粋「だあああ!ついに今年もこの時期がっ!!」ひええっ
蒼月「盆じゃなくても 年がら年中オバケなんて居るだろ
煩いなあ
あ。悪さしたら容赦なく食うからね
俺にだけはちょっかい出すなよ」
幽霊「Σ!」びくっ
粋「Σお前色々凄いな!」
千様「最近綺麗に忘れてたけどー
蒼月君って生き物の魂や精神食べちゃう子だったわねー」のほほーん。
家康「うん。認識がただのエロ小僧になってたね」
蒼月「あのオッサンにはガンガン悪さして良いよ
ビビりだからリアクション面白いと思うな」指差しっ
幽霊達「・・・」じーっ
家康「Σうおおすんませんしたっ!
けしかけないでけしかけないでっ!!」ひええっ
シロ「毎度毎度騒々しいな
ここ等辺か?俺に絡むでないぞ。
たわけた真似をするなら 鬼切で容赦なく消滅させるからな。」しっしっ
家康「あれ?シロは見えない子だっけ?」こそっ
シロ「子供の陰に隠れて恥ずかしくないのか将軍。
俺は厳密に言えば 人でも妖怪でも無い 第三の種であるからな。」
千様「え?でも見ようとすれば見えるのよね?」
シロ「そりゃあな。
1発ぶん殴りたい相手が化物で有る以上 それくらいの特技は最低限!必須であろうがっ!」くわっ
大嶽丸「お前 凄いの育ててるな。」うわあ
白「育ててない
拾ってきたら 勝手に頑張ってあんなのになっちゃったんだぞ。」うん。
テオドール「おちょくられて伸びるタイプに御座いますねえ」おやまあ。
粋「純粋に憤怒じゃね?
兄貴も程々にしとけよ
その内マジで叩き斬られんぞ」
白「・・・そうだな」うん
シロ「Σなんだその間は!
見ておれ! 今に吠え面かかせてやるっ!!」ぬおおおおどたばたっ
家康「Σあああオバケの中に置いてかないで!」ひいっ
白(この前 ちょっと本気でヤバかったのは内緒にしとこう
ムカつくし)うん。
テオドール「?」
粋「しっかし 人でも化物でもねえか
俺から見たら シロも大概化物なんだけどな 」うーん。
大嶽丸「雪ん子じゃなかったのか「絶対本人に言うなよ。氷漬けにされんぞ。」
つつじ「まあ、お人から見たらそうなんやろなあ。
人が中間の物やったら、妖怪モノノケは地の物。
わてやシロはんの一族は 天の者の末裔やで話やしなあ。 」どっこらせっ
千様「あらつつじ君珍しい
いらっしゃい
殿、お茶淹れたげてー」
つつじ「お構いなく。
ちょい虫刺されで診療所寄ったら 飛天はんから届け物頼まれただけどす
ほい、彬羽はんに 暑気あたりにエエ漢方薬らしいわ。」包みごそっ
蒼月「静かだと思ったら また暑さに負けてんのかよ。」
粋「夏の間はカラス色々無理じゃねえかな」うん。
テオドール「神?
我が主も この国の魔王であらられながら 八百万の神々に認められし神の1員に御座いますよ?」むっ
つつじ「いや。そう言うのとはちゃうくてな。
どう言ったらええんやろ」苦笑
蒼月「そもそも破壊神だしね。」うん
家康「天海の話だと 創生の神々の末裔でしょ?
だから この地の神様とはまた微妙に違うって言う 」お茶ずずっ
つつじ「それやそれ。
それはエエんやけど この家、ホンマに殿様をお茶汲みにしとんのかいな?」ええー。
家康「今、私 稼ぎ無いし
お茶淹れるのは慣れてるから それくらいやらないとね。」真顔っ
蒼月「だね。下手すりゃ俺以下だもんね」やーい。
つつじ「とんでもない家やな。
あ、ほんまお茶うまっ」ずずっ
千様「でしょー?
適材適所よお」のほほーん
粋「そっか。
んじゃお前も神様の末裔なんだ」へー。
つつじ「らしいわ
見えへんとっしゃろ?」わははっ
テオドール「我が主と芝居小屋でツートップ張られておらるる辺り
やはりそう言うオーラは出てるのだと思われますが。」ふむ。
つつじ「せやろか?
そんなら役者として嬉しいなあ」のほほーん。
蒼月「つーか あのガキも神の末裔んだ。
アレに関しては 何も感じないんだけど
気配的には完全に人間だよね。」
つつじ「そらシロはんは 完全に武闘派やしなあ
その剣術の腕かて、普通のお子とは比べ物にならんやろ?」
粋「あー そこは確かに。
つかお前 さっきからウチワ何してんの?
Σえ。居るの!?見えてんの!? 」びくっ
つつじ「わても元武闘派どすからな
見ようとせんでも気配くらい解りますえ。」幽霊散らしぱったぱたっ
粋「Σそういやそうだった!!」
大嶽丸「え?元武闘派?」ひそっ
白「元暗殺者って奴だぞ。
神速のアサシンとかって呼ばれてたんだぞ」
大嶽丸「Σここの関係者物騒なの多すぎないか!?」えええっ
つつじ「昔の話どす。
てか家康はん。」
家康「ん?何?」はい?
つつじ「曲者どす。
このメンツやからて気い抜いとったらあきまへんえ」
湯呑みドゴシャッ!!
曲者「Σぶっ!?」
どしゃーん!!!
ひゅるる。
ぱしっ
つつじ「結構な御点前どした。」ぺこっ
家康「うん。結構なのはそっちだよね」わお
千様「あらあら凄い。
天井ぶち抜いたのに湯呑みは無事だわー」
蒼月「マジかよ。気が付かなかったよ
人間にも手練が居るじゃん」へー。
粋「ん?何このネバネバ 」あれっ
白「挿音の害虫ホイホイに何かかかってるんだなーって思ってスルーしてた。」
テオドール「思ってたよりデカイのがかかっていた様に御座いますねえ」おやまあ
つつじ「あー。殺気ないから無反応やったんか」なる程っ
粋(殺気もねえのにやっちまう辺り さすがっ)ひええっ
蒼月「これだけ幽霊の気配が多いと 1つ2つ増えても解んないんだよなあ」ため息っ
テオドール「まあ、襲ってきたらカウンター噛ませば良いだけに御座いますし」しれっ
大嶽丸「なんか、
俺が此処に居るの 物凄く場違いじゃないか?」冷や汗っ
小太郎「お前は鈴鹿山の若様だろ。
もちょい自信持て」わんっ。
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大嶽丸「婆さんの幽霊が 廊下で迷子になってたのを案内したら 飴玉貰ったんだが」困惑っ
千様「あらー 良かったじゃない」
家康「お盆は天海が 無縁仏さんいらっしゃいしてるからねえ
ははは廊下か 怖い怖い怖い」冷や汗っ
粋「つか、幽霊から貰った飴って食って大丈夫なの?
魂抜けたりとかしねえ?」ひええっ
大嶽丸「食わねば失礼になるだろう
いざっ!」くわっ
つつじ「あのニャンコも大概ええ度胸やなあ
何処で拾てきはったん?」
白「他所の飼い猫が入りびたってるだけだぞ。」きっぱり。
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