小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月4日

 

 

 

【台所】

 

白「夕飯まだか?今日何だ?」うろうろ

家康「お腹すいたねー
何か摘まむもの無い?」ちょろちょろっ

大嶽丸「魚の匂いがする」すんすんっ

 

 

魄哉「何を若い子に混ざって胃袋元気してんですか。」ずーるずるっ

家康「」きゅうっ


テオドール「本日も綺麗なかかと落としに御座いました。」うわあ。

 


彬羽「いや。こっちの動物2匹も撤去してくれんか?」首根っこ掴みっ


白「夕飯遅いぞ」ぶらーん。

彬羽「早けりゃ早いで 夜中に腹減りと煩いだろうが 手前は。」

大嶽丸「すまん。本能だ」ぶらりんっ

彬羽「よし、『待て』」

 


千様「ヤマネコって 待てを覚えるのー?」あらあ

大嶽丸「待たんと魚の尻尾の1つもくれなさそうだしなあ」正座っ

 

テオドール「心底飼い慣らされた野生動物に御座いますねえ」ふっ。

大嶽丸「お宅の主程じゃ無いと思うけどな」ほれ。

 


白「で、結局夕飯何だ?
魚か? 刺身か焼くのか揚げるのか?」よじよじっ

彬羽「Σ調理中に登るな危ない!!」がうっ


粋「人を登んなって突っ込む所じゃね?」なあ

 


テオドール「失礼な。
我が主は 待て。の出来ない立派な野生動物に御座います」どやっ

大嶽丸(躾のなってない犬猫か幼児にしか見えないんだけどなあ。)

 

家康「てか 大嶽丸。
普段遠慮しがちなのに、食べ物絡みだと素直で解りやすくて良いねえ」たんこぶ。

大嶽丸「Σはっ!卑しかったか!?」にゃっ


魄哉「いえいえ。
沢山食べる良い子は好きですよ
何の問題もありません」のほほーん。

 

小太郎「家主が視点 お爺ちゃんなオカンだしな。」わおんっ

千様「なんならもっと甘えて良いのよねえ」うんうんっ


大嶽丸「甘えるって なあ。」チラ見っ

 


魄哉「はい、彬羽君 今日は僕も手伝いましょう
休みですし。」

彬羽「そうか。
ならまず その動物をどこかにやってくれ
危なっかしくて包丁が使えん」 引っ掴みぶらんっ。

魄哉「ですねえ、

次邪魔したら ビリッと来る御札貼り付けますんで 良い子で待ってましょうね?」ぽいっ

 

 

白「追い出された。」むう。

粋「兄上 俺もう恥ずかしい」ううっ

 


小太郎「まあ、物事は程ほどにだ」わんっ

小太郎「程ほどって どれくらいだ」困惑っ

千様「白君見た後だと 普通の基準が解んなくなるのよねー。」あらあら

 

 

 

間。

 

 

彬羽「しかし 困ったもんだ。」

魄哉「ですねえ、
本人達は運動神経有るんで問題ないでしょうが
台所は 油とか有りますし

あ。つみれこんな物ですかね」つみれ練り練りっ

 

彬羽「助かる。
あいつ等が居るとそれ1つでも それ何だ。何で出来てるとか煩くて進まん」はーやれやれっ

魄哉「ほとんど ちびっこの居る家庭の愚痴ですねえ」苦笑。

 


彬羽「本物の幼児の一二三は 全くそんな事はしないんだがな。」真顔っ

魄哉「やるなって言う事やり倒す大人達見てりゃ
そりゃ やらなくもなりますよ。」大真面目っ

 


彬羽「・・幼児以下か。
うちの魔王は」溜め息っ

魄哉「うちの殿もですよ。
なんか、キッツイですねえ

ほとんど幼児と言うか動物と言うか」うーん。


彬羽「あのトシまで育ったんじゃ もう躾も出来んし

困ったもんだ。」ふかーい溜め息っ

魄哉(疲れてますねえ)うーん。

 

 

挿音「お?どしたよ
今日は台所 2人かよ?」

 

魄哉「おや、お帰りなさい

いえね。彬羽君がちょっとお疲れみたいで。」

挿音「あ?またストレス溜めてんのかよ
つか、仕事帰りで腹減ってんだけど 何かねえ?」


彬羽「・・聞くだけマシか。」ぼそっ

 

挿音「ん?

なんぞ俺地雷踏んだかよ」ありゃ

魄哉「すみません。カマボコの端っこあげるんで
向こう行ってて下さい」

 

 


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【夕飯後】

 

挿音「話は聞いた

で、 ちっと仕掛けてみたんだけどよ」げふっ


彬羽「仕掛けた?
何をだ」


挿音「台所にちいっと仕掛けを Σうおお待て待て待て!
台所の中吹っ飛ばす様なもんは仕掛けてねえからっ」

彬羽「ならば良し。」

 


千様「台所は板前の聖地だからー。」あらまあ。

小太郎「挿音が何かやると いつも大概吹っ飛ぶからなあ。」わおんっ

 

挿音「俺はどんだけ信用ねえんだよ

ほれ、 躾のなってねえ動物共が侵入すんのがダメなんだろ?
なら 動物避け、衛生面でも問題ねえのを仕掛けりゃ良いんだよ」キセルすぱーっ

 

彬羽「動物避け?
あいつ等は罠を壊して侵入するぞ」大真面目っ

千様「彬羽君?
普段どんな対策取ってるの?」ねえ。

 


挿音「罠でもねえよ。
捕獲じゃ無くて 動物『避け』な。

百聞より1見。  まあ見てみろって」にやっ

 

 

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【再び台所】

 


魄哉「何をコソコソと。」

挿音「しーっ」天井裏っ

 

家康「え? 気付かれないように見張るの?」こそっ

千様「普通にしてても良いんじゃない?
仕掛けてんの気取られなきゃ良いんでしょー?」こそっ

 

小太郎「あ。来た」わんっ

 

 

白「?」きょろっ

一同(さっき夕飯食べた所なのに もう腹減りか。)うわあ

 

白「何だろ?
其処らから気配するけど

まあ、良いか」鍋の蓋開けっ


魄哉(隠れる意味無しですが
傍若無人な子ですねえ) 咄嗟に屋根裏っ

 


ボンッ!!!

 

白「Σ!?」びくうっ!

 


小太郎「Σぎゃいんっ!?」ひええっ

千様「Σぎゃ!
ちょ 何!?」あわわっ

家康「空砲!?  うっそ室内で!?」

 

 


魄哉「ひょっとして すずめ避けのアレですか?」ええー。

挿音「おう。
動物はでかい音が苦手だろ?」どやっ


魄哉「それはそうなんですが
あ。ホントに白君逃げた。

効果はてきめんみたいですが、もうちょい他に無いんですか?」怪訝っ

 

小太郎「こっちの心臓にも悪いぞ!!」がうっ!

挿音「煩せえな。
言っても解んねえ獣にゃ
此処に来たらびっくりすんぞって 繰り返し教えてやんのが早えっつうだろがよ」

 

 

千様「繰り返すの?

えー こっちのが手元狂いそう  ねえ、彬羽君?

・・あら?」きょろっ


家康「あれ?彬羽?」おや。

 

 

粋「今の音何  Σうお カラスの羽!?

え?え? 何!? こんな散る程慌てて あいつ何処行ったの!?」きょろっ

 

一同(カラスにも大概効いたー!!)

 


魄哉「やっぱやめましょう。」

挿音「だなあ。」うん。

 


テオドール「ちょこら!
威嚇すんじゃ御座いませんっ
我が主を知りませんかと聞いて居るので御座います!!」ああもうっ

大嶽丸「Σふっしゃあああ!!!」逆立てっ!

 


一二三「動物さんは ホントに大きい音が苦手なんだべなあ。」あちゃー

 

 

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