魄哉「ふぁー 眠っ」あくびっ
家康「夜通し無縁仏の人達の愚痴聞いてたの?
根性あるなあ」ひええっ
魄哉「好きで無縁仏になる人なんて居ませんからねえ。
子孫がお墓の守りを続けたくても
何かでお家断絶とかになったりで、お盆も帰る所が無い人も居ますし」肩ごきっ。
蒼月「だからって 無関係の幽霊達をわざわざもてなさなくてもさー。」
魄哉「仮にも坊主ですし」
白「無関係じゃないのも居るぽいぞ。」
信長「相変わらず若作りだな。竹千代」 よっ
家康「Σナマズーーっ!? 」ひいいっ
信長「ナマズって。」おい。
白「言われてみれば 凄いナマズぽい髭だな」うん。
魄哉「この人も 今マトモに供養されてないしで
何処帰りゃ良いんだってうちに来ましてねえ」うーん。
粋「え?あの織田信長が供養もされてねえの?
子孫とかは?」ええっ
テオドール「ジャパニーズ名物。
負けた御家は皆ごろ
家康「Σむしろそう言うのやめようねってのが徳川です!!!」
信長「徳川が天下取って 信長=極悪人のこの世で 大っぴらに儂の供養がされてると思うか?」ああんっ?
魄哉「供養されてても 隠れキリシタンばりに隠れてそうで見つかりませんよねえ」うーん。
テオドール「あれ?粋さん 信長さんは怖くないので御座いますか?
幽霊に御座いますよ?ほーら透けまして御座います」ほらほらっ
信長「人の体に手突っ込むな」
粋「うーん。地獄で兄貴スカウトしようとしたり、
閻魔のおっちゃん相手に戦仕掛けようとしたり
生き生きし過ぎて オバケ感ねえんだよなあ。」困惑っ
家康「うん。
違う意味では無茶苦茶怖い人だよね」
信長「と言う事で
罪滅ぼしもかねて、くたばったら地獄で我が軍に入れ 天海。」
魄哉「後300年はくたばりませんので さっさと他所を当たって下さい」真顔っ
家康「あの、主君の目の前で 軍師を引き抜こうとするのやめて下さい」びくびくっ
千様「信長さーん。
帰りのナスの馬は西洋風でって言われたけどー
今作ると腐るわよー?」
信長「構わん。
それならそれで現世におる
おい。せんべいくれ」ごろーん。
千様「信長さん 食べられないでしょ?」えー
家康「どどどうしよっ
アレこのまんま この家に取り憑く気じゃ!?」あわわっ
魄哉「安心して下さい
盆が終わったら蹴り出します。」きっぱり。
蒼月「坊主のセリフかよ」おい
間。
彬羽「おい。俺が伸びてる間に何があった」
信長「せっかくの現世じゃあ!
皆の者 どうせならワシと共にほんの数日天下を取ってみんかあっ!!」わはははっ
幽霊軍団「おー!!」ノリノリっ
白「今すぐ蹴り出しても良いんじゃないかな?」
魄哉「ですねえ。」青筋っ
テオドール「あ。彬羽さん
夏バテは大丈夫に御座いますか?」
彬羽「むしろ余計に気分が悪くなるんだが
おい、お前も何を持って
テオドール「御安心下さいませ。
急ぎで国から取り寄せた 対霊用バズーカに御座います。
生身の方には問題御座いません おりゃ!」
どむっ!
幽霊軍団「Σどわー!」ひえええっ
彬羽「Σおい!問題無いのか!?」えええっ
白「幽霊はこれ以上死なないから問題なしだ。」
粋「いや、盆でこの世に戻ってきた お客さんなんじゃねえの!? 」
石燕「うーん。インスピレーションは沸くから良いんすが、
うっかり与一さんを野放しにしたら巻き込まれそうっすねえ」
千様「あ、ちゃんと石燕さんの体内にしまってるのね」
石燕「信長さんにケンカ売ろうとした時点でとっ捕まえて 閉じ込めやした。」
蒼月「おまえの体どうなってんの?」引。
魄哉「面倒です。
コマ、テオ君に加勢を」
コマ『了解。
とっとと片付けます』
内蔵ランチャーがこんっ!
彬羽「Σ待て待て待て待て!
コマ!手前のは普通に物理攻撃
コマ『ふぁいや。』
【その頃 町】
ひな「あら、またお家から爆炎が」あーあ。
庵「帰った方が良くない? 」ねえ
シロ「果たして
帰る家が残っておるのだろうかな。」ふっ
ーーーーーーー
ーーーーー
煙もうもうっ
白「知ってるか?
勾陣の炎は浄化の炎。
死ぬほど苦しい分 罪も燃やし尽くしてくれるらしいぞ」
幽霊A「Σぎゃああ!けしかけないで!けしかけないで!」ひいいっ
幽霊B「Σ夏だからってはしゃいですんませんでしたああ!!」ひいいっ
信長「普通 弟を化物にしてまで人脅すか?」焦げっ
白「俺は普通じゃないし
粋は元々化物だ。
普段は躾に失敗したから 無理矢理封印してるだけだぞ
どうどうっ」
勾陣「ぐるるるるっ!」しゃああっ
千様「あながち間違ってないけどー」
家康「言い方に悪意があるなあ」こそっ
彬羽「悪い事は言わん
降参しておけ
此処らで引いとらんと 家主がキレるぞ」
信長「あー。天海の奴なら かめ●め波くらい撃ってきそうじゃしな
仕方ない。国盗りは地獄に帰ってからとしてやるか。
降参じゃー」白旗っ
石燕「お。諦めてくれたみたいっすね」おおっ
蒼月「うん。スタンバってたドデカイ呪い使わなくて済んで良かったね
つか、何それ あの世の奴等より禍々しいんだけど。」
法術ゴゴゴゴッ
石燕「晴明さんに教えて貰った禁呪 「禁呪なら教えちゃ駄目だろ
何考えてんの あの古狐」
ぽんっ!
粋「Σうお!?
え?何?俺どうしたの?」きょろっ
千様「はい。お帰りなさい
記憶無くなってるだろうけど
おかげで無事解決よー」のほほーん。
粋「Σ何が!?」
魄哉「まあ、現世で悪さしないなら この際どうでもいいですよ。
盆の間は大人しくしてて下さいね」ほんとにもー。
蒼月(Σえ。これだけの事やらかした奴等をまだ家に置くの!?)ぎょっ
家康「ん?
ちょい待って
地獄に戻ったらーって
あの、信長さんって今、
地獄で刑罰受けてる身?」おそるおそるっ
信長「まあな。寺やら派手に焼いたしの」しれっ
魄哉「ん?
地獄って寛容なんですねえ。
重罪人じゃないですか
お盆だからってそんなのを自由にするとは 凄い価値観ですねえ」ふむ。
白「重罪人とか関係なく
罪人が皆この世に帰ってくるのが盆だぞ。」
粋「Σあ。そっか
この辺 現世じゃ俺等しか知らないのか」はっ
魄哉「はい?」
テオドール「我が主は その判断で種族丸ごと消し去る事を許されている 特殊な存在に御座います故、
閻魔様から 本来生者には知らされないお話を 色々と聞いているので御座いますよ」
千様「あー確かに
下手すりゃ 地獄が渋滞するものねえ」ふむ。
魄哉「全ての罪人が?
確かに やたら海で足引っ張のや、人脅かすのが多い時期ですけど」えええっ
蒼月「普通に迷惑じゃん
閻魔は何やってんだよ」えー。
白「めちゃめちゃ簡単に言うと
土産は まかだみあなっつ頼んだ。」
一同「Σ夏休み!?」えええっ
彬羽「地獄の奴等も 年に1回くらいは休みが無いとやってられんって事でな。」
テオドール「上の者が休まないと 下の方々も休み辛いでは御座いませんか。
そんなら もうあの世丸ごと皆一気に休んじゃえ!
てのがお盆に御座いますよ」にこっ
家康「つまり、皆で休むから 亡者の管理しませーん。てのがお盆「当たりに御座います」
魄哉「・・なんか
いえ 公務員ですし、言ってる事は解るんですけどね」ずーん。
千様「坊主としてはキッツいわよねー。」あらあら
信長「おい。屋敷吹っ飛んどるが ワシ何処でくつろげば
魄哉「黙れナマズ」
信長「急に冷たくなったのー」ええー。
蒼月「今は下手に刺激しない方が良いよ
キレたらアンタ以上の災害だから この鳳凰」ため息っ
白「そう言うわけだ。
俺は何燃やしても誰にも怒られないからな
面倒起こしたら皆まとめて燃やすからな。」
幽霊軍団「「「はーい」」」
千様「世の中 なんやかんやで上手く出来てるわねー」あらあら
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