小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月24日

 

 

だだだだだっ

 

 

襖すぱんっ!

ダミアン「我が友テオドールは生きておるかああ!!!」うおおおっ

 

家康「いらっしゃい。ダミちゃん、うららかな昼下がりに煩いよ」お茶ずずーっ


ダミアン「Σダミちゃんはさすがにキツい!

ちゃんと日本式に合わせて靴を脱いでやったであろう!
で、テオドールは無事か!?」

千様「無事だと思うけどー
さっきからどしたの?」

 

蒼月「ギャンギャンうっさいなあ
無事じゃないのはアンタの頭だろ
つかアンタ あのヘタレ吸血鬼に生ゴミに沸く虫くらいうわキッショて思われてんだからさあ
自分の身を案じた方が良くない?

つかあんだけ嫌われててよく友達ヅラして顔出せるよね?
うわはっず ヘタレじゃなくてもマジキモいね」はんっ

 

 

 

粋「なあ。なんか騒がしかったけど

Σあれテオ帰ってたの!?」びくっ。


灰さらさらっ


千様「ハズレ。ダミアン君の方よ」


蒼月「恥知らずの癖に打たれ弱っ」ふんっ


粋「蒼月 お前まだ鏡子に近寄んなって言われたの気にしてんの?」えー。

家康「今月何回目の大嫌いだろうねえ」苦笑。

 

 

千様「て事で八つ当たりしてるだけだから
ごめんなさいねー
で、テオ君に何の御用?」

ダミアン「そ、そう言う事か」ざらざら蘇生っ

 

蒼月「いやキモいは マジで言われてたよ」真顔


灰どしゃあ!!

 


家康「同族じゃテオちゃんしか友達居ないらしいからねえ」あーあ。

粋(そのテオにも 虐めっ子だったせいで友達とは思われてねえんだよな

自業自得だけどさ) うわー。 

 

 


間。

 

 


ダミアン「と、言う事でだ

この国に私達以外の吸血鬼 しかもかなり高位の奴が来ている」真顔っ

魄哉「Σなんと!」

 


粋「僧侶凄え。
メンタルまで粉々だったのに 長話で蘇生した」おおっ

魄哉「大事なのは寄り添う気持ちです」

千様「さっき主君に踵落とし決めてた奴が言うセリフじゃないわよー?」

 

蒼月「馬鹿殿 今度は何したの?」

家康「戸棚のお客様用菓子をこっそり盗み食いしていくつになったと叱られまし「何やってんだよオッサン。」


粋「見捨てられねえ辺り さすが僧侶だよなあ」ああうん

 


千様「で? また吸血鬼増えるのー?

あ。また不法入国とかそんなの?」

魄哉「いえ この子等が平和なんで忘れがちですが『吸血鬼』ですからね?」


粋「Σあ。そう言えば お前がこの国に来た時も!」はっ

ダミアン「うむ、お前等揃って袋叩きにしに来たろ?
つまり それ程危険な生き物なのだ 我等は。」


蒼月「けどメンタルクソザコミジンコじゃん?
もしその3匹目が暴れてても 精神攻撃で即灰じゃないの?」面倒くさっ

 

魄哉「いえ、普通と言うか 世間一般の吸血鬼はんなクソザコでは有りません
むしろフィジカルお化けなんで面倒なんです。」真顔っ


家康「天海 今さらっと酷い事行ったよね?」


粋「灰になるなよ?」

ダミアン「いや これくらいなら普段のテオドールのがキッツイ」きっぱり。

蒼月「それで何をもって友達だと思ってんだよ 馬鹿。」

 

 

白「あれ?煩いと思ったら 

お前何してるんだ?」

ダミアン「Σ煩い!お前の下僕の口の悪さどうにかならんか!!」半壊っ

白「ん?どれだ?」はて。


蒼月「え?俺も問答無用で下僕認識?」

ダミアン「ん? 強い者とそれより弱い者がおれば自然とそうなるのでは?」

家康(Σ認識がもうおかしい!!)

 


白「饅頭要るか?」

ダミアン「Σえ。
あ、いや 私は血液しか受け付けん体でそのっ」えええっ

 


粋「あの兄貴が可哀想な奴と判断した」 うわ。

家康「えーと。 吸血鬼は凄い階級社会らしいから

ってあれ? 天海どこ行くの? 
久々のお休みでしょ 休まないと体持たないよ?」

魄哉「いえ殿 話聞いてました?」

家康「ん?

なんか強い吸血鬼が来てるとか何とかって奴でしょ?
血縁アンプル有るし 喧嘩になってもテオちゃんなら安心じゃない?」

粋「むしろ相手が心配だよな
あいつ加減しねえし」うん。

 

ダミアン「Σ何を馬鹿な!
お前等 私が来た時辺りに聞いておらんのか!?」

家康「ん?何を?」

 


魄哉「あれ?テオ君から聞いてませんか?

吸血鬼は基本狩りをして生きる為 縄張りを大事にする。
これは解ってますね?」

粋「うんうん。
だからダミアンが来た時も気配で解って

んで、吸血鬼同士ぶつかったらガチバトルになるって事で やられる前に袋叩きしたんだっけ?」

ダミアン「すまん。された方に確認するな」色々フラッシュバックっ


魄哉「確かに ほぼ同レベル、もしくは相手の技量が解らなければ 野生の動物と同じく喧嘩になりますが」

 

家康(さすが大陸でヴァンパイアハンターのバイトしてただけ有るなあ)ふーん。

ダミアン(こいつの現役時代でなくて良かった) 背筋ぞわっ

 

魄哉「ぶっちゃけ 吸血鬼が2匹居る場合、
双方のランクが違い過ぎると逆らう事すら出来なくなるんです」

千様「へ?どういう事?」


魄哉「格の違いが階級で全てが決まる吸血鬼の本能に作用するのか

めちゃ強い言霊みたいな物で支配されて 個体によっては意識まで乗っ取られるんです」

家康「Σえ。それって」

魄哉「縄張り内に他の吸血鬼が居ても邪魔なだけなんで 支配して自害させたりする高位バンパイアも居ましたよ」


粋「Σ大変じゃねえか!!」ひええっ

ダミアン「Σだから最初に言ったろうが!!
ちょい待て 無策か!?
ダラダラしとるから何ぞ手が有るのかと思ったわ!」えええっ

 


白「ん?お前はその知らない強い吸血鬼に会ったのか?」あれっ

家康「Σあ、確かに
そのビビり様だと」はっ


蒼月「アンタで逃げ切れるなら大丈夫なんじゃない?
あいつヘタレだけど 少なくとも今はアンタよりは上ぽいし」

ダミアン「Σ喧しわ!

私は普通に酒呑童子殿に泣きついた!!」くわっ!!

 


魄哉「勝てない相手ならそれも正しいですよ」どうどうっ

家康「うん。泣かない泣かない」よしよしっ

 

 


白「と言う事は 酒呑童子にどつかれて逃げたのか そいつ」ふむ。

蒼月「あんなんでも鬼のボスだね。

てかそれヤバくない?
吸血鬼って同族の気配に敏感って言うじゃん?

もし、この国に居着く気ならさ。
こいつがうちに駆け込んで来た時点で着けてたり、その間にお宅のヘタレ見つかってる可能性高いんじゃないの?」

粋「Σあ」

 

 

魄哉「徳川忍軍緊急招集。
全員にニンニクと十字架。銀の弾丸入りの銃を携帯させて下さい」くわっ!

挿音「あ? 西洋のアンデット軍団と戦でもすんのかよ?」天井からぶらんっ

 


家康「落ち着いて
テオちゃんの身柄確保のが先でしょ?」どうどうっ

魄哉「すみません。思わずうちの子に何しやがるモードに移行してました」

千様「あんた未成年相手だと オカンが悪化するわよねー」あらあらっ

 

ダミアン(Σあ。めちゃ大丈夫そう)おおっ

 


粋「えっと兄貴、 テオってさっきお使い言ったまんまだよな?
え?俺迎えに行った方がいい?」おろおろっ

白「お化けお化けしてる吸血鬼だったら お前が行ってもミイラになるだけだろ」

粋「Σお化けお化けしてる吸血鬼とか居んの!?
え、じゃあ兄貴が「ほっといても大丈夫だろ」

 

ダミアン「Σんなっ!
この冷血魔王! あれだけ慕われておりながら 我が友を心配すらせんのか!!」むかっ

 

蒼月「いやアンタ その人怖いんじゃ無かった?
吸血鬼は階級社会じゃないの?」えー。

ダミアン「Σ元より弾き出された身!
今更怖い物など有るか!!」うがあっ

 

 

白「よし。饅頭がダメなら最中やろう」うん。

ダミアン「Σ饅頭が気に入らなかったわけではなああい!!」ああもうっ


千様「あ、根性が気に入ったのね」あらあらっ

 


魄哉「ん? この感じ
ホントに大丈夫ぽいですね」おや。

白「別に1人でお使い行かせたわけじゃないしな」

家康「ん? と言うと」

 

 

 

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彬羽「近頃 人間も化け物もやたらと密入国してくるな  春だからか?

しかし」

 

 

吸血鬼「Σあああ!何故だ!何故に始祖の血を引く私がこの様なガキにいいい!!」土下座っ

テオドール「お黙りなさい。
跪けと申したでしょうが!!」くわっ!!

吸血鬼「Σぶっ!」地べたに顔どしゃあっ!

 

テオドール「全く
我が主の縄張りに土足で入り込んだ上、御本人がおられないからと聞くに耐えぬ罵詈雑言。
万死に値します そこでカエルの如く無様に這いつくばって居なさい!」ぷんすかっ

吸血鬼「な、何故だああっ!!」べしょっ

 

 


彬羽(そりゃそいつも始祖の血 ん?ひょっとして親戚かコレ。まあ良いか

それで父親西洋の魔王だぞ。
血筋自慢じゃそう勝てないだろ) 引。


テオドール「さて、遅くなってしまいました。
さっさとお使い終わらせましょう こちら地獄太夫さんにお届けですよね? 」

 

彬羽「いやお前 
アレは放置か?」

テオドール「不心得者は しばらく道行く人のオモチャになって頂きましょう」にっこり。

 

彬羽(Σまたエグさ増してないか!?
さては 奴の血を飲みすぎたか!)はっ

テオドール「? 」

 


彬羽「・・ひょっとして 単品でも手に余るってのに
更にとんでもない化け物を育成してないか あんのアホ魔王」冷や汗っ

 

テオドール「何をぶつくさ言っておられるのでしょう?」はて?

 

 

 

 

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