小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月21日

 

 

 

猫「んにー。」

テオドール「おや猫さん どうなさ Σうおおうっ!?」びくっ

 

粋「Σげ! お前ネズミ取ってきたの?
あっ、兄貴へのプレゼント?」ひええっ

 

 

襖がらっ。

 

白「またか

違う違う」猫ひょい持ち上げっ

粋「へ?違うって?」はいっ?

 

白「これ持ってきてるのは猫じゃない
九尾だ」げんなりっ

猫「にっ!」うんうんっ

 

 

粋「あー。そっか
狐もネズミ狩りするもんなあ」

テオドール「え?では
今度は怒涛のプレゼント責めに御座いますか?
あのストーカー狐。」うわ

 

白「ちょっと違う

前に1度腹減りだって言ったら さあ食らえとネズミ取ってきたんだけどな

粋「さあ食えねえよ」

 

 


白「うん。せめて焼かせろって言ったら 狐的にアウトだったらしくて怒って出てって

それから毎朝 無言でネズミが置いてあるんだ」

粋「Σ焼けば食えるの!?

てか毎日!?」えええっ

 

白「さすがに生はダメだと思う
毎回猫が凄っごい顔してるし」ほらっ

猫「うるるるるっ!」がうっ

 


テオドール「ネズミのプロフェッショナルがこの反応では

確かに恐ろしゅう御座いますね。」うーん。

 

 

白「で、どうしようかな。
ひょっとして 生で食べるまで続くのか?コレ」

テオドール「Σダメで御座いますよ!?面倒がらないで下さいませ!

生でケダモノもりもりとかそんな血生臭い我が主等 下僕は見たく御座いません!!」ひいいっ


粋「血生臭いも何も お前吸血鬼だろ」おい。

テオドール「ぶっちゃけグロは苦手に御座います!!」くわっ!

 

 

白「(サタンの息子なのにそこは似なかったのか。)

んー。じゃあどうしよう ネズミ」うーん。

 


粋「庭の隅に墓でも作ってやる?
無駄に狩られたとか気の毒だしさ。土に還れば 何かの栄養にはなるんだろ?」

 

テオドール「あー。それがよろしゅう御座いますねえ
てか、今までのはどうされてたので?」


白「何か毎回 猫が何処かに持ってってたな
食べてないと思うけど」

 

粋・テオドール(あ、何処かで人知れず肥料になってるパターン。)

 

 

テオドール「ご主人のお腹までキッチリ御護りするとは
お利口さんに御座いますねえ」よしよしっ

猫「にゃんっ!」どやあっ

 

 

 

【離れ。 石燕の部屋】

 

 

九尾(Σわちの贈り物 埋められたー!!)がーん!!

 


石燕「あの、九尾さん?

狭くて仕事になんないんで

どうしてもそこでストーキングしいなら 子狐とかになってくんないっすかねえ。」困惑っ

 


九尾「ええい喧しわ!!埋もれる程のもふもふぞ!
むしろ光栄に思えっ」きえええっ

与一「なんで涙目でキレとんのだ」ええー。


石燕「いんや。もふもふとか良いっす
つか紙がガサガサなんす。あんたの圧でぐしゃぐしゃなんすよ

仕事出来ねえんすよ

あんま我が儘言うと漁師呼んで来やすよ?」ほんとにもー。


九尾「Σくっ!

男なんてどいつもこいつも無神経じゃあああーーっ!!」どたばたコーン!

 

 

石燕「Σちょ 紙踏みにじってくな!!」むかっ

与一「とことん良い根性しとるな」引。

 

 


間。

 

 


九尾「ふんっ 何じゃいどいつもこいつも
あんな物 手料理にいきなり唐辛子ぶっかけられる様な物ぞ

Σむ!?」植え込み伏せべたあっ!

 

 

テオドール「しかし、九尾さんも何がしたいのやら」やれやれっ

粋「まあ 普段からワケ解んねえ狐だしなあ。
気位高そうに見えて 犬っころつーか」苦笑

テオドール「あー。

ま、下僕気質に御座いますよね」

 


九尾(食ったろか。この餓鬼共)イラッ!

 

 

テオドール「しかし 
即座に土に還れば無駄にならぬ等と
意外な方から似合わぬ言葉が出て ビビりまして誤差いますよ。」

粋「Σえ。なんか変!?

あー実は茨木の受け売りでさ。

ほらあいつ 山と同化してるから、たまに言ってる事が自然目線?


くたばっても屍が他の奴にの糧になるって 凄い当たり前に言うの格好いいなーって 前話してて思ってさ。」

 


テオドール「情に流され倒す方から見りゃ 
確かに神秘的かつ大人だと思うで御座いましょうね。」ああうん。

粋「うっせえよ。」むかっ

 

 


九尾「・・ほう。茨木童子のう。」むくっ


粋・テオドール「Σ!?」びくっ

 

九尾「そうじゃ
それで行くか」すたすたっ

 

 

粋「Σえ!?何が!」

テオドール「Σあああ!また変な事する予感しかしない!!」ひええっ

 

 

 

 

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大江山

 

九尾「と!言う事でじゃ

お主 ケモノが好きであろっ
特に狐は大好物であろう!?

よって!しゃーないから このわちが御主と付き合ってやろう!!」どやああっ

 

 

茨木童子「・・・あ。はい」きょとんっ

 

 

九尾「Σ意外と反応薄い!!」えええっ

ダミアン「どれだけ自分に自信が有るのだ この狐」うわ

 

九尾「Σいやわち玉藻よ!?
伝説の玉藻の前じゃぞ!!」

ダミアン「すまん。知らん」きっぱり

九尾「Σきいい!これだから西洋産は!!」

 

 

酒呑童子「喜ばねえの?」

茨木童子「いや。青天の霹靂過ぎて 頭が追い付かないと言うか

空が青すぎる」えーと。

 

 

人魚「ダメですー!
茨木さんと酒呑童子さんは両方私のです!
後から出てきた泥棒狐にはあげません!!」きいっ

九尾「そもそもお前の違うであろ

だいたい茨木はケモノ専で 魚類は専門外のはず「Σくっ!痛いところをっ」ううっ

 


ダミアン(嫌な男の取り合い方だ)うわ

 


茨木童子「えーと。うん
そっかそこまで言って貰えるなら

よし。酒呑 人魚はお前に任せた」キリッ

酒呑童子「流れで無理やり押し付けようとすんなや」


茨木童子「いや正直お前のが似合いだと思うんだよな

人魚は頑張りゃ1度に500匹くらい産卵出来るらしいし
賑やかな家庭を作ってくれ」うんうんっ

人魚「Σやだ恥ずかしい」きゃっ

 

ダミアン「池川埋め尽くす500個が 一気に孵化して オギャーの輪唱・・」青ざめっ

酒呑童子「Σ完っ全にホラーじゃねえか!!」ひええっ

 

 


茨木童子「うんうんそうかそうか
やっと頭が追い付いてきた

じゃ、まずは皆に挨拶と行こうか九尾さん。」にこっ

九尾「Σへ!?

あ、 ああそれは 渡りに船じゃが」こんっ

 

 

 


酒呑童子「で、何だと思うよ?」

ダミアン「他の男にちょっかい出して 焼きもち妬いて貰おうとか そんなで有ろうな」うむ。


人魚「Σえええ!そんなのに茨木さんを利用するなんて 酷ーい!!」むかっ

 

 

 

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茨木童子「と言う事で
この度めでたくお付き合いさせて頂く事となり


九尾(Σなんでいきなり本丸ーーーっ!?)ひえええっ

 

白「あ、うん。」びっくり。

 

 

 

九尾(Σやめて、だーりんその目やめて!

今朝までがっつりアタックかましといて もう次の男的なの思わんといて!
違うの! わちそんなふしだらなメスじゃないんじゃああっ) ひええっ

 

 

粋・テオドール(うーわ。色々わかりやすっ)あーあ。

 

白「うん。驚いたけど そうか

仲良くやれよ、良かったな」にこっ

九尾「Σ普段向けられた事の無い 良い笑顔っ!!」かはっ

 


彬羽「察してるなら トドメ刺すのやめてやれ。」

白「何の事だ?」しれっ

 

 

九尾「うう、
わち ちょいと気分が」よろよろっ

茨木童子「ん?じゃあちょっと厠御借りしまーす

よし。行こうか ハニー」きらーん。

九尾「Σぐほあ!!」

 

 

粋「茨木 あんなキャラだっけ?」引。

テオドール「棚ぼたで浮かれておられるのでは?」

 


白「人の心を弄ぶ様な事するからだ。

九尾の奴 茨木どうする気だろうな?」

彬羽「茨木の事だから刃傷沙汰にはならんと思うが「なんでいきなり最悪なんだ。」

 

 

 


九尾(うう、どうしよ

だーりん酷い
妬くどころか むしろ喜ばれてしまったぞえ。

え?普通 めちゃめちゃグイグイ来てた女が いきなりおらんよなったら あれ?とかなる物ではないのけ?) どよよーん。

 

茨木童子「あのー。
ああそうか そろそろ昼か

ちょい其処らで生肉買って「いやお前菜食主義であろ。
己の食えん物をわざわざ買わんでええわい」

 

 

茨木童子「へ?でも
俗に言う デート代は男が持つものじゃ?」真顔っ

九尾「わちはそういう男にぶら下がる女は好かん。
己が望んでそやつとおるのなら
その間飲み食いした物は 自分で払うが道理

Σって別に腹減っとんではないわい!!」

 


茨木童子「へー。

そうかそうか
俺は頭が平安時代のまんまだから。そうか今時はそんな感じかあ」ふむふむっ


九尾(こやつ、良い奴では有るんじゃがのう

 

・・・わち、そんな御人好しに好いてもろて その上で御人好し利用して 酷かないか?)こんっ

 


茨木童子「ん?
あ、そうか。

じゃあ 其処らで鳥でもシメて

九尾「いや金も出さんでエエし狩らんで良いわ

ちょい黙っててくれんか」

 

 

茨木童子「・・・。」黙。

 

九尾(Σ律儀に正座して もうええ言うの待っとる!!

うおおわちこんなの相手に何て事をっ
普通付き合いたて言ったらもっとウフフアハハで楽しいもんじゃろ!?なんかすまーん!!!)うわああっ

 

 

人魚「悔やむならさっさとごめんなさいして下さい!

グズグズしてたら どんどん傷が深くなるでしょっ」ほんとにもー!

九尾「Σうお!魚娘っ」ぎょっ

 


人魚「見え見えなんです
しょーもない浅知恵で振り回して無いで 
さっさとごめんなさいして茨木さんを私に返して下さい」ぷんすかっ

九尾「いや 元から御主のでは無いぞ」えええっ

 

 


人魚「いえ私のです。

てかぐだぐたゴネてると
いい加減川魚のエサにしますよ」くわっ

九尾「ほう。 伝説の妖狐に喧嘩を売るとは良い度胸よな。
こんの小魚っ」イラッ

 

 


ダミアン「Σうお。何かおっぱじま?のでは!?」ひえっ


酒呑童子「女っつっても
妖怪だしなあ。
そりゃ最終的には 強い方が正義だわな」あーあ。

 

 

茨木童子「の、割に 
力でライバル排除とかはしない辺りが 良いんだけどなあ。」ぼそっ

ダミアン「あの、茨木殿

まさか 全て承知の上で
「俺を何歳だと思ってるんだ?」

 


酒呑童子・ダミアン(Σ大人の余裕!!) ひえっ

 

 


酒呑童子「お前 全部承知でこんな茶番って
いくらなんでも心広すぎねえ?」えええっ

 

茨木童子「いやー、 それはそれでって思ってさ。

確かに見た目その他 モロ好みだけど
正直付き合いたいとかは無いし、おふざけくらい付き合っても良いかなーって」

ダミアン「へ?それはどういう?」

 

 

茨木童子「言うなれば

アイドルの追っかけ 的な?
もしくは推し活。」曇りの無い目っ

酒呑童子「良い歳して何してんのお前。」引

 

 

白「そっか。そう言う事なら
お前は心配要らなかったな」ひょこっ

 

茨木童子「だな。
けど、あの喧嘩はお宅がどうにかしてくれよな 魔王様。女怖いわ」

白「え。俺もあんなの嫌だ」ええー。

 


ダミアン「Σのんきに押し付けあっとらんで早よどうにかしてくれ!!」ひええっ


人魚・九尾「フシャアアッ!!」威嚇っ

 

 

 


茨木童子「あ、でも
別に付き合いたいとか無くても

 

白い子狐とか産まれたら さすがに虐めちゃうだろから そっちは無しでよろしく」真顔っ

白「無いから安心しろ」うん。

 

酒呑童子「Σ追っかけどころか 厄介オタクじゃねえかよ!!」ひええっ

 

 

 

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