小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月13日

 

 

 

粋「年末にごめん 早く治します」鼻ずび土下座っ

テオドール「ゆっくり休んで下さいませ」苦笑。

 

白「見習いで良かったな。
名有りになると休むに休めないし結果オーライだ」

粋「Σありがたいんだけど言い方言い方っ!!」

 


千様「多分悪気ゼロなのよねー。あの子」あらあらっ

家康「てか粋はよく風邪ひくねえ。
この寒いのにいつもペラいの1枚で走り回ってるから」


粋「下にステテコは履いてんぞ。」真顔

家康「若いのに そういう所はさすがです。」よし

粋「腹弱えんだもん。」

 

 

千様「白君はお仕事休んだ所見た事無いしー

やっぱ、気合い?」

白「そもそも俺 風邪ひかないぞ」しれっ

千様「Σあ、そういや特異体質」はっ


彬羽「風邪やウイルスが原因の病の症状は 体に有害なそれらが侵入した為、排除しようとして起こる物だ

しかしコイツは体内に変な物が侵入しよう物なら 無意識で即座に焼き付くすからな
風邪の引きようが無いって話だ
ほれ 玉子粥。」

粋「おおっありがたいっ」ずびっ

 

 

家康「あれ?お前も一応妖怪 だよね?」おや。

粋「最近魄哉の結界とかにも引っ掛からなくなってるし
妖怪成分無くなっちまったかも?」お粥はふはふっ

 

千様「無くなる物なの?」

一同「どうだろう。」うーん。

 

 

彬羽「普通に考えたら 人間が人間離れしても所詮は人間だしな。

種族単位で変わるなんて事は」困惑っ

テオドール「今確実に石燕さんを思い浮かべながら言われて御座いますよね?」

彬羽「・・むしろ人間やめてるな。あいつは」

テオドール「ますます解らなくなって参りました」ふむ。

 


白「ま、良いや
じゃ1人前になる前に体鍛え直しとけ 見習い」すたすたっ


粋「へーい。

体の丈夫さまで見習いレベルかよ」とほほっ

家康「いや 丈夫では有るんろうけどねえ。」うーん

 

千様「いつもお腹出して寝てるからー

粋「ちょい待て 姉ちゃんそんなの何で知ってんの?」

 

 

 

間。

 

 

 


テオドール「しかし 謎に御座います」


家康「あれっテオちゃんも今日留守番?」おや。

テオドール「粋さんがおられないと 私が何かやらかした時のフォローが留守に御座いますので 
主様に大人しくしてろと置いてかれまして御座います。」むすっ

家康「普段 芝居小屋で何してるのかな?」

テオドール「基本はこの御家に居る時と同じ「うん。そりゃ置いてかれるね」納得

 


テオドール「そうで御座いますか?」ええー。

家康(粋がすぐ風邪ひくのって 常に心身共に疲れてるからなんじゃ)


テオドール「まあ大人しくと仰せつかりましたし
前から言われていた大掃除でもチマチマと Σっだああああ!!!」どしゃー!


石燕「Σああっ テオさんその部屋危険っす!
あっしの部屋に置いとけなかったラフとか下書きとか突っ込んでるんでド偉い量に

家康「Σどんだけ描いてんの!
てか要らないなら捨てよう!?」ひええっ


与一「おーい。生きとるか?」

灰ざらっ

与一「Σ紙の間から灰が!」びくっ


石燕「間一髪 潰れる前にビビって灰になったんでセーフすかね?」

家康「普通に失神してアウトじゃない?」えー。

 

 


粋(Σ早く治さなきゃ死人が出るっ!!)ひいいっ

小太郎「お粥 そんな掻き込んだら意味なくないか?」わんっ

 

 

 


ーーーーーーーーーー

 

 


【夕方】

 

 

●白「で、悪化したのか?」ええっ

 

テオドール「弟様が具合悪いと言うのに お騒がせしてしまい真にっ申し訳御座いませんっ!!」土下座っ

 

白「それは良いけど何で留守番しててボロボロなんだお前」

テオドール「物置開けたら雪崩に遇い 廊下の拭き掃除をと思ったら水溢して滑って転びまして
せめてお台所の御手伝いをと思いましたら 思いの外水が冷たくて手がかじかみ、足に味噌樽落としまして御座いますっ

えーとそれから」えーとえーとっ


白「何回灰になってた?」

小太郎「俺が見てた分だと8回?」えーと。


白「なんで留守番のが酷い事になるんだろう」困惑っ

彬羽「そりゃ場所は関係なく
毎度大事になる前になんなと手助けしてる奴が・・・」

 

 

白「いつも年末に魄哉が飲んでる 飛天の特性栄養ドリンクっていくらくらいだ?」真顔っ

彬羽「いやあれは 飲む方も相当気合いの入った奴で無いと血管千切れるぞ。冗談抜きで」

白「気合いだけなら 1人前

だと思う」真顔。

 

 

小太郎「落ち着けお兄ちゃん
耳と鼻から大量の血吹いて絶命するだけだと思うぞ」わんっ

テオドール「それは吸血鬼でもドン引きな」引っ

 


彬羽「いや誰のせ いや何でも無い」

テオドール「はい?」へ?


小太郎(仮説だけど、自分が大風邪の元凶かもって気が付いちゃったら
腹斬ってお詫びをとか言いそうだもんな) わおんっ

 


白「気にするな

振り回してるのは俺もだしな」うん。

テオドール「何をで御座いますか?」


彬羽「お前は頼むからいらん事言うな

で、血管破壊ドリンクはともかく やはり飛天に診せるか?
風邪は万病の元って言うし、万一他の病気だったら色々面倒だろ」


白「病気ってそんな色々有るのか?」はて。

彬羽「手前 どんだけ病気知らずなんだ。」

テオドール「あ。ひょっとしたら
妖怪特有の風邪的な物かもしれません

種族によってはかかりやすい物も御座いますし、その手のは大概症状がキツいとか何とか」

 


彬羽「Σ俺等の鳥インフルエンザみたいな物かっ!」はっ

テオドール「Σそっ そうで御座いますねっ」えええっ!?

 


小太郎「あ、そっか
鳥インフル流行りまくったせいで カラス天狗って絶滅危惧種になってたんだよな」わおんっ

彬羽「だな。直撃した俺等世代なんか 生き残ったのは飛天と俺のみだしな」遠い目っ

小太郎「里のじっちゃんばっちゃんが頑張ったから 今数盛り返してるんだっけ?
生き物って強いよなあ」わおんっ

彬羽「だな。俺はそんな里でテロ起こした身だし もう関わる事はねえがな」しみじみっ

 

 


白「バカラスが変な方向行っちゃったけど
つまり、カラス達にとっての鳥インフルみたいなのだったら 相当ヤバイのか?」

 

テオドール「彬羽さん まさかの望郷でキャラ崩壊に御座いますか

んー。仮にで御座いますが
妖怪としてヤバい病だとしますと  

Σあれ?今もうホントに人間と変わりが無いと言うのなら 粋さん相当まずいのではっ!」

 

 

家康「千ちゃーん!! 伝書鳩
飛天呼んで!!」ひいいっ

千様「Σえ!何 粋君また熱上がったの!?」えええっ

家康「いやまだ解んな Σあっ あれから厠にも行ってないぽいけど生きてる!?」あたふたっ

蒼月「あれ?千ちゃんが様子見るって」

千様「なんか怖いから出てけって追い出されたのー」

家康「Σあの子ホントに生きてる!?」ひいっ

 

 

小太郎「救急箱要るかな?」わんっ

石燕「んー。指先ちょこっと切ったとかなら良いと思うんすけどねえ」

 

 

魄哉「あー今日も疲れました

あれ?皆何事です?」

家康「Σあ!天海おかえりっ」あたふたっ

千様「粋君が熱出してー
えーと。
鳥インフルかも だっけ?」

魄哉「Σはい!?」

家康「Σ違う違う混ざってる!」

 

 

魄哉「人に感染する鳥インフル

Σはっ!まさか人とモノノケのハーフ故に わけの解らんウィルスに感染を!?」

家康「Σそんなの有るの!?」

魄哉「そもそもハーフ妖怪なんてデータが少なくて解りません!
しかし有り得なくはっ」冷や汗だらだらっ


テオドール「え?え? 結局どれなので御座いますか!?」混乱っ

彬羽「落ち着け だからまずは医者である飛天にだな」

 

一二三「Σ粋さん耳血と鼻血ぶわーって吹いて死んじゃうってホントだかーーっ!!」びえええっ

石燕「Σこらあああっ! 子供に何デマ吹きこんでんすか!!」

与一「え?え?違うのかっ!?」おろおろっ


蒼月「Σだあもう!皆落ち着けよ!!」うがあっ

 

 

白「あ、そっか。

ウイルスての燃やせば良いのか」手ぽんっ。


魄哉「Σえ゛」

彬羽「Σ大人しいと思ったら 今度は何を」はっ

 

 


白「良し。


じゃあ皆伏せろ 目合わせたら危ないぞ」

蒼月「Σあ 前もやってた奴か!」察し

 

シロ「おい。何をドタバタしておるか
今度はどうし「タイミングばっちりだ。良し氷の壁頼んだ」

シロ「Σは!?」

 

 

 

 


粋「あー ダルっ
風邪なめてたちくしょー  Σん!?」 髪の毛ざわわっ

 


熱風どむっ!!

 

 

 


勾陣『ギャオオオオンッ!』くわっ

 

 

白「俺が体に入った悪いの焼いちゃうから元気なら

あいつも俺と同じくらい妖怪にしたら 同じ様にウイルス焼くはず


だよな?」

彬羽「Σやってから確認するな!!」

 

 

小太郎「よーしよしよしよし 伏せてろ伏せてろ
獣は目を合わせなきゃ結構大丈夫だぞ」床に這いつくばりっ

一二三「わんわんが言うと説得力あるべ」床にべたりっ

 

 

 


テオドール「Σぎゃ!前見て下さいませっ!!」ひいいっ


どがしゃーーんっ!!

 


白「お。めちゃめちゃ元気だな
治った治った」煙しゅうしゅうっ


シロ「Σいやお前が大丈夫か!!」ひええっ

白「火傷したけど後で殴るから良い
じゃ治ったぽいし元に戻すか」よいせっと。

 

 


飛天「なんかすっげえ数の伝書鳩とカラス来たけど え?誰が何?
早く来いってどんだけ大事?」ひょこっ

家康「Σタイミングーーっ!!」ひええっ

 

魄哉「飛天君逃げて下さい!
だああこの子止められる気がしないっ」金縛りっ

勾陣「Σぎゃんっ!?」しびびっ

 


魄哉「Σあだっ!」ばちんっ

家康「Σ弾かれた!」

蒼月「なんか前よりパワーアップしてない!?」ひええっ

 

 

白「えっと。あれ?」えーとえーとっ

小太郎「Σしまった!この魔王 封印とかそう言う複雑なの苦手だったあっ!!」ぎゃいいんっ


白「あれ?俺いつもどうやって元に戻してるんだ?」はて。

彬羽「Σ知るか! そんなんでポンポン封印解くな馬鹿野郎!!」

 

テオドール「ポンポン?

Σはっ!もしやっ」

小太郎「Σ今度は何だ!?」ぎゃいんっ

 


テオドール「あの 最近結構頻繁に 故意に粋さんの封印を解かれて式神の如く使役しておられますよね?

で、粋さんは 普段が人間ベースな分、勾陣化すると妖怪と言うよりほとんど獣に御座います

つまり、最近普段の妖怪成分が少ないのは」

彬羽「Σ勾陣になってる分 人間ベースの時の妖怪成分が薄くなってるのか!」

 


石燕「妖怪成分って んな薄めて使うめんつゆみたいな物なんすか?」えー。

蒼月「この兄弟なら有り得るんじゃない?」

 


飛天「Σ話中ごめん!そろっそろ助けてくれるかな!?」烏天狗の扇どりゃあああっ!!

勾陣「Σ!?」突風びゅごっ!

 


与一「Σおお!さすがは烏天狗一族の現頭  Σどわああっ!!」びゅごおっ

石燕「Σだっからなんで毎度毎度飛ばされるんすか!!」ああもうっ

 

 

蒼月「また屋根飛んだね」うわ。

コマ『焦げてたし 今更今更』焦げっ。

 

 

 

 

 

 

 

 


飛天「ちなみに普通の風邪でした。」検査結果ぴらりっ


石燕「ぶえっくしょーい!!」

与一「うつされたか。」あーあ

 

 

粋「えーと。 
なんかごめん?」困惑っ

 

家真っ黒焦げ半壊。

 

 

 

テオドール「で、また記憶も飛ばれておられると」


粋「記憶って何の?

Σあ!俺風邪ひいてたはずなのに治ってる!」おおっ


千様「まあ 思い出さない方が幸せよね」ああうん。

彬羽「だな。」火傷っ

白「噛まれた。」腕じんじんっ

 

 

 


粋「玉子粥って凄えーっ!!」スッキリっ

魄哉「うん。君はそれで良いです」傷薬塗り塗りっ

 

 

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