魄哉「いやービビりましたよ
町内会のツテで 僧侶ならと急遽御葬式頼まれたんですがね
亡くなった方がひょうきんな方で どうにかして読経中に笑わせようとアレやコレやしてきまして 」はーやれやれっ
家康「自分の葬式でやる？普通」ええー。
千様「湿っぽいのがよっぽど嫌だったのねー」あらあらっ
蒼月「つーか。何やってんだよ 幕府の実質トップ」
彬羽「突っ込みが追い付かん」すたすたっ
家康「あれ？彬羽何その荷物」
彬羽「10月だからな
今年は色々やらかしたんで 出雲の年寄り共に色々押し付けられたと言うか」ため息っ
千様「なになにー？
あら。縁結びリスト？
あー誰と誰の縁を結んだか的なアレ？」あらあらっ
彬羽「Σばっ！見るなこら
プライバシーの侵害だろ！」
蒼月「お前も部外者だよね？見て良いの？」あれ？
彬羽「確かに神でも何でもないが
あのアホ神にこれ任せてリストまとめられると思うか？
そもそも漢字読めないんだぞ あの破壊神は」ため息っ
魄哉「そもそも白君に事務作業頼むのが 無理じゃないですかねえ」真顔。
家康「彬羽が手伝うてか 代わりにやるの見越して頼んでるよね？
出雲の神様方。」うわー。
蒼月「つーか 破壊神に縁結びリストって
むしろ縁壊しそうなんだけど あの人。」
テオドール「失礼な。
我が主は むしろ色んな御方の縁を無理やり引きずり回して来た 縁結びのプロに御座いますよ」ぷんすかっ
小太郎「あーうん。お前はな」わおんっ
テオドール「私とてあの時話しかけて頂けませんでしたら
今も 西洋で引きこもりのまんまで御座いましたのに」むっすー。
シロ(当時日本語解らん勝ったら知らんだろうが
厠の場所聞かれただけだ それは。)
白「俺 色々バカで良かった」ふっ
粋「あ。良いんだ」
彬羽「と言う事で 一般人に見せるわけにはいかん
見るなよ手前等！」
蒼月「じゃあ何で居間でやってんだよ
かまってちゃんかよ」えー。
彬羽「Σ下手に部屋に置いてたら それこそ目を離した隙に灰になってる可能性があるだろが！！」
家康「あー。白よくうっかりで家吹っ飛ばすもんね」ああうん。
千様「そういや部屋お隣だったわね」成る程っ
魄哉「壁に埋め込んでる防火符の数増やします？」
彬羽「頼む」即答っ
粋「もう 本人に吹っ飛ばすなとは言わねえんだなあ」
テオドール「無理に御座いますゆえ。」うんうんっ
白「何も聞こえない」耳塞ぎっ
間。
粋「けど、縁結びかあ
そっか 神頼みって手も有るんだよなあ」ほー。
千様「んな焦んなくても 粋君なら良縁あるわよお」へらっ
粋「Σだ、 誰も焦ってねえし！！」
テオドール「あの方 変な方、変なものには好かれるので御座いますがねえ」うーん。
シロ「くだらん
縁等 普通に生きておれば後から着いてくるわ」ふんっ
テオドール「そう言う所 お子様に御座いますねえ」
シロ「Σおのれも似たよなトシであろうが！！」むかっ
白「まあな。
望んだのがポンボン来るなら
神様は要らないからな。」肩ぽんっ
粋「Σえ。何 兄貴が優しい！！」ひいっ
一同(Σこいつも大概 変なのホイホイだった！！)
九尾「おやだーりん 何の話かの？
わちも混ぜて」どろんっ
白「うん。廊下に詰まるな」
九尾「こりゃうっかり
原寸大じゃったわ」廊下に狐みっちり。
みししっ
魄哉「すみません。久々の休みなんです。
うち壊さないで下さい」
九尾「お、なんじゃおったのか天海坊
すまん。ちっとお尻がハマって
Σあ」
バリンっ！
魄哉「Σだからコギツネにでも化ければ良いでしょう！！」ああもうっ
家康「彬羽、ビクッとしなくてもリストは割れないから」どうどうっ
彬羽「だな。」心臓ばくばくっ
シロ「お前もうそれ 他所でやった方が良くないか？」
ーーーーーーーーー
【幕府公営診療所】
飛天「ん？部屋？
あー 入院患者用の部屋が調度空いてるけど
ただ、掃除してないからちょっと汚いかなー」わははっ
ごちゃっ
彬羽「Σ案の定汚な過ぎる！！」ひいっ
ダミアン「Σあああ飛天殿！
患者の入る所だけは清潔に保ってると思っていたのに！！」どたたっ
飛天「いや、今此処患者いないし」えー。
ダミアン「まったく情けない！
魔王の副官しばし待て
今すぐ片付けと消毒致すっ」ホウキと塵取りがしゃがしゃっ
彬羽「あ、ああ
今日はお前が清掃バイトに来てる日だったか」ちょっとホッ
ダミアン「で、胃に穴か？
それともとうとう円形脱毛
彬羽「入院するんじゃねえ。」
飛天「お前はいつ過労で入院してもおかしくないからなー」わははっ
彬羽「Σ喧しい 汚部屋医者！！」
ダミアン「Σ飛天殿こそ この環境で何故に病気にならんのだ！！」ホウキざっざっ！
飛天「毒に体慣らしてるから？」真顔
彬羽「Σ此処にだけは死んでも入院しねえからな！！」背筋ぞわっ
どたばたどたっ！
一同「ん？」
町民「先生大変だ！
大工の孫六が 角材の下敷きになって腕潰しやがったよおお！！」うおおおっ
飛天「Σうおそりゃ大変だ！
よし彬羽、調度良いや
オペの助手頼む！」
彬羽「Σは。ちょ俺は
Σ此処に運び込むのかおい
だああ 手術後はちゃんと片付けろよ！！！」袖まくりっ
ダミアン(Σ当たり前みたいに助手出来るのか！？)えええっ
飛天「ほら、ダミアン消毒消毒！」ほれほれっ
ダミアン「Σへ？ 部屋の消毒なら既に
飛天「違う違う患部付近の」
ダミアン「Σ待て待て待て！私にそんな心得は
うお傷口えぐっ！」くらっ
彬羽「Σ手前吸血鬼の癖に 傷口ダメなのか！？」えええっ
ダミアン「Σうおおんな血まみれで寄らんでくれえええ！！」ひええっ
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【その頃 出雲】
爺さん神様A「ん？あれどした
ほれあの ムスビノカミちゃんの結んだ縁の一覧。」
爺さん神様B「んー？
あれなら ほれ、あの白髪の破壊神の所の天狗の兄ちゃん。
アレが人の政務も手伝っとると聞いたんで まとめんの頼んだわ」わははっ
婆さん神様「天狗？
あー そう言や黒い羽生えとったのー。
あの兄ちゃん 天狗だったんかい」へー。
爺さん神様A「んだんだ。
天狗も大天狗レベルになると 神の眷属じゃからなあ
安心して任せられるってもんよ」うんうんっ
弁財天「ん？
アレは確か カラス天狗じゃなかったか？」あれっ
宇迦之神「ですねえ。
あー 大柄な方なんで大天狗と思い込まれちゃってるかも」あちゃー。
弁財天「私の記憶では
大天狗からが分別がつき、知恵のある神の眷属。
カラス天狗、木の葉天狗は悪さもする妖怪 と言う分類だったがな。
ほら、どんぐりとか投げて来る奴」
宇迦之神「どっちかと言うと 破壊神さんの方がそれっぽいですね」
弁財天「あー・・
ま、良いか」うん。
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