小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月19日

 

 

 

 

粋「あれ? 兄貴寝てんの?人の部屋で」

 


彬羽「あの気の強い飼い猫にな 外で野良猫と浮気をしたのがバレて 部屋に入れて貰えんらしい

全く毎度バレるのに 何故に他のに手を出すのやら」ため息っ

一二三「此処だけ聞くとすんげー遊び人の修羅場みたいだべ」うん。

 

 

粋「あながち間違ってねえけど。
そっか それで大嶽丸が兄貴の部屋の前で 何かにゃーにゃー騒いでたのか」苦笑。

彬羽・一二三(Σ大枝山の若  飼い猫とバ飼い主の痴話喧嘩の仲裁させられてる!?)

 

 

粋「成る程 それでふて寝してると

おーいほら兄貴起きろ

誕生日おめでとう」団子ほい。


ぱくっ!

 

一二三「食いついただ」おおっ

彬羽「Σどんな起き方だ!」

 

 

白「誕生日?

あれ?今日だっけ?」もぐもぐっ

 

粋「いやそれが

ごめん忘れてて」冷や汗っ

白「そもそも俺っていつ生まれたんだっけ?」はて?


粋「いや、なんで知らねえの?」

白「俺等が一家離散したの 俺が三歳くらいの時だぞ?」もぐもぐっ

 

 

一二三「ん? そんならその時赤ちゃんだった粋さんのお誕生日はなんで解るんだべ?」あれ?

 


粋「いや、何か 兄貴が覚えてた」困惑っ


白「子供心には 弟生まれて嬉しかったんだろうな」もぐもぐっ

粋「うっわ。他人事感と過去の話です感ぱねえ」

 

 

一二三「なんだかんだで 仲良し兄弟何よりだべ。」にこにこっ

粋「幼女に頭撫でられんの複雑なんだけど」えー。

一二三「お母さんと思っていいだよー?」くすくすっ

粋「ごめんなさい。さすがに無理です」

 


白「ちなみに俺の誕生日は爺がメモってたのが出てきた。

覚えらんないけどな」

 

 

家康「そりゃ良かったねー

解らないなら解らないで天海が 
うちに来た日を誕生日にしましょう!とかってやるだろけどね

そしたら 毎年大騒ぎだよー
祭かってくらい祝ってくれるよー」すたすたっ

 

白「爺  始めてマトモな事したな」よし。

彬羽「・・毎度苦労かけられてるからな」うむ。

 

 

 


間。

 

 


テオドール「Σなんと!お誕生日だったので御座いますか!?

気の効かぬ下僕で申し訳御座いません!
今すぐ生誕祭の準備を!!」

白「うん。本気でやめろ」


テオドール「お放し下さい!
あ、彬羽さん 今すぐ百鬼夜行に召集を

彬羽「やめてやれ。
西洋と違って日本は隣近所呼んでバカ騒ぎするよな習慣はほぼ無いぞ」


テオドール「Σそうなので御座いますか!?」えええっ

 

 

粋「バカ騒ぎって
何する気だったんだよ」ええー。

テオドール「西洋ではこの様な場合 貴族なんかはガーデンパーティがポピュラーで

白「お前 庭でそんなのしたら灰になるだろ」

 


テオドール「・・百鬼夜行呼ぶので御座いますし、夜に致します?」えーと。

彬羽「呼ばん。落ち着け」

 

 


千様「あらお誕生日だったの?言えば良かったのに
はい。プレゼント」せんべいっ

白「ゴマせんべいそんな好きじゃないだけだろ。」

千様「海苔のだけ食べたいのー」おほほっ

 


家康「まあね。日本でも結構屋形船やら庭や座敷で宴会とか有るけどね

大概はそう言うのは良い所のお子様かなあ?」

テオドール「えー。お誕生日はいくつになってもおめでたい物に御座いましょう?」不服っ

 

 

 

白「あれ? そもそも俺いくつだ?」はて?


千様「めでたい以前の子が居るわー」あらまあ。

 

 


家康「ほら おめでたくても ある程度になるとこんな物だよ」ね?

テオドール「そりゃ家康さんのお歳ならそうで御座いましょうが」むすっ

家康「Σあれっ サラッとおっさん差別された!?」

 

 

粋「つか俺等の年齢って どう数えりゃ良いんだろうな?」うーん。

彬羽「数えるだけなら人間と同じで良いだろうが

お前等人間と化物の混血だしな。
肉体年齢が何基準にすれば良いのか」

粋「ん? でも魄哉は俺とお前タメぐらいって」あれ?

 


家康「あーそれは 筋肉の質、細胞の年齢?性質?
なんかそう言うの分析して ほぼ同年代とみて間違いないって」へらっ


粋「Σ毎度無駄に凄えな!!」

彬羽「Σ待てこら!細胞なんていつ採取された!?」えええっ

 

 

 

白「ケガとかした時にちょろまかされたんだと思うぞ

俺も腹に穴空いた時にちょろまかしたって言ってたし」

粋「Σ!!」

 

千様「ああ。穴開けた子のトラウマが」

家康「そういや グレてたんだったね。」ありゃま

 

 


粋「兄貴はアホでも俺の誕生日覚えててくれたのに」 どんよりっ


白「穴塞がったからどうでも良いって言ってるだろ 面倒臭いな」

一二三「そのやらかしで 気にすんなは無理があるべ。」

 

 


テオドール「ふむ。日本はシャイなお国柄に御座いました。
では、何か甘いお菓子でもお焼きしましょう!」

白「お。」ぴくっ

彬羽「結局 菓子が正解なんだな 手前は。」

 

 

 

千様「アタシも何かサプライズ すべきかしらー?
さすがにゴマおせんべはねえ」ひそっ


一二三「ん?なんでおらに相談だべか?」

千様「プレゼント選びなら一二三ちゃん この中で1番まともそうだし」ひそひそっ

一二三「皆どんだけ趣味悪いと思われてんだべか」うわー。

 

 

 

 

千様「やっぱ此処は

高下駄 かしら?」ちらっ

一二三「うん。1番ダメな奴だべ。
他の人と見比べながら言う台詞じゃねえだよ」

 

 


粋(Σいや 聞こえてる聞こえてる!!) ひえっ

白「・・・。」


彬羽(Σ無言で背筋伸ばした!

いや 取り立てて小さいわけじゃねえだろ!!
周りがデカいつか 1番無駄にデカくて何かすまん!)

 

 

 

テオドール「何をお気になされておられるので御座いますか
あなた様は理想的身長に御座いますよ?

ジャパニーズの平均身長は御座いますし
あなた様には何より 凡人には無いオーラと威圧感が御座います。

それで無駄に体格がよろしかったりすれば 皆縮こまってしまいます故、 今のままで居て下さった方がありがたいので御座います。」真顔。


家康「うわ サラッとありのままを長文全肯定だあ。」わおー

 

 

 


白「そうか。」ふっ


粋「Σあ。復活した」


一二三「真心からの言葉って凄えべ。」おおー

 

千様「どうしたらあんなのさらさら出てくるの?」ええー。

テオドール「思っている事をそのまま口に出しているだけに御座いますよ?」きょとん。


家康「千ちゃん これは真似すんの無理無駄っ」

千様「んー。」困惑っ

 

 

彬羽「なんだ 何かやりたかったのか?

さっきのせんべいで充分だろ」

千様「えー でもー」

 


蒼月「良いんじゃないの?

聞いてたら 誕生日知ってる事の方が奇跡みたいな話じゃん?
誰かが覚えてくれてて おめでとう言ってくれるなら 充分めでたいんじゃない?」ごろーん。

 

千様「居間でふんぞり返って春画見ながら 
そう言う事言うのやめてくんない?」引。

 

 

彬羽「Σ子供の前で広げるなバカ野郎!!」うがあっ

蒼月「俺が寛いでる所に 皆がドヤドヤ来たんじゃん」もー。

 

 

 

白「まあ。実際充分だと思うぞ」うん。

一二三「あ。嬉しかったんだな」

家康「毎度顔に出ないから 解りづらいなあ」苦笑。

 

 

 

粋「・・言われてみたら確かにかもなあ」ふむ。

テオドール「粋さんには沁みる言葉に御座いましょうねえ

おや? 玄関にお届け物が」

 


千様「あーそれなら さっきおじいちゃんから

Σあ!そう言う事!?やだサプライズ!?」はっ

 

 

 


家康「『貴方もこれで高身長。
門外不出 10センチ伸ばすセット?』」 えーと。

 

彬羽「Σあの爺さん! いくらで買ったそれ!」

千様「Σへ!
あ!詐欺!?」えええっ

彬羽「当たり前だ!成長期過ぎた生物が んなニョキニョキ伸びてたまるか!!」

 


一二三「相変わらず 孫大好きのデリカシーの無い爺ちゃんだべ」あーあ。

 

 

 

 

白「漢字が多いな。
バカラス この本気でなんて書いて

彬羽「Σいややる気満々か!!」えええっ

 

 

 

粋「あ、無表情なのにオーラが嬉しそう」うわー。

テオドール「やはりめちゃめちゃ気にされておられるので御座いますねえ

カルシウムでも入れますか」焼き菓子の生地しゃかしゃかっ


家康「また骨が強くなるね」ああうん。

蒼月「あー。どこぞのヒネた弟じゃ 傷1つ付けられなくなりそうだねー」あははっ

 

粋「Σぐ」

千様「やめてやんなさいよ」ほんとにもー。

 

 

 

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