小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月1日

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家康「ぶえっくしょーい!!」


蒼月「汚い。」


家康「あー ごめん
春だねえ」鼻ちーん。

千様「あ、今日から3月ね
一時の事思えば暖かくなった かしらねえ?」うーん。

蒼月「えー うっそ 俺変わらず寒いよ」むすーっ


家康「少なくとも春の兆しは ほら私の花粉症がね。」ずびっ

千様「飛天君の所で薬貰ってきたら?」

家康「あいつの薬苦いんだよねえ」えー。




白「もうすぐ春なのか」ふむ。

テオドール「お花見に御座いますね 私、今年が初に御座いますっ」わくわくっ

彬羽「いや寒の戻りとか有るだろ
桜はまだ先じゃねえのか?」



白「とりあえず 多分もうこれ要らないよな?」 謎の毛皮っ

テオドール「ちょいちょい吹雪の中とか着てられましたが そもそも何の毛皮なので御座いますか?」


白「毛皮ってどうやって仕舞えばいいんだ?」

彬羽「いや俺も猟師じゃねえしな」困惑っ



テオドール「毛皮を着こなすとは さすがお役者様に御座いますねえ
おや。どうされました?」

粋「いやその、仕事中に風邪で熱出した時さすがに見かねて貸してくれたんだけど

俺が着るとマタギだった。」遠い目

テオドール「大人しく帰宅して寝てくださいませ」きっぱり。



魄哉「手入れしときましょうか?適当な仕舞い方してると傷みますし」

家康「お。さすが年の功」おおっ


魄哉「昔、西洋をふらふらしてる時に生活費稼がなきゃとなりまして 洗濯屋で見習い兼バイトしましたので」毛皮どっこいしょ

粋「Σ海外でバイト!?」えええっ

魄哉「粋君なら出来ると思いますよ?
あ、教えましょうか?」毛皮もそっ

粋「Σいや 毛皮の手入れじゃなくて!」



千様「粋君なら海外バイトの方も出来ると思うわー」のほほんっ

彬羽「問題は言語だな」

千様「Σあ、確かに」



魄哉「しかし また凄い毛皮ですねえ
毛がしっかりしていてキメが細かい。
雪男か何かのですか?」

白「惜しいな」

粋「Σ惜しいの!?」




白「これはえーと。海渡ってはるばる喧嘩売りに来た 名前なんだっけ?
なんか大陸の珍獣の毛皮だ」どやっ

蒼月「なんでんな強烈な物フワッとしか覚えてないの?」

白「俺だからだ」どやっ


粋「え?え? ちょっと え?
つまり 喧嘩でぶちのめした奴の生皮剥がしたの!?」えええっ



テオドール「無駄無し。さすが白さん エコに御座いますねっ!」おおっ

粋「Σ尊敬の眼差しやめろ! 凄え怖い話だからこれ!!」ひいいっ




白「いや何か 元々ヨボヨボでそろそろ寿命だから
負けたら皮剥いで着て欲しいって頼まれたし」

彬羽「死に水取らせる為に来たって奴か」成る程。

蒼月「納得すんのかよ」

彬羽「誇り高い奴だったと思えば解らないでもない」

粋「俺全く理解出来ねえんだけど」ええー。




魄哉「一言で言いますと 野生の王国です。」さらり。

粋「お前もそっち側なの?」


蒼月「鳳凰ってほとんどクジャクだもんね」ああうん。

家康「だね。めっさ蹴って来るらしいねクジャク」うんうん。





白「えーと。説明難しいな

己が血肉となり生き続けるという象徴がなんたら」えーと?

家康「解らなくは無いけど血肉って
お前食欲旺盛なんだから誤解を招くよ?」苦笑。



白「ん?誤解って
お前等も食べたろ?」

一同「Σえ」




白「夕飯に出したんだよな?」あれ?

彬羽「だな。お前等普通に食べてただろうが」


粋「Σ待て待て待て待て! ちょ聞いてない!!」えええっ

千様「Σいつ!?てか何のお肉!?」ひいいっ

家康「Σそれは論理的に大丈夫なの!?」うぎゃああっ




蒼月「・・俺は良いか

蛇だし。」うん。

魄哉「食べてから大騒ぎする方が失礼ですよね」うんうん。




彬羽「見た目的には四つ足だし ちょっと変わった牛やそこらみたいな物だ
こいつがお前等にもお裾分けと言うんでな」

※カラスは大概なんでも食べます。


家康「Σお前が解体したの!?」ひいっ



白「牛や猪や馬は食べるのに ちょっと変わった動物はダメなのか?」はて。

粋「Σう。それはそうなんだけどっ」たじっ



テオドール「えーと。おそらくですが
会話できる知能が有る者 という辺りに抵抗が有るのでは?」

家康「そう!そこ!!」うんうんっ


白「その知能が有るのが トドメ刺したら食ってくれって言うならむしろ食べるべきだろ?」

千様「そう言われるとそうなんだけどー」ええー




粋「なあ。今日の夕飯様に煮込んでるアレ 何の肉だよ」真顔っ

彬羽「普通に猪だが ん?なんだそんなに抵抗有ったのか」びっくり。

粋「Σなんだかんだでお前もやっぱ妖怪だよちくしょおおお!!」


彬羽「今更じゃないか?」

白「だよな?」うん。





シロ「話聞く限り 変わった物は抵抗が有る者もおるので解説入れた方が良いのかもな。」うーん。

石燕「あっしは美味しけりゃオバケでもゲテモノでも良いっすがねえ」へらっ

与一「お前はメンタルが鋼過ぎんか」引。






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晴明「お? なんじゃこれは

『本日のお品書き』?」ほう。


彬羽「繊細な奴が多いんでな」ちっ

晴明「ほうほう。良いではないか
料亭みたいで趣があるのう」わははっ

彬羽「面倒臭い」きっぱり。




千様「変な材料無い?」真面目っ

蒼月「んー。山菜とか書いてるけど 毒は無いと思うよ あのカラスだし」

家康「材料まで書き出してくれるの助かるねえ」ほうほう





テオドール「明日のお昼は私の当番に御座いますので
お品書き作ってみましたっ」にこにこっ

白「読めない。」即答っ


晴明「そう言えばお主は日本語書けんのか。
気分は高級店なのだがのー」ふむ




魄哉(材料カタツムリと書いてますが 面倒なので黙っておきましょう)

千様「アンタは明日はお昼江戸城よね?残念ねー」にやにや

魄哉「全くもっていや残念です」にこにこっ



粋「カラス?」

彬羽(俺もバイトで良かった。)ほっ





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