小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月29日

 

 


彬羽「今回ばかりは 何が何なんだか」うーん。

 

粋「何?昨日からずっと悩んでっけど。」

テオドール「それが、明らかに人の仕業では無い上、
それを起こしているのか誰か解っているのに 原因が解らないらしく」


粋「へ? どういう事?」

 


千様「食べちゃダメって言われてた戸棚のお菓子が消えててー

犯人が殿でー。
毎度毎度 良いトシこいってって怒られるのが解ってるのに
なんでやるの? 的な話かしらー?」

 

 

白「答え。我慢出来なかったから って出てるだろ」

粋「真犯人は兄貴パターンもあるしな」うん。

 


テオドール「で、その犯人と言うのは
複数で 色々な角度から見てみれば何か解るやも御座いませんよ?」

彬羽「・・だな。」うーん

 


粋「ん? 
Σあれっ これってつまり
怪異の原因に突撃の流れ!?」ひえっ

白「何回も言うけど
俺等も存在が怪異だからな?」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 


彬羽「と言う事でだ

怪異の原因と思われるのは あの娘。
この町は治安がアレなん上に、どんくさい様で色々と危ない目に遭うんだが 毎度その度にな

 

粋「Σいよっしゃあ! ただの子供!!」ガッツポーズ!


娘「Σ!?」びく


テオドール「色々と危ない目に遭っちゃう系のお嬢さんの前で 
繁みから生えたらそらビビられまして御座いますよ。」あーもう


白「あ。でも調度良いな」

テオドール「へ?」

 

 

粋「Σうぎゃああああっ!」しびびびっ


娘「きゃー!きゃー!!」パニック!

 


テオドール「Σうお!今のは!?」ひえっ

白「雷 か?
けどおかしいな
明らかに変なの起こってるのに 何も感じなかったぞ」あれっ


彬羽「だな。
タイミング的に あの娘の仕業で間違いないと思うんだが」うむ。

 

粋「Σ誰か1人くらい心配しろよ!!」焦げっ

 


娘「うわーん! 変な人が居るよー」だっ

粋「Σちょい待て 俺は怪しいもんじゃ Σぎゃーっ!!」しびびびっ

娘「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいーーっ!!」うええーん

 


テオドール「怪しい者では無い はマジで怪しい人しか言わない台詞に御座いますよ」

 

娘「Σそっちにも誰か居るの!?」ひいっ

彬羽「Σまずい」

 

 

雷ドォン!!

 


しーん。

 


娘「・・Σえっ

あ。まさか お仲間!?」はっ

白「うんうん。お前も同じの出来るんだなーって見てた」こくこく頷きっ

 


彬羽(いや 同じじゃねえだろ。)

テオドール(町中にクレーターが。)おやまあ

 


粋「食らったのが兄貴レベルじゃなくて良かった」背筋ぞわっ


娘「えっと 
ひょっとしてお兄さん 自由に出せるんですか?

私の勝手にポンポン出ちゃって 困ってるんですが」おずっ

 

テオドール「Σ勝手にポンポン電撃で御座いますか!?」

粋「Σなんかオドオドしてると思ったら 
そりゃそうなるわ!!」ひええっ

 

 

白「気にするな 
静電気みたいなのだ。
触ってバチッとなるとか 事故だ事故」

娘「Σこれ静電気なんですか!?」えええっ

白「ノリは同じだ」きっぱり。

 


彬羽「いや、警戒解くのは良いが 嘘八百並べるな」

粋「微塵も『静』電気じゃねえだろ」しびびっ

 

 

 

間。

 

 

晴明「ほう、これは面白いのう」ほうほうっ


娘「えっと。」たじっ

 


白「胡散臭いけど、
悪い奴じゃないから気にするな」しれっ。


晴明「失礼な
私の何処が胡散臭いか」


娘「・・存在?」おずおずっ

晴明「Σ意外と言いたい事言う女の童じゃな!!」

 


粋「まあまあ
で、面白いって事は何か解ったのかよ」

晴明「私を誰と思っとるか。
と言うか お主等頭が固いのう
答えなら此処に出ておると言うに

テオドール「ドヤはもう良う御座いますので とっとと解答お願い致します」

 


晴明「ちっ。面白味の無い奴等め

では これを見よ」


小石ぽいっ。


娘「Σぎゃっ」


雷バチッ!!

 

晴明「と、この様に
娘御が 存在を確認した何かに向けては 雷撃が出るが」

 


ひゅるるっ

 


タライがいんっ!!

 

がんがらがーん。

 


白「危ないだろ。」

テオドール「Σナイス蹴りに御座います!!」おおおおっ

 

娘「え?え?」はい?

 

晴明「この様に 認識出来ておらん場合は 何も起きぬ

ゆえに 雷は娘御の護りと言うより
自覚の出来ぬ正当防衛と言うかだな」


彬羽「その説明の為に
わざわざタライを設置したのか?」

テオドール「毎度 しょーもない事には全力に御座いますね」

 

 

粋「え?じゃあ やっぱ自分でやってるって事か

んー、じゃあバチバチっ!て出た時 兄貴等が何も感じないのは?」


晴明「んー。まあアレじゃの

ほれ。いわゆる超能力よ」さらりっ

 

彬羽「Σその考えは無かった!」はっ

晴明「であろう?

お前等怪異に慣れすぎて 何でも魑魅魍魎、呪いのせいと考えがちなのじゃ」

 

粋「あのー。 それって何か違うの?」

晴明「大違いぞ。

化物の仕業、術式呪いは それを行おうとして起きる物。
しかし 大抵の超能力は呼吸と変わらん」

 

白「ん?殺気無いのに 相手刺してるみたいな物か?」えーと。

テオドール「それつつじさんでは御座いませんか?」えー。

晴明「似たようなもんじゃの
この場合 殺気を妖気と思えば良いか」うむ。


粋「いや、どんな例え?」

彬羽「熟練の元アサシンと 無自覚で雷出す子供を一緒にされても 
余計ややこしいな」うーん。

 

 


晴明「ま、そんなで お主のそれはそう言う体質ぞ

アレだ  頑張れば 息も数秒止められよう。
頑張って制御出来る様になるがよい」


娘「Σ頑張っても息はとめっぱなし出来ないんですけど!!!」えええっ

晴明「しゃーない。出てしまう物は 出しておけ

体に悪いぞ」

娘「Σえええー!!」

 

 


テオドール「え?出しっぱで 良いので御座いますか?」

 

白「良いんじゃないのか?
自分で危ないって思わないと出ないんだろ」

粋「そうみたいだけど

えー ほっといて良いのかよ」困惑っ

 

 

 


江戸城

 


家老「そう言えば天海様。

聞いた話なので御座いますが、近頃町で 若い娘にちょっかいを出したり いわゆる変態の常習犯が

片っ端から黒焦げになっているそうで


魄哉「掃除が出来て良いじゃないですか。」にっこり。

家老「あー そう言われると思いました

そう言う所 潔癖ですなあ」

 

 

 


蒼月「将来有望なロリが居たから軽く声かけたんだけど」けほっ

粋「お前 子供は範囲外じゃ「光源氏も悪くないかなーって」

 


白「な? この町じゃ それくらい出来た方が安全なんだ」

テオドール「変なのが多う御座いますからねえ」納得。

 

 

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