小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月10日

 

 

 

粋「へー。藩対抗 寒中船漕ぎ競争かあ」ふーん。


テオドール「Σああっ 我が主が何か言われる前に窓から逃げようとされておられるっ!」

彬羽「落ち着け。誰もカナヅチにオファーなんぞしないだろ」首根っこひっつかみっ

 

白「そんな感じで何回水にやられたと思ってるんだ」じたばたっ

彬羽「Σきょ 去年は去年だ 忘れろっ」うっ

白「待て。なんで自信なくなってるんだ。」

 


杜和「と言う事で 、参加者は各藩好きーに集めて良いよってルールですので 兄様に是非お願いしたいとっ!」きゃっ。

挿音「あー悪い。
俺公務員だしよ
そこの警備の仕事入ってんだよな」キセルすぱーっ

杜和「Σえ」

千様「まあ 忍はね。
イベント有ると100パー警備と暴動鎮圧に駆り出されるからー。」あらあらっ

杜和「この国の治安の悪さが憎い!!」きいっ!

 


魄哉「・・すみません。」ずーん。

家康「うん。ちょっと前まで戦国だったんだから
天海充分凄いと思うよ?」えーと。

魄哉「ですんで 寒中厄祓いとして皆さんのストレス発散にお祭り騒ぎ用意したんですが
そうですか。逆効果でしたか」遠い目っ

 

白「諸悪の根元お前か」むう。

魄哉「いえですから 参加者はちゃんと泳げる人限定にしてますから
てか彬羽君、登られてますけど良いんですか?」

彬羽「どうも水と聞くと高いところに避難しようとするらしい」うーん。

 


粋「えーと。人手足りねえなら俺行こうか?
漕ぐの下手だけど」

杜和「あーもう何でも良いですわよ
ほら、申込書あげますわ。適当にやっちゃって下さいな」けっ


家康「一気に投げやりに」うわあ。

 

 

蒼月「この寒い中 船って、水の上って正気かよ」うええっ

白「だよな。
絶対頭おかしいよな」うんうんっ

彬羽「良いからそろそろ降りろ」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

【琵琶湖】

 

シロ「ほう。大した人数だな」ほー。


千様「あら。あのチームとかめちゃめちゃ強そう」


漁師チーム「海の男の力 見せてやれや野郎共おっ!!」うおおっ!


家康「うわー。確実に優勝候補」

 

一二三「何言ってるだ
彬羽さん達が優勝に決まってるべ!」


シロ「なんで引き受けてしまったんだ お前」うわ。

彬羽「仕方ねえだろ。他にやる奴居なくて 手を上げたコイツ1人でやなきゃいけなくなりそうだったんだ」むすっ

粋「うん。後先考えずホイホイ引受けてマジでごめん 助かった」ほっ。


白「で お前は?」

飛天「参加賞の米目当て。」きらーん。

家康「逞しいねえ」わお。

 

千様「で、あの
確かに5人1組だけどー

大丈夫なの?」


石燕「死亡フラグ立ってるっすね」ふっ。

テオドール「彬羽さん達に漕いで頂いて 私達は働いてるフリすれば問題御座いません!」どやっ

 


杜和「何でも良いとは言いましたけど
あの人達はやめた方が良かったかもしれませんわー」あーあ。


シロ「俺が出られれば良かったのだがっ!」くうっ

杜和「?
むしろ何故に出なかったんですの?」

白「出場資格に 身長160以上って有ったからだ」きっぱり。

杜和「・・・まあ 腕の長さは要りますものね」ああうん。

 

一二三「どんまいだべ。
あ、向こうにカルシウムせんべいの出店が「買ってくる」


飛天「カルシウムは摂っても骨が頑丈になるだけで 背丈伸びないんだけどなあ」

粋「うん。夢くらい見させてやれよ」

 

 


石燕「あのー。あっしの代わりに適当に具現化した5人目乗せちゃダメっすかね?」

彬羽「お前の絵の具現化だと 普通に怪奇現象になる。
騒ぎになるんでやめろ」

テオドール「大丈夫に御座いますよ!
適当にサボりましょう」


白「そこは少しは頑張れお前。」

 

 

 


【来賓席】


魄哉(厄除けどころか 災難が起きる気しかしない) ハラハラそわそわっ

家老「天海殿?」

 

 

 


千様「てか殿は出ないのー?」

家康「勘弁してよ 
忘れた頃に全身筋肉痛になっちゃうってば。」苦笑


シロ「と言うか 将軍にこげな危ない真似をさせては行かんだろう」カルシウムせんべいぼりぼりっ

一二三「へ? お船って危ねえんだか?」

 

 


司会「はいでは皆様。準備はよろしいでしょうか?
はい。位置について よーい。」


爆竹ぱーん!

 


船の楷がすんっ!!


石燕「Σおぐうっ!!」ぐはっ

粋「Σ石燕んんーーっ!」ひいいっ

 

彬羽「Σばっ! お前 こんな物水圧で動くに決まってんだろが!何で掴んでねえんだ!!」

飛天「しっかり握ってたけど水圧に負けたんじゃね?
あーあ。 ちょい応急措置するから お前等で漕ぐの頼

Σあ。」


灰ざららららっ。

粋「Σこっちはこっちで水面に散ってるし!!」ひいっ

飛天「Σあ。そういや思いっきり日向か」


彬羽「Σなんで対策無しで出てきてんだ吸血鬼!!

仕方ねえ! あいつ等の分も気合いで漕げ!」

粋「Σなまじ無事だったせいで すっげえ重労働の予感!
ちっくしょおおおっ!!」うおおっ

 

飛天(こっちは良いとして
水面に散らばってる方どうしよ?)うーん。

石燕「」鼻血ぶばーっ

 

 

ーーーーーー

 

白「なんか しょっぱなから 酷い事になってるぽいな」うーん。

シロ「だな。
人影が1つ消えたな」察し。


杜和「あれゴールの時 1人どこ行ったとか騒ぎになるんじゃありませんの?」

家康「琵琶湖に落ちたで行けるんじゃない?」

杜和「それはそれで大騒ぎ確定ですわよ」


家康「え。でもさ

ほら琵琶湖って 散々戦の舞台になったからぶっちゃけ出るし引きずり込まれるんでしょ?」

千様「殿、お化け苦手な癖に良く言えるわね」

家康「私は八割見えないもーん」へらっ

 

 

 

 

粋「Σっぎゃああああ!!」ひいいっ

彬羽「Σいかん!コイツでも見えるくらいの悪霊か!」しっしっ!

飛天「先頭代わった方が良いんじゃね?
 ほらほら化け物絵師、アンタの大好物来てるぞ起きろー」顔ぺちぺちっ

石燕「」無反応っ

 

粋「カ カラス代わって代わって!Σおうわっ!」がたんっ!

彬羽「Σ馬鹿!急に立つな危な Σっておい掴まれてる掴まれてる!!」

粋「Σぎゃああ引きずり込まれるううっ!!」ひいいっ

飛天「Σあ そいややたら化け物に好かれる体質だっけ?」

粋「こんなんばっかし!!」どちくしょおおおっ!

 

 

 


家老「霧が出てきましたなあ」おやおやっ

魄哉(Σ霧って言うか 霊の塊が出て来たせいで瘴気が蔓延してるんです!!)ひええっ

家老「天海殿? ひょっとして今日 お体の具合でもお悪いですかの?」

 

 

 


突風びゅおっ!!!


飛天「よっしゃ 見晴らし良し」ふうっ

彬羽「お前 カラス天狗の扇を持ってきてたのか」おおっ

飛天「最悪風の力で最前列に躍り出ようかと「反則前提か」

 


テオドール「よっしゃあ!頑張って漕ぎますで御座いますよ!! 」

石燕「テオさん良く復活出来たっすね」いててっ

テオドール「結構固まって水面に浮いておりましたので
あ、石燕さん。日除けの角度をもう少しこっちに」

石燕「空気抵抗で手プルプルなんすけどね」法被で日除けっ

 

 

飛天「しっかし 出だしからグダッたなあ
他のチームもうゴールしちゃったんじゃ?」

彬羽「んな事はない。
周りを見ろ」

飛天「へ?」

 


隣チーム「おおおおお化けがあああっー!!」うわああっ


彬羽「襲撃されたのは俺等だけじゃねえだろしな」

粋「うん。襲われたのほぼ俺だけど」

飛天「あーありゃ続投不可能ぽい

よっしゃ!今の内行くか
やるからには勝つぞーっ!!」ひゃほうっ

 

 

 


一二三「よく見えねえけど 皆無事なんだべか?」


白「だな。
今の所は」うん。

家康「ん?彬羽居るし 飛天もアレで腕は立つし
最悪石燕ちゃんが 何なと怖い絵具現化するだろし
お化け関連は心配なくない?」


白「化け物相手はな」

千様「って 言うと?」あら。

 

 

 


漁師チーム「わははは!儂等チームを抜けると思うな木っ端共!!」 じゃばばばばばっ!

粋「Σはっええええ!!!」

 

テオドール「さすが本業っ
船が飛んでいる様に御座いますっ」おおっ

石燕「つかテオさん。
マジで思いっきりサボってないすか?」日除けっ

テオドール「申し訳御座いません
疲れました」真顔っ

飛天「あー。吸血鬼ってスタミナないから」

彬羽(人数合わせとは言え もう少し考えるべきだった。)さすがに腕ダルっ

 

 

飛天「ほれ彬羽 ペース落ちてんぞ
うちの主砲なんだから気張れ気張れっ」

彬羽「船で主砲ってのはどういう「波●砲みたいな?」

粋「いや、ライバル撃っちゃ駄目だろ」

 

ごろつきチーム「ところが!
ルールには敵チームを沈めてはいけないとは書いてないんだな!」わはははっ!

テオドール「Σちょ 何か突っ込んで参ります!!」ひいっ

ごろつき「ほらドーン!!」銛ひゅんっ!

粋「Σぎゃ あぶねっ」楷でがいんっ!

 

 

石燕「ほう。ルールにないんすか」ほー

テオドール「え。あの 石燕さん?「テオさん。日除けはご自分でどうぞっす
ちと両手使うんで

出ませい 海座頭!」毛有毛現の筆びびっ!

 

海座頭「水上ではルールを守らないと怖いよー」ぬっ。


ごろつきチーム「Σうおお!なんだこの爺!! っぎゃーーっ!!」ばしゃーん!

 

 


石燕「いくら祭だからって人に向かって銛投げちゃダメっしょ?
ああ言うの嫌いなんすよね」ふっ


粋「Σお前が一番怖えよ!!」ひいっ

 

飛天「つか何処の藩だよ あんなの雇ったの」

彬羽「よし。今の内に漁師共に追いつ ん?」がくんっ!


テオドール「彬羽さん? 急にペースが」あれっ

 


彬羽「なんだ?急に重く

Σん!?」楷ばしゃっ!

粋「なんだこれ 金属の重し絡まってる!」えええっ

 

 

 

 


杜和「あー あの漁師チーム。
この前私が見合い断ったボンボンの藩のチームですわ

水の中にも何か居ますわ多分」あら。

シロ「そう言う事か」ふむ。

白「何となくしか見えないけど
あの漁師達は多分その辺知らないな。
普通にはしゃいでるし」


一二三「おら全く見えねえだよ」うーん。

 


家康「競争になると変にムキになる人って居るからねえ
さて、どうしよ?」

シロ「まあ、多少の重さなら問題なかろう。
彬羽だしな」

 

 


彬羽「ぬおおおおっ!!」ばしゃしゃしゃしゃっ!

粋「Σ凄え!凄えけどっ」ひええっ

テオドール「人漕ぎ毎にどんどこ色々絡み付いて来るので御座いますが!?」ひえええっ

石燕「Σ水の中確実に何か居るっすよね!?
えーと。水中系の化け物は」えっとえっと

 

粋「Σえ。飛天 何流してんの!?」

飛天「筋肉弛緩剤。」水にちょろろろっ

彬羽「Σやめんか!死人が出る!!」

 


ぷかっ。


テオドール(Σ何人か浮いてきた!)びくっ


飛天「水の中じゃ薄まってあんま効果無いとは思うけどな」

彬羽「頼むからお前は何もするな!」ばっしゃばしゃっ!

 

 


漁師チーム メンバーA「お、おい。」

メンバーB「なんか おかしいよなアレ」うん。

メンバーC「俺等何も聞いてないぞ?」困惑っ

 

 

 

 

シロ「ふむ。 こうなっては厄除けも台無しよな」

白「仕方ない」すたすたっ


千様「危ないわよー。
また落っこちない様に気を付けてー 」

白「ちょっとだけだから大丈夫だ。」よいせっと。

一二三「落ちねえ様におらがお手々繋いでるから大丈夫だ。」


白「いやお前も危ないからな?
ちょっと離しとけ」

一二三「へ?」


家康「何する気?

Σはっ!!」

 


白「水の中の奴等一掃する。

失神してる間に忍軍で回収頼んだ」水に手じゃぼっ


シロ「Σいかん!皆伏せろっ!」ひいっ

 


白「せーのっ」

 

電撃バチバチバチバチィィッ!!

 

 

 

 

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ーーーーーーーー

 

 

 

杜和「あらあら皆さん お疲れ様ですわー。」

 


飛天「結局2位か。
あの状況で前進し続けるって プロは凄いわ」はーやれやれっ

彬羽「だな。
今度ばかりは白旗だ」うむ。

テオドール「あの、何故に1人だけ痺れておられるので御座いましょう?」困惑っ

石燕「この人お人好しっすからねえ
筋肉弛緩剤で浮いてた人が気になったんじゃないっすか?」あーあ。

粋「」焦げっ

 

 


挿音「ったく いらん仕事増やしやがってよー
何処の藩だ畜生が」けっ。

徳川忍軍「お頭 水中の不審者共 捕獲完了ッス!!」びしっ!

 

 

漁師チーム「ハプニングもあったが ワシ等の漁師魂の勝利じゃああ!」うおおおっ!

 

 

 

家老「なんと言うか
今回も またど偉い騒ぎになってしまいましたな。

まあ これだけ騒げば厄も裸足で逃げたでしょうな 天海様っ」冷や汗拭き拭きっ

 

魄哉(来年から このイベントやめよう。)遠い目

 

 

 

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