小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月25日

 

 

 


白「バカラスまだ資料室に居るのか?」ふーん。

粋「昨日も帰ってきてから籠ってたし

やっぱなんか有ったの?」おそるおそるっ

テオドール「なんか とは?」はて?

 

白・粋(この 何も変わった事は御座いりませんでした顔の時が1番怖いんだよな) ああうん。

 

 

蒼月「つか図書室、書庫、資料室
どれが正式名称なの?あの部屋」

千様「どれも同じ様な意味だしどれでも良くない?
あ、家主のコレクション室とも言うわよー?」のほほーん。

 


襖すぱんっ!

 

家康「あ。噂をすれば」

白「まためちゃめちゃ本抱えてるな」うわ。


テオドール「長いお勉強に御座いましたね
皆様心配されて Σえ。ちょ」うわああっ

ひょいすたすたっ

 

粋「Σああ毎度首根っこ捕まれて軽々と!」


白「え?バカラスどうした おい」すたたっ

 

 

石燕「あの本のラインナップ
彬羽さん生体実験でもする気っすか?」おや。

蒼月「Σはああ!?」

 

千様「生体実験って!
てかその距離で本のタイトル見えたの!?」

石燕「これでも浮世絵師っすから。
物見てナンボの商売っすからねえ」お茶ずずーっ

 

家康「白が行ったし 変な事にはなんないと思うけど。
なんでそんな物騒な本が有るの?」ええー

石燕「お宅の軍師のコレクションルームだからじゃないっすか?」さらりっ

 

 

 

間。

 

 

 

彬羽「調度良い。
では肩慣らしに 家康狙いでのこのこ侵入して来たあの刺客の一団をやってしまえ。」びしっ

 

テオドール「Σ肩慣らしって また多いので御座いますけど!?」えええっ

彬羽「ブーストかけりゃ良いだろ
ほら血液アンプル飲め」


テオドール「Σえ?あの いったいどうされたので御座いますか?」

血液アンプルごくりっ

 


粋「あの。カラス マジでどしたの?」えーと

白「わからない。
あいつちょいちょい壊れるからな」うーん。

 

刺客A「Σうおおなんだこのデカい動物は!!」ひいいっ

刺客B「コウモリ!?コウモリかこれ!? あちょ速 Σぎやああああ!!」

 

粋「Σうおおテオ ストップストップ!!

喧嘩慣れしてねえから加減無さすぎ 血飛沫怖えよ!!」ひいいっ

 

テオドール「はい?」くるり

返り血すず黒びしゃぼたたっ!


粋(Σ吸血鬼てよりデビ●マン!!) 冷や汗ぶわっ!

 

 

白「いったいテオに何やらせたいんだ?」

彬羽「少しテンションを上げさせた方が良いかと思ってな」

白「アレで上がるのまずいと思うぞ?」むう。

 

飛天「はいはーい。ケガ人は大人しく降伏しよう
今なら処置すりゃ助かるぞー?」

刺客A「こ、此処からでも回復出来「医者なめんな 手足取れても頑張りゃくっつく」ふっ

刺客A「Σ降参します!!」白旗っ


粋「Σ飛天までスタンバってるし
マジで何事!?」ひえっ

 


テオドール「てかホント多いので御座いますけど。

私スピード特化型なので 数仕留めるなら 大人数一気にスパーッとやった方が効率良いのでしゃーないので御座いますよ」血の鎌っ。

粋「なんでこんな時ばっか冷静?」引。

 

テオドール「我が主の血の効果かと。」

粋「Σ確かに兄貴も変な所で冷静になるけど!! Σえ。侵食されてんの!?怖っ!」ひえっ

白「俺こんなんなのか」へー。

 


彬羽「だな。確かにお前は基本物騒だ」うむ。

テオドール(この方に言われますか)

 


彬羽「しかしだ それも『一気に大勢を鎮圧可能』な能力が有れば
無益な血を流さず済むんじゃないのか?」

テオドール「吸血鬼で御座いますので 血の海は結構平気に御座いますが「だがモツはダメだろお前。
うっかり苦手な物を見る事故を減らせるかもと言ってるんだ」

テオドール「Σなんと!!」おおっ

 


白「よく解らないけど ケガ人減らす為に今此処地獄なのか?」ふむ。

飛天「技術の進歩に犠牲は付き物だからなあ。
はい。ちょっと縫うから動くなよー?」はいはいっ

刺客A「Σぎゃああせめて麻酔をををーーっ!!!」ああああっ!


粋「Σお前の技術完成されてる筈なのに犠牲者出てないそれ!?」ひいいっ

 

 

テオドール「で?で? それにはどうすれば良いので御座いますか!?
大人数一気に掃討出来れば 我が主のお役にもたてまして御座います!!」おおおおっ

彬羽「落ち着け。落ち着いて昨日の事を思い出してみろ」

テオドール「昨日?」はい?

 

粋「Σやっぱ何かあったのか」

 

テオドール「昨日は 地獄太夫さんの所にお届け物をして・・

Σあ! 頂きましたすあまと言うお菓子が美味しゅう御座いした!」はいはいっ

彬羽「いやそう言う事じゃなくてだな」えーと。

白「途中何かと喧嘩しなかったか?」

 

テオドール「あ、なんか雑魚っぽい吸血鬼に絡まれまして御座います」手ぽんっ。

白「うん。やっぱ昨日出くわしてたんだな」

 


粋「Σ雑魚ってそれ! ダミアンがボコられた奴じゃねえの!?」ひええっ

テオドール「あの方も大概雑魚に御座いますからねえ」ふっ。

粋「Σお前嫌いな奴相手だと容赦無さすぎ!!」

 

テオドール「それは間違いに御座います

私、我が主とその周り以外は基本どうでも良いだけに御座います。
その辺は皆ウジ虫に御座います。」キリッ

粋「Σ狂信者怖い!!」

 


彬羽「メンタル面はこの際無視してだ
今の話を踏まえてよく考えろ。

そして手前、ちょっとそこ動くな」

白「ん?」

 

 

 

シロ「Σうっお 騒がしいと思ったら案の定襲撃か!
何故知らせんか馬鹿者  Σちょ お前後ろ後ろ!!」あわあわっ!

白「でもバカラスが動くなって言うし」
しぶしぶ扇子ちゃきっ!

 

刺客B「ちぇすとおおおおおおーーっ!!」うおおおっ!

 

 

テオドール「Σ頭が高い 下賤が!!」くわっ!


刺客C「Σぶっ!あだだだだああっ!」スライディング土下座っ!!

 

 

 

しーん。

 

 

粋「・・ Σえ。何これっ」はっ!

白「なんだこれ」きょとんっ

 

 

シロ「うむ。全く解らんがとりあえず」冷風びゅごおおおっ!

刺客一同「Σえ。」

 

氷漬けパキーン!

 

シロ「よし。落ち付いて話を続けるが良いぞ」ほれ

粋「Σこの嫌なオブジェの中で!?」

 

 

彬羽「助かる。
で、お前等 この前の言霊の件は覚えてるか?」

白「忘れた「だろうな。」

粋(Σ普通に話し始めた!!)えええっ

 


シロ「言霊?
あの書いた文が現実になると言う古の物書きの霊の館の件か?」

粋「Σあ。有った! 有ったけどっ」

 

彬羽「それと原理は似たような物だ。」

白「ん? お前 壁を仕掛け扉にしたりとか出来るのか?」

テオドール「Σえ゛!?」

 

飛天「この場合 絶対そう言うのじゃないだろ。」苦笑

 

 

彬羽「昨日の話だが、

吸血鬼は自分より上の立場の吸血鬼の言う事には逆らえない そう言う生き物だってのを目の当たりにしたんでな。

ひょっとしたらと思って色々調べてたんだが」


粋「いや昨日マジで何が有ったの?」冷や汗っ

白「なんか聞くの怖いな」うん。

シロ「魔王がビビるレベルの話か。」ほう。

 


彬羽「結論から言おう。

諸事情に寄り色々はしょるが
テオの言霊 俗に言う『命令』は
己より弱い者を無条件で言いなりにする効果が有る!!」くわっ!

粋「Σ何それ無敵じゃねえの!?」ええええっ

 


テオドール「あのー、何故にはしょるので御座いますか?
何故にそんな真似が出来るのか めちゃめちゃ気になるので御座いますが」挙手っ

彬羽「Σす、すまん そこは企業秘密だ!」うっ

テオドール「私の事なのに私に言えないとはどう言う」えー?

 


白(あ、ルシファーの血か。)手ぽんっ

飛天(前に血液検査した時に 明らかにヤバいのの血が入ってたもんなあ
この天然吸血鬼。)色々察し

 

 


テオドール「第一命令とか 私より我が主の方が向いてると、思うので御座いますが」不服っ

彬羽「言うと思ったが 少しは使おうとか思わねえのか?

安心しろ コイツには無言の圧で格下を黙らせるって技が有る」

白「技かそれ?」


テオドール「Σ成る程!真の覇王には 言葉等不要と言う事に御座いますね!!」おおおっ!

白「うん。めんどいからそれで良い」適当っ

 

 


粋「マジか テオ凄え。」関心っ

シロ「いや 多数格下にのみ効くと言うのなら蒼月の蛇眼による幻術、静御前の笛による集団従服等も有るしな?」

粋「Σあ、確かに」


飛天「お前等 なにげに強者揃いだよなー」あははっ

ぼきっ。


刺客B「Σおうっ!?」

飛天「あ。ごめん余所見してた
今元に戻すから   ふん!!」ごきゃっ!

 

シロ「お前も大概強者だわ。」ドン引。

 

 


テオドール「えっと。と言う事は今後これ自在に使えるので御座いますか!?」ちょっとわくわくっ


彬羽「どうだろうな?
ちょっとコイツで試してみろ」

粋「Σ問答無用で格下呼ばわり!?」えええっ

彬羽「どっちかと言えば精神的タフさが格下と言うか

まあ良い 試してみろ。これに効くなら大概聞くだろ」

 

テオドール「えー では。」こほんっ

粋「Σ躊躇無し!? 俺もウジ虫扱いなのひょっとして!?」えええっ

 


テオドール「跪いて靴をお舐めなさいっ!!」どやあっ!

粋「Σシバくぞこのガキャア!!」むかっ!

 


白「ん?」あれっ


テオドール「失敗に御座いますね?」おや。

粋「なんで残念そうなの?」イラッ

 


彬羽「失敗か。やはりな」

白「ん?ポンポン出来るのじゃないのか?」

 

飛天「えーとな。
吸血鬼は音波とかも使うし コウモリだから『音波』に魔力を乗せるのが上手いと考えたら解りやすいかな。
それで言葉に魔力がこもりやすいと」

シロ「ふむ。」成る程


彬羽「しかし、魔力がこもるってのは 気合を入れるって事だ


はい。この子に入ってる様に見えるか? 気合い。」ほれ。

一同「無理。」きっぱり。

 


テオドール「あーそもそも 感情爆発すると灰になりまして御座いますし
ありゃ。コレは使い処が難しゅう御座いますね」あちゃー。

 

彬羽「だな
さっきみたいに 手前の主に危害が及びそうなら使える筈だ
覚えておけば役に立つかもな」

テオドール「Σ成る程 御指南ありがとう御座います!!」おおっ

 


シロ「また微妙に使いづらい技を」

飛天「だな。
使い様によっちゃ反則だけど」へらっ


白「だな。正直俺もちょっと土下座しそうになったし」ぼそっ

シロ・飛天「おい。」

 

 


飛天(東の魔王にまで影響って
西の魔王のジュニアこっわー。)うわあ

白「あ、今のこいつに内緒な」しー。
粋「へ?」

シロ「うむ。兄の意地だな」頷きっ

 


粋「よく解んねえけど
つまりテオの新技開発?の為に こんだけ庭血染めにしたの?
コレ 人間と喧嘩すんなって言いながらやり過ぎじゃね?」


彬羽「あー だな
此処までやるとは思わなかったし半信半疑だったが

まあいい。よし、理論は合ってた撤収」くるり

シロ「待てい。まさかと思うが
お前 自分の推測が正しいか確認する為にこの様な真似を?」

 


彬羽「・・喧嘩売ってきたこいつ等が悪いんじゃないのか?」えーと。

シロ「Σお前だけはマトモだと思っておったのに!!!」だあもうっ

 

 

白「バカラス たまに壊れるよな」あーあ。

飛天「俺等所詮カラスだから

好奇心には勝てないんだよなあ」苦笑。

テオドール「はた迷惑な知識欲に御座いますねえ」おやまあ。


飛天「Σうっわ。この子に言われた」

 

 

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