小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月4日

 

 


大嶽丸「うう。今日も暑いな」よろろっ

蒼月「何でそんなヨロヨロしてまで うちに来るんだよ
家で寝てろよ 若様。」

 

大嶽丸「このクッソ暑いのに あの母上と同じ家で寛いでられるか。
バンバンバンバン 襖を閉める音が煩いっ」くっ

 


千様「豪快なお母さんと
繊細な息子の組み合わせって 悲惨ねー」あらー。

家康「大嶽丸も そんなストレスなら独り立ちを考えた方が良いかもね」うーん。

 


大嶽丸「考えはしたが、世間知らずのこの俺が 外で生きて行けるのだろうか?」真顔っ

蒼月「山猫の癖に箱入り猫かよ。」おい。

 


家康「自覚してる辺りは偉いけどね」

シロ「と言うか

この家でそげな話を気軽にするとだな」

 


魄哉「うちの子になります?」大真面目っ

大嶽丸「Σはいいっ!?」ええっ

 

蒼月「うん。出てくると思った」

大嶽丸「Σいやおかしいだろ!
おい!家主 目が座ってるぞ!!」

魄哉「最近ハードワークな物で。

・・でかい猫飼いたい」ボソッ


家康「天海?
ちょっと休んだ方が良くない?」

 


粋「気にすんなよ。
俺もめちゃめちゃ誘われて 此処に厄介になってるし
つか、兄貴もだぞ。
元 野良妖怪だから」へらっ

大嶽丸「Σあの魔王 そんなノリで此処に来たのか!?」えええっ

 

 

白「ノリ的にはナンパだった。」

彬羽「興味が有るなら 此処に来いと 
連絡先渡されたとか言ってたな そういや。」

白「うん。気まぐれで訪ねようとして 何ヵ月か迷子になった」頷きっ

 

 

シロ「確か 一戦交えて 
腕へし折られた後でだったとか何とか」

魄哉「誤解で攻撃したの僕ですし
ワンワン殴るのは気が引けると 小太郎君にトドメ刺さなかった辺り良い子だなーっと。」

 


大嶽丸「戦闘民族はワケ解らん。」ドン引きっ

白「腕ぶらんぶらんで連絡先渡された 俺も大概ワケ解らなかったぞ。」

 

 

 

大嶽丸(まさか 此処のメンツは全てそんなノリで?

いや、有り得るな。非常識なのしかおらんし) うーん。

 


魄哉「あの頃も 表じゃ祓い屋。裏で天海やってて 精神的に参ってましたからねえ」遠い目。

千様「今や天海だけで精一杯なのにねー。」

魄哉「ナンボか若かったんですよ」ふっ

 

 

大嶽丸「まあ、このメンツを纏める家主だ

多少おかしいのも当たり前か」無理矢理納得っ

 

蒼月「そのおかしいのの総大将が
今現在 人間の世の政治のトップなんだよね。」

大嶽丸「Σ大丈夫か人間!!」えええっ

蒼月「ジジイ 政務の才『だけ』は有るらしいから」


魄哉「はっはっは。
疲れてる時に煽ると容赦出来ませんよー」

 

 


白「まあ、相当変なのじゃなきゃ
俺等なんて居候させないだろ」

大嶽丸「まあな。しょっちゅう家吹っ飛ばしてる奴が言うと違うな」うむ。

 

 


どむっ!!

 

大嶽丸「Σえ"」はっ

テオドール「我が主では御座いませんよ

その証拠に 失礼致します」

袖めくりっ

 

 

白「あのバカ また封印無理矢理解いたな」あちゃー

赤い紋様ぎっちり。 


大嶽丸「Σうお何だこれ 気持ち悪っ!」ぎょっ

 

 

テオドール「粋さんの勾陣の封印に御座います

まれに逆流して 我が主に
Σあ。黒髪っ!?」えええっ


白「思いっきり跳ね返されたみたいだな。
こっちが封印食らった」髪の毛真っ黒。


テオドール「Σ大丈夫なので御座いますか!?」

白「気合でふっ飛ばす」きっぱり。

 


大嶽丸「結局兄弟揃って力押しか。」おい


 


家康「ごめん!寛いでないで逃げて逃げてっ!

まーた理性も飛んで

 

Σぎゃーっ!!!」

ずどーん!


勾陣「グルルルッ!!」しゃああっ!

 

 

千様「Σ殿おおお!!」ひいっ


魄哉「殿なら問題有りません
あれくらいでくたばるなら天下取れてませんよ」数珠じゃらっ

蒼月「人として くたばってた方が正解じゃない?」こそこそっ


魄哉「愚痴ってもしゃーないでしょう
晴明さんを呼び行く暇無いんで防御術式の補佐を・・・」

蒼月「ん?何? 何か有

Σあ。」

 

 

石燕「」白目っ

 

 


与一「すまん。こっちはただの夏バテだ」

 

魄哉「了解。
巻き込まれるんで与一さん取り憑いて 体動かして僕等の後ろに」

与一「Σ夏バテ肩こりバキバキの体にかっ!

うう。仕方ない」ひゅんすぽっ

 

 

 

大嶽丸「ん?防御?
アレは放置でいいのか?」おい


彬羽「いや。ほんの少し時間を稼げば後はだな。」

 

 


白「あいつに吹っ飛ばせる封印が 俺に解けないわけないから。」髪まっしろっ

大嶽丸「Σ復活はやっ!!」

 

 

 

彬羽「後は化物2匹の争いに巻き込まれん様に気をつければ良し。

ほれ家康 生きてるな。」瓦礫からずぼっ。

家康「な、なんとか」けほっ

 


テオドール「本当にかすり傷な辺り さすがで御座います」おおっ

 

 


千様「で、まーた。家が壊れるのね」安全圏っ

魄哉「まあ、日常に刺激が有って良いんじゃないですか?」結界ブイインッ

 

 

 


ーーーーーーーーー
ーーーーー

 

 

 

粋「Σあれ!?また屋敷半壊してる!なんで!?」えええっ

 


小太郎「うん。凄いギャップ」わんっ

シロ「己がボコボコなのを まずは不思議がれと言う話よな」うむ。

 

 

大嶽丸「普段のあいつはマヌケだが
勾陣の姿は やっぱ迫力だったなあ」しみじみ

千様「あら。大嶽君
髪の毛伸びて紋様出て 理性ふっ飛ばしたいの?」


大嶽丸「いや、理性は困るが
やっぱその、あの荒々しさみたいのは 妖怪として憧れると言うかな」えーと。

 
シロ「お前は箱入りで有るしな
解らんでもない」ふむ

 

 

白「ん?そいや
なんで今回は封印解けたんだ?」

テオドール「あ。確かに
別段脅威になるようなモノノケ妖怪は見当たりませんで御座いましたし」はて。

 


コマ『それが、お盆を待ち切れなかった あの世の亡者さん達が
裏の井戸からこの世に逆流して来まして』カタタッ

コマ「粋さん ものごっつい悲鳴あげて 封印ばーんてふっ飛ばしちゃったんだべ!」

 

白「オバケ怖くて 俺の封印振り切ったのか」ええー

一二三「んだべな。

まあ、前触れなしに アレは誰でもビビるだよ」うん。

 

蒼月「幼女にフォローされてるよ」やれやれっ

シロ「ふむ。
して、その逆流してきた亡者と言うのは
勾陣に吹き飛ばされたのか?」

 

 


コマ『いえ。騒ぎで忘れてましたが

今、そこに』すっと指差しっ

シロ「Σえ」

 

 

 

肩にひたりっ。

大嶽丸「Σうっ   ぎゃああああーーーっ!!!」うわああっ

 

 

 

 

石燕「あれ?大嶽さん

なんで髪の毛伸びてんすか?」よろろっ


白「大嶽丸も キレたら変化するタイプだったらしいぞ」

石燕「へ?」

 


大嶽丸「Σなんで俺は中身俺のまんまなんだ!!」ふにゃああっ

蒼月「うん。攻撃力は上がったけど
みっともないなあ」

 

シロ「毛が伸びて 若干強そうにはなったぞ?」

大嶽丸「Σ若干なのか!」えええっ

 

 


粋「大嶽丸すっげー!」きらきらっ

小太郎「知らぬが仏だな」わおんっ

 


魄哉「長毛にゃんこ
千様「はいはいはい。
他所の猫ちゃんだから駄目よー
てか、アンタは寝なさいっ」ほんとにもー

 

 

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