこは二人ずつセットなのよね?
じゃ残る一人は?」

魄哉「あの、そこもう普通に挿音もコンビなのかでいいんでは?」

千様「小太郎君が理解してないみたいだから
夢壊すのはちょっとねー」





小太郎「Σ挿音四天王だったのか!?

やばっ 噛んで良しって言われたの何人かガブッといったけど あれそのお手伝いかっ!」おおっ

蒼月「Σお前もかよ!!」




魄哉「あー。そう言えば
元々小太郎君忍犬の訓練もしてたんでした!

そりゃ音も無いですよ あはは昔の話なんで忘れてましたー」

家康「そんな事もあったよね
今はゆるーい室内犬だもんね。」あっはっは




飛天「おーい。大丈夫か?」

シロ「黙れ四天王。」けっ

飛天「いや俺厳密に言うとこの町の住人じゃないし
町の四天王って言うんならちが

千様「飛天君。そもそもお頭が里放置でいいの?」

飛天「Σぎく。」


魄哉「絶対これでストレス発散してますよね?」






白「結果オーライ。」肩ぽん

シロ「Σいきなり生えるな!
闇討ちは好かん!!」くわっ

白「正面からやると抵抗するから大怪我するし喰われたりするんだぞ?」

シロ「Σちょっと待て!どういう状況だ!」




粋「悪い事してる奴等って 変なもん呼び寄せやっすいからなあ」

飛天「よく魔が差したとか言うだろ?」

シロ「・・つまりどういうことだ?」


魄哉「つまりは 人の悪意ってのは僕ら向きのお仕事って事ですよ」

シロ「ふむ。
よ、よくは解らんが

そういう物か」ふむ。


魄哉「納得して頂けたようで何よりです」にっこり。

















石燕「で?本当の所はどうなんすか?」

家康「Σ ぎゃーっ!見抜かれてたっ!」

魄哉「しーっ!しーっ!!シロ君融通きかないんですからっ!!」



飛天「しっかしお前らもか
世間狭いよなあ」

粋「俺はただ兄貴の手伝いしてるだけだし」


白「バカラス帰ってきたら してんのうってからかってやろう」にやり。

蒼月「いや。自分もだからね?話聞いてた?」


小太郎「俺 四天王かあっ」キラキラっ


家康「ま、結局は趣味だよねえ」






千様「ふーん。

男の子ってこういうの好きよねー」せんべいぼりぼり







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