小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月15日

 

 

 

粋「ーーーで、 また新人に追い抜かれて
皐月にドヤされたよ畜生」ずううーーん。


挿音「・・・そうか。」うん

粋「いや凄い うっわどうしよみたいな顔の後で 何も言うまいみたいな気遣いより

激励つか 渇みたいのお願いしたいんだけど」えー

挿音「いきなり隣で愚痴り出してワガママだなおい。」

 


家康「普段から色々と容赦ないから 
叱咤激励してくれると思ったんだねえ」苦笑

千様「てか、あいつが遠慮するって
粋君 どれだけ不憫がられてるのかしらー?」あらあらっ

 


挿音「俺にゃ芸事解んねえしなあ。

(素人が見ても 気質的に裏方のが向いてんの丸解りだ しゃーねえだろ。
とか さすがに言えねえ)」

 


粋「うっ! 爆弾魔にまで気を使われたっ」


挿音「誰が爆弾魔だ
爆破は仕事の一旦だっつの
調子こいてると シバき倒すぞクソガキ」

 


家康「挿音の忍の師の天海は  挿音の数倍爆発エグいけどね。

あれ見たら 別に大した事ないない」手ふりふりっ

千様「あー。揺動に 派手にどーん。とか
相手のやる気を削ぐ為に 見える様にまとめてバーン とか やるわよねあいつ。」うんうんっ

 

 

白「忍って なんだろうな」

テオドール「派手さが売りの流派なので御座いますかねえ?」はて。

 

 

挿音「まあ、天職なんてそうそう見つかる物でもねえわ
好きな事して それが仕事になってんなら1番だけどよ。

そうも行かねえのが人生って奴よ」キセルぷっはー

 

粋「うん、遠回しに 諦めろって言われてる気がするけど

好きな事仕事にしても あんま幸せそうじゃねえのも居るしなあ」


石燕「すいやせん

体力残ってないんで これを版元さんの所にっ」どしゃあっ!!

 

家康「Σあああ3日ぶりに姿見たと思ったら 案の定の締め切り前!」ひええっ

 

与一「一応出来あがっては居たのだがな

石燕は ギリギリまで手直ししてしまうのよなあ」うーん。

千様「あ。与一さんに影響出てないから ほっといても別に死なないわね

このまんま寝かせときましょ おやすみなさーい」

 


挿音「いや、石燕はアレで幸せかもしんねえわ
強要されてもねえのに 毎度わざわざ命がけだもんよ。」

粋「天職ってなんだろう」引。

 

 

白「今回は 相談相手任せといて良さそうだな」すたすたっ

テオドール「で御座いますねえ
地域の顔役として アニキモード入っておられますし」

 


家康「あ、お兄ちゃん さらっと押し付けた」

挿音「つー事で
転職したくなったら気軽に相談しろや
ツテならナンボでも有るからよ?」な?

粋「いやあの 発破かけて欲しかったん  ・・その時はお願いします」ううっ

 

 


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【町中】


挿音「とは 言ったものの」

 


キセルの煙ぷっはー。

 

 

挿音(俺だって コレが天職か?って言われると
解んねえんだよなあ)うーん。

 

子供等きゃっきゃっ どたばたっ

 

 

挿音(別に 親父みてえに人の世を少しでも良くしてえとかって 思想もねえし

単に 戦国に叩き込まれたあれやこれやが そのまんま使えるから ズルズル忍やってるだけだしなあ)

 


子供「Σぎゃっ! そこの兄ちゃん 避けて避けて!!」ひいいっ

 

 

ズガガガガガッ!!

 

クナイがっ!

子供「Σ!?」

 


挿音「お、悪い
考え事してたもんでよ」ありゃ


子供A「えっ えっとあのっ

町ん中で 下駄飛ばしなんてしてごめんなさいっ!」ひええっ

 

挿音「お? 自分から謝れるたあ 大した物じゃねえかよ」

下駄ひゅるるるっ
ぱしっ。


子供B(Σ下駄消えたと思ったら
打ち上げられてた!!)ひえっ


挿音「次からは 人の居る所でやんなよ
じゃあな。」クナイ引っこ抜き すたすたっ

 

子供C「何、あれ」引っ

子供D「周りに刺さってる奴 持ってってないけど良いのかよ」

 

子供B「回収めんどかったんじゃ

つか これクナイって奴だよね?
え? どうやって投げたのこの量」

壁にびっしりクナイぶっ刺さりっ


子供A「Σ絶対下駄より こっちのが危ないよね!?」ひええっ

 

 

 


挿音「(ま、仕事なんざ 生きてく為の糧を得る為の手段よなあ。

んな難しく考える事あねえか。)

ん?」ぴた。

 

 

侍「ん?この屋敷に何用か。」

 

挿音「いや、用っつか

場数踏んでんで ちいっとくらいなら変なモンの気配とか解るんだけどよ」

侍「は?」

 

 

挿音「ここの主、
最近 なんかヤベえ買い物とかしてねえか?」

 

壁ごとずどむっ!!

侍「Σぐっはあああーーっ!!!」どしゃああっ

 


挿音「うっお いきなり来た

生きてっか?」すたっ


侍「な、なんっ」げほっ

 

挿音「あ。生きてるわ セーフ

しかし何だこりゃ」

 

土煙もうもうっ。

 

 


岩人形ずーんんんっ

 


家主「Σあああワシの屋敷がっ

だああ 大人しいから簡単に飼えるって言ったくせに あの大陸の商人めっ!!」どちくしょおおおっ

 

挿音「やっぱ手前 個人輸入しやがったな。

ほれ、徳川忍軍だ
外国の化物は 国内持ち込み禁止だ 大馬鹿野郎。」印籠ほれっ

家主「Σげ」

 


挿音「詳しい話は後でじーっくり聞いてやるかんな

で、コイツは躾してねえのかよ?」


家主「そ、それがっ

昨日 珍しいから飼わないかと、商人から買った所でしてっ」そのっ

挿音「いや飼うな でもって買うなや
悪趣味にも程があんだろ」

 

家主「他の奴と違った物持ってんのって気分良いででしょ Σごふっ!!」

 

ずべしゃあっ!

 

石人形ずずーん。

 


挿音「そんな理由で外国まで連れて来られたんかい。とかってツッコミ入った気がすんなあ

 

つーか どうするよコレ。
あいつ等呼んでくる前に 大通りに出ちまうぞ」

 

石人形ずんっ

ずずんっ

 

挿音「うっお。改めて見るとやっぱデケエわ

向こうの文字っぽいのも見えんな成る程。

1文字でも削れば崩れるって奴か」クナイすちゃちゃちゃっ

 

 

 

 

 

地鳴りずずんっ!!

 


シロ「Σむ!? 何だ!」ぎょっ

ひな「地震 じゃなさそうですね?」


朱禅「Σあ!見ろよ向こう

あの煙 また爆発起きてねえ!?」ほらほらっ

 


一同(静かになるまで あっち近寄らないでおこう。)


庵「毎度毎度 危ないもんね」うん。

 

 

 


挿音「だあくそ! 硬え!!」手じんじんっ

 

石人形ずずーん。

 


挿音(ヤベえな
爆弾モロ食らっても傷付かねえって 何で出来てんだコイツ。
あ、親父の言ってた 術式で動いてる間は 強度も増すって奴か?

やっべ。尚更 人間じゃ無理がねえか?)

 


ずざざっ


彬羽「Σおい!大丈夫か

今度はいったい何が Σうお また変なのが!」ちいっ

 


挿音「俺の喧嘩だ 邪魔すんじゃねえ!!」くわっ

彬羽「Σはあ!?」えええっ

 


挿音「勝てると解ってる奴と喧嘩しても面白かねえだろ
行けるか解んねえ。 命のやり取りはこうでなくちゃよ」ふふふふふっ


彬羽「あ、いや
お前の仕事は 世の治安を裡からだな」困惑っ

 


挿音「んな事あ知らねえ!
調度良い 高さ足んねえ足場になれや!!」だっ

彬羽「Σどれだけ頭に血が登ってんだ! 

うお待て Σふんっ!!」

ぶん投げっ

 

 


ずがしゃあああっ!!!


どたーん!
がらがらがらっ!

 


家主「Σ石の塊に あの勢いで蹴りって どんな根性!?」ひええっ


彬羽(思わず思いっきりぶん投げたが
潰れてねえだろな。)冷や汗っ

 

 


挿音「いよっしゃああ!!!

案の定繋ぎ目は弱えっ」瓦礫からずぼっ

彬羽「思ってた数倍元気で何よりだ」引。

 


挿音「ほれ見ろや。

削れねえならズラしゃ良いんだよ
首の所の文字が分断されたんで 術式無効よ」ほれほれどやっ

彬羽「ゴーレムだったものの頭を取るな」おい。

 

挿音「よっしゃ今回も俺の勝ちでえ

まだまだそこらの人間や妖怪にゃ負けねえ  お?」がくんっ

 

 

 

 


忍A「ん?お頭留守か?」

忍B「あー あの人なあ、
休日に 町中で化物相手にやり合って 相手と共に足砕けてしばらく休むってよ」

忍A「Σどう言う事!?」えええっ


忍C「なんでも 岩で出来た怪物相手に
カタパルト付きで膝蹴りかましたとか何とか」

忍B「それで しばらく休むので済むのかよ」困惑っ

 

 

 

挿音「人間の体は脆くていけねえわ」ちっ。


テオドール「化物でも そんな物に膝蹴りかましや致しません」きっぱり

 


白「うん。やっぱ天職なんだな。」

粋「守る気無くても 負けん気で結果 町とか守られてるもんなあ。
俺も頑張ろ


つか、カラス お前のせいじゃねえって
結果オーライ な?」どうどうっ

 

 

 

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