小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月18日

 

 

 

テオドール「しかしバイオハザードに御座いますか

日本は何でも有りに御座いますねえ。」身支度よいしょっ

 

粋「テロリストに病原菌売ったのは お前の母国らしいけどな」

テオドール「Σえ」

 

彬羽「しかもただの病原菌じゃなく
オカルトとウイルス混ぜたって傍迷惑なシロモノだ。


錬金術師と何処かの悪魔が契約でもして生み出したかって話で

さすがにやり過ぎって事でサタンの奴も犯人捜しに乗り出している
ので、間もなく元は経たれるとは思うが」

白「もうバラまかれちゃった奴はどうもなんないよな」成る程。

 

 

飛天「成る程 そりゃ人の医者じゃ無理だわ」ほー。

白「そのオカルト病原菌 妖怪はかかんないらしいし」うん。

 

 


彬羽「こいつにこの国の命運かかってる時点でどうかと思うが」うーん。

飛天「えー 俺これでも名医って言われてんのに?」

彬羽「黙れ一点集中馬鹿。
医学も良いが家片付けろ

手前の部屋から病原菌発生したらどうするんだ。」

 


ダミアン「そこはお任せを!

私がハウスキーパーのバイトを始めたので問題ない!!」びしっ


千様「あら。ダミアンさん
なんか久しぶり?」あらあらっ

ダミアン「いや最近会話した記憶が有るのだが

まあ良いか。
そんなこんなでお勤め気張って来るが良い
あ、庭の家庭菜園の使って良いな?」

 

飛天「良いけど 結構劇薬混ざってるからその辺適当によろしく」

 


粋「適当で良いんだ」ああうん。

彬羽「こんなのに任せて本当に大丈夫か。」怪訝っ

 

 


飛天「そんなわけでとりあえず 解毒剤と抗ウイルス剤。

着いたら即投与出来る様に仕立てて来たけど?」よいせっ

千様「ホント腕は良いのよねー」

 

粋「ん?

なあ、その病原菌ってどんな病になんの?
俺よく風邪ひくからちょっと不安なんだけど」

 


彬羽「一言で言うと ゾンビウイルスだ。」

白「西洋ってゾンビ好きだよな」うん。

 


粋「Σそれ 薬投与して治んの!?」えええっ

飛天「不可能を可能にするのが医学です」真顔

千様「それどっちかと言えば魔法使いね。」

 

 

彬羽「と言う事でだ。

今回は人間が行くには危険過ぎる
テロリストはその病原菌をこの国中にばらまくって脅しをかけて 幕府に要求を突きつけている。

幕府の奴等が安全に動ける様
罹患者への投薬 及びそこまで医者と薬を無事運べってのが 幕府上層部からの直々の頼みだ」

テオドール「平たく言えば飛天さんとその 大桶いっぱいの薬の護衛に御座いますね。

了解に御座います」

 

 

粋「ゾンビ かあ。」うーん。

白「お前その手のにはかかんないだろ

問題ないな ほら準備しろ」

粋「Σすんません!普通に怖いんですけど!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 


【山道】

 


粋「なあなあ。
思うんだけど 飛天の警護って必要なくね?

カラス天狗の若様だぞ?
そこらの人間じゃ勝てねえよ」荷車ひっぱりごーろごろっ


テオドール「飛天さんはともかく 護衛が必要なのはお薬に御座いますよ。

被害拡大を防ぐ為にも 着いたら即治療せねばなりませんし」


粋「あー成る程

うん。それは良いんだけど

なんでコレ俺1人が引っ張ってんの?」ジト目っ

 

白「俺に引っ張れって言うのか?」

粋「何ぞトラブルが合ったら薬蒸発させそうなんでやっぱ良いです 兄上」ああうん。

 

 

テオドール「他の皆さんも 各方面バラバラに動いておられますし
私達は私達で 課せられた任務を遂行致しましょう


飛天さん? 荷車の乗り心地はどうで御座いますか?」

 

飛天「・・・。」

 


粋「寝てんじゃね?」あー重っ

白「まあ着いたら大仕事だし


あ。来たな」崖上見上げっ

粋「Σ兄貴 薬有るからほど程にな!」ひええっ

 

 

刺客「ふっ。やはりもののけを雇ったか

化け物の臭いがプンプンするわ」

 

 


白「初対面の相手に臭いとか失礼だろ」

炎ぼぼんっ!


刺客「Σうおおお!ちょっ初対面でいきなり炎トルネード!?」ひいいっ

白「喧嘩売ってきてる癖に何お客様みたいな事言ってるんだ」

炎ぼんぼんぼんぼんっ!

 


粋「よし! 兄貴が足止めしてくれてる間に!
荷車押せ押せっ」ほれほれっ

テオドール「私が押しても大差ない気がするので御座いますがね

Σうわ重っ!!」 ずしっ

 

 

刺客B「逃がすか化物共!

まとめて始末してくれるわっ!」 じゃこんっ!

 


粋「Σげ!何あれっ」

テオドール「Σ南蛮の固定式連発銃に御座います!

このタイミングで出すと言う事は!!」はっ

 

刺客B「左様!
中身は破魔の銀の銃弾よ!!」わはははっ

粋・テオドール「Σ誰だこんなのまで売り付けたの!!」ひええっ

 

 

じゅおっ!

刺客B「Σあっ」

 


白「金属製なら 筒の所溶かせば弾出ないって家康が言ってたぞ」

銃身どろりっ。


粋「Σおお!兄貴さすがっ!」おおおおっ

 

 


刺客C「なんの!ガトリング銃ならまだまだあるぞ!!」よっこいしょおっ!

粋「Σぎゃーまた出た!!」ひいいっ

 


テオドール「よし!スタンバイオッケーに御座います!」

番傘ガードで桶の影っ

粋「Σお前護衛対象何か解ってる!? 「命あっての物種に御座います!!」

 

 

 

白「なんだコイツ等めちゃめちゃ出てくるぞ」

じゅおおっ!


刺客D「Σなんだこいつ!

ガトリング銃がいくつ有っても足りん! コイツから仕留めろ!!」ひえっ

 


ガトリング銃がこんがこんがこんっ!!

 


粋「Σやべ!兄貴囲まれた!」ひえっ

テオドール「あの方なら大丈夫で御座います」


粋「Σいや全方向 数かずっ!」えええっ

 

刺客C「撃てーっ!!」うおおおっ

 


ズガガガガガッ!!!

 

 

 

 


白「馬鹿だろお前ら。

金属溶かせるのに銀溶かせないワケ無いだろ」

足元で銀の弾しゅおおおっ。

 

刺客軍団「Σしまったあ!!」ひえっ

 


白「でもって そんな重いの抱えて逃げれないな

今度はこっちの番だ。

 

死なないけど死ぬ程熱いぞ」

刺客一同「Σ!!!」背筋ぞわっ

 

 

 


火炎爆発ずどんっ!!!


ゴゴゴゴゴ  ずずんっ。

 

 

 

 

 

粋「・・身内だけどさ 


やっぱ兄貴  こっえええええーー。」背筋ひんやりっ


テオドール「さすが我が主に御座います。

さて、今の内に離れまして御座いますか」荷車押し押しっ

 

 

 

刺客E「そこまでだ!」ざざっ!

粋「Σげ。こっちからも来た」

 

 

テオドール「粋さんは下がっていてくださいませ」ずいっ

粋「Σへ でも「私ではその荷車引っ張れません故 適材適所で御座います。
粋さんは お薬運ぶのを優先して下さいませ」


粋「お、おう。

そっかお前でも血液アンプル有ればっ!」


テオドール「いえ、そちらは数に限りが有ります故
到着するまでは使うなと」真顔。

 

粋「Σいや今使うべきじゃね!?どうやって喧嘩すんだよ

テオドール「とは申されましても我が主の御達しに御座いますし「Σ融通効かねえなあ!」だあもうっ

 


刺客E「何かしらんが敵を目前にごちゃごちゃごちゃごちゃと!
失礼極まり無いぞ小僧共!」


雑兵わらわらわらわらっ


粋「Σ増えた!」うわ


テオドール「ふっ。甘う御座います

 

数だけの雑魚等 私1人でお釣りが参ります!!」

どむっ!!


粋「煙玉!?」

 

 

すぱぱぱぱーん!!


刺客一同「Σどっわああああ!!」パニックっ


粋(今度は火薬!?つかカンシャク玉!? 
そうか挿音に持たされたのか!

Σあ!コレ持ち歩く為にわざわざマント着てた!?
残暑厳しいのに!?」

 

 

煙もうもうっ

 

 

 

テオドール「カンシャク玉

結構痛いっ」灰ざらあっ。


粋「Σ至近距離ならそりゃ痛えよ!!」

 


刺客E「た、ただの脅しか」ぜーぜー。


刺客F「ならば今の内! 者共っ医者と薬を破壊せよ!!」

刺客一同「了解!」うおおおっ!!

 


粋「Σうお来たああ!」ひえっ

 

 

 

 


彬羽「残念、此処に医者は居ねえ」


刺客E「」べしょっ。

 

 

粋「うわー。カラスの腹パン モロ食らった

内臓逝ったんじゃねえの?」あちゃー。

 

 

刺客F「Σ替え玉か!!」ええっ

 


彬羽「前もやったが なんでバレねえんだ。
言う程似てないだろ」ズラずるりっ

粋「ごめん。至近距離で見なきゃ結構同じだよお前等。」

彬羽「Σえ゛」

 


刺客F「くっ!こうなれば薬だけでも」うおおおっ!

 


どすばきゃーっ!!

 

刺客F「Σおうっ!?」


ずざざざざざっ!

 

 


刺客G「Σお、桶から木刀が!?」えええっ

 

ばきゃん!ばりばりっ

 


シロ「残念ながら 薬も此方には無い
大ハズレだ。」ふんっ

 

刺客F「Σこ奴等全員陽動か!!」くっそおおおっ!

 

 


シロ「そこの奴!
よくそんな狭い所に収まってたなとか思ったろ!」突きっ

刺客H「Σぐはああ!なんだこの被害妄想ガキ!!」ひええっ

 

 

刺客E「やられたわっ

人相書の医者が居るので間違いないと思ったが

我等の大願を成就する為には本物を!
何としても捜さねば 退くぞ!!」よろろっ

 

 

 

 

白「退路は火の海だけど良いのか?」耳元ぼそっ

刺客E「Σうわああ追い付いて来たあああ!!」背筋ぞわっ!

 

 

 


粋「うわ。可哀想に」苦笑。

シロ「ふん。手応えのない奴等め」

屍るいるいっ


彬羽「さて、テオ回収するか。」ちり取りすちゃっ

 

 

 


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【麓】

 


挿音「おー。火の手上がった上がった
見事に引っ掛かったみてえだなー。

さて出発と言いてえ所だが
こっちにもお客さんかよ 早えな。」

 

 

忍軍ざざっ!


挿音「お前等は籠を死守しろ

お客は俺1人で充分


ガウンっ!!

 

 


忍軍一同「・・・。」

 

 

家康「お。ほらほら見て見て
顔出さなくても気配で当たったよー」籠の御簾めくりっ

挿音「Σおいこら何晒してんだ馬鹿殿!」

 

 


家康「何って

狙撃?」きょとん。

挿音「Σそっちじゃねえわ!
え!? 俺等はコレに飛天が乗ってるって聞いてたんだけど!?」えええっ


家康「あーそこはね。

ほら策は2重3重にって天海が
つまり私もフェイクでーす。」へらっ

挿音「Σアホか!!
有る意味大当たりだろがよ アンタ自分の立場解ってんのか!?」だあもうっ

 

 

家康「・・・Σはっ!!!」

 

 

徳川忍A「え?誰?」ひそっ

徳川忍B「さあ?
頭のキレっぷりからすると 偉い人なんじゃね?」

 


挿音「あーもう、やってらんねえ。
マジで転職してえ

で、本物は何処よ?」ちっ


家康「ん?

あー そろそろ着いたんじゃないかなあ?

別に 道通らなきゃいけない決まりは無いからねえ」あははっ

 

 

 

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ばささっ

 

魄哉「さてと。
やはり空路は早いですが

いやー見事に荒れちゃってますねえ」裾はらいっ

飛天「鳳凰の背中なんかはじめて乗ったわ

つか、俺もカラスなんだけど
?」


魄哉「今回君はVIPですからね。

ちゃんとお薬抱えてて貰わないと困りますし
この方が早いでしょう?」にっこり。

飛天「そりゃそうだけど
天海サマを乗り物にする発想は無かったなあ

つか、アンタまで来て良いの?政務とかさ」


魄哉「あーいえそこは

ほら、治療に専念して貰う為には


ゾンビ化した方々のお相手する人も必要でしょう?」数珠じゃらっ


ゾンビ軍団ゆらゆらぞろぞろっ

 

 


魄哉「数多いんで 可能な限り君もよろしく。
確か神経に針打って動き封じれますよね?」


飛天「俺は良いけどアンタは?」

魄哉「ジジイですんで しばし行動不能にするくらいのツボなら心得てますよ」指ばきっ。


飛天「あーうん。なんとか神拳くらい使えそう

 


んじゃ。荒療治 参りますか!」

 

 

 

 

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