小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月20日

 

 


【割烹 春一】

 


粋「あれ?酒呑童子 なんか久し振り

って何だその格好」ぎょっ

茨木童子「今年の夏は暑かったから どんどん脱衣が進んでなあ」やれやれっ

 


酒呑童子「着てるだけマシだろがよー」だらーん。


テオドール「腰に布切れ1枚巻いてるだけのを着衣とみなして良い物で御座いましょうか。 
視界が暑苦しい」怪訝っ

 

茨木童子「いや 山の外だし
着てるだけマシ」茶ぐびーっ

 


白「お前ひょっとして 山ではマッパなのか?」うわ。

酒呑童子「自宅でマッパで何が悪
粋「Σいやあの山、人魚の姉ちゃんも居るだろ!」ひいいっ

 

 

ダミアン「御安心召されよ」入り口がららっ


酒呑童子「お? 診療所の掃除バイト終わりか?」

ダミアン「うむ。今日も腐海であった」遠い目っ

 

白「週3で大掃除って 飛天どれだけ汚してるんだ。」


彬羽「あいつは洒落にならねえぞ」食器洗いかちゃかちゃっ

テオドール「おられたので御座いますか」

 

彬羽「半裸の筋肉のせいで客が逃げて 上がピリピリなんでな」こそっ

 

 

 

ひな「お客さんがビビるんでいい加減着物着てくれませんか?」ゴゴゴゴゴッ

酒呑童子「んなキレ無くても良いじゃねえかよ

・・まあ、雇われてる身だししゃーねえがよ」ちっ

 

 


粋「で、山でマッパでも大丈夫てのは?」

ダミアン「ん?ああ
人魚殿も素で半裸なのでさほど気にしておらん
何せ人魚だしな。」真顔っ

テオドール「それ世間一般的に大問題では?」

 

 


朱禅(それで間違いが起きないってのも凄いよなあ) 

茨木童子「そりゃ下手に出したら即一生ギチギチ束縛決定だし
あのアホでもんな真似出来ないって」ふっ。


朱禅「Σえ。口に出てた!?」はっ

茨木童子「いや普通思うってこんなの」

 

 

 

粋「鬼ってもっと後先考えねえ生き物だと思ってた」

ダミアン「人生かかかっとるからな。」真顔


白「人魚 鬼より強いのか。」へー。

 

テオドール「しかし意外に御座いますね

店内でここまでやりたい放題
ひなさんならもっと早くにブチギレるかと思っておりましたが」

ひな「えー。私そんな怒ってるイメージですか?」

 


一同(自覚無いのか。)

ひな「皆さん 言いたい事が有るなら口に出してどうぞ」

 

 

茨木童子「・・まあ 自ら蛇の嫁になるよな女に逆らいたくは無いって話?」えーと。

ひな「自らと言うか ゴリ押しで落としたの私の方ですがね
朱禅「Σその話はもういいから!!」ひいっ

 

 

酒呑童子「何処にでも怖え女は居るんだなあ」しみじみっ

 

白「押しに負けてうっかり人魚に手出したら お前もあんなになるんだぞ」

酒呑童子「Σ出さねえしならねえわ!!」背筋ぞわっ

 


テオドール「フラグに御座いましょうか?」

彬羽「・・だな。」あーあ。

 

 

白「雇い主なんだし 営業妨害するならどんどん怒っていいぞ」


ひな「あら、魔王様から許しが出ましたね。

けどまあ 酒呑童子さんは1部の方には人気が有りますし」苦笑。

粋「は? 人気って
此処等のチンピラでもボコり倒して舎弟にしたの?」

酒呑童子「俺は山猿か」

 

 

 

入口がららっ。


近所のおばちゃんA「あらあらあらあら 今日もまたあらあらあらあらっ」どかどかっ

朱禅「Σ い、いらっしゃい」びくっ


おばちゃんB「ちょっとねー。毎度悪いんだけどねー
おばちゃんちょっと買い物行かなきゃ行けないのよー
ちょっとこの子見ててくんない?」

赤ん坊「びえええ!」うわーん!

 


酒呑童子「あー。またかよ

早く行って来いや
俺は乳出ねーぞ」はいはいっ

おばちゃんA「あっはっは 立派な胸筋してる癖にー
頑張りゃ出るんじゃない?

じゃ、よろしくねー」どかどかどかっ

 

 

 

しーん。

 

 


白「この店 客層変わったな」びっくり。

ひな「酒呑さんと茨木さんが めちゃめちゃ子守り上手いのがバレてしまいまして」

 

 

茨木童子「なあ、この泣き方コイツおしめなんじゃ?」

酒呑童子「あー。
ったく丸投げしてくなよ
替えまで置いて 準備万端かよ」ちゃちゃっ


粋「Σうおお躊躇無くおしめの交換を!!」おおおっ

テオドール「Σ飲食店への配慮ゼロに御座います!」ひええっ

 


酒呑童子「ほれ出来た

ん?なんだ
ほれ、出せ出せ」背中とんとんっ

赤ん坊「げぷっ」

 

粋「Σ瞬時にゲップ出てなくて気持ち悪いの見抜いた!!」おおっ

彬羽「相変わらず 鬼共の子供好きは凄まじいな」ちょい引

 

茨木・酒呑「お前にだけは言われたくない。」

 

 


白「バカラスのはただのロリコ「しつこい。」

 

 

ダミアン「まあこんなで 用が済めば此処で酒呑殿にセクハラまがいの発言しながら茶を飲んでくので、なんやかんやで客寄せになっとるのだ」

粋「あー。おばちゃん方って筋肉好きだよな」冷や汗っ

 

テオドール「此処 何の店で御座いましたっけ?」

ひな「売上には変えられません」ふっ

 

 

白「度が過ぎて おひねり捩じ込まれないようにな。」真顔

酒呑童子「俺は何のアドバイス受けてんだ?」

 

 

テオドール「その様な文化が。
日本の女性は逞しゅう御座いますねえ

カルチャーショックがエッグう御座います」苦笑。

粋「いや 一般的にはねえから
受け入れんなよ」

 

ダミアン「まあ何だ
酒呑殿がやたらオバ・・ 女性受けが良いのは子守りと半裸なだけではなくな」

白「?  まだあるのか?」

 

 

 

長屋の奥さん「助けてええ!!
大家さん所に押し込みが! 太吉ちゃんが人質にいい!!」ひええっ

 

粋「Σえ。押し込み

Σってはやああ!!!」ひいっ

酒呑童子「Σガキ人質にとか何処の三下だゴラアア!!!」どどどどどっ!!


彬羽「Σ落ち着け酒呑童子
背中!背中にガキ背負ってるの忘れるな 首ガックンガックンてちょっと待てえええ!!!」だだだだだっ

 

 

 

 

ひな「こんな感じで この辺治安も悪いけど子供も多いんで

もはや自警団?みたいになってまして」

白「めちゃめちゃ地域の役にたってたんだな あいつ等」びっくり。

 

 

テオドール「成る程。
奥様方の大好きな筋肉で しかも地元の安全を護ってくれるとは

そりゃ好かれるわけに御座います。」ほー

白「思ってたより人間に馴染んでるんだな 」へー。


粋「Σいやあの!ほっといていいの!?
酒呑童子猪みたいに突っ込んでったけどいいの!?」えええっ

 

 


テオドール「大丈夫で御座いましょう
ブレーキも御一緒で御座います。」

粋「Σえ!?」

白「だから あいつ『等』って言ってるだろ」

 

 

 

 

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茨木童子「はいはーい。無駄な抵抗しない

人の関節はこっちにしか曲がらないんだよなあ」ぎりぎりぎりっ

押し込み犯「Σあだだだ!折れる折れるっ!!」いでええっ

 


おばちゃんA「あらあら 騒がしいと思ったら」あらー

おばちゃんB「いやー 茨木ちゃん いつも取り押さえ鮮やかだわー
アタシ断然茨木ちゃん派だわ」あらあらあらあらっ

 

 

彬羽(Σいつ追い抜かれた!?)えええっ


茨木童子「副官殿 植物属性をなめちゃいけない」どやっ

彬羽「Σいや 植物でどうやって!?」

 

 

おばちゃんA「いやー毎度助かるわ
あら うちの子バカウケ」あははっ

赤ん坊「きゃきゃきゃっ!」ごきげんっ

 

おばちゃんB「こんな間近で捕物身近で見れるとか そうないもんねえ。

いやけど、そろそろこの筋肉も見納めかねえ?勿体ない」


酒呑童子「あ?」


おばちゃんA「あ。動いてるから気がつかなかった?

最近 夕方になると一気に冷えるんだよねえ」

 

 


白「あれ?酒呑童子って」

粋「Σあ。そういや」はっ

 

 

 

 

 

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大江山

 

 

人魚「酒呑童子さん

偉く可愛い腹巻きしてますねえ」ふーん。

 

ダミアン「Σあ、あれは!

厠から出られなくなったのを不憫に思い 近所の親切な人がだなっ!」ぎくっ


人魚「なんで必死なんです?

酒呑童子さん それ誰に貰ったんです?ねえ?」

 

 

 

茨木童子「腹弱いんだから そろそろ裸族やめろよお前」

酒呑童子「Σだからちゃんと着てるし 腹巻きしてんだろが!!」


茨木童子「ああうん。去年と言い
お前がちゃんと着てると 秋の訪れ感じるわ」はいはいっ

ダミアン「嫌な風物詩であるな」うわ。

 

 

人魚「ねえ。なんで誰も答えないんです?」むっすー

 

 

 

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