小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月31日

 

 

粋「もう梅雨かよ。嫌だなあ」うへー。

テオドール「ジメジメジトジトに御座いますねえ
洗濯物が乾きませ あ、彬羽さん」

 

彬羽「・・・。」洗濯物べっちょり。


粋「デカいと大変だよな」ああうん。

 


千様「そういえばー

こういう時の為に室内で洗濯物作る場所 作ってなかったー?」のほほーん。

粋「うん。姉ちゃんは家事しねえから知らないだろけど
とっくに何かの時に爆発に巻き込まれて無くなってっから」


白「この家よく吹き飛ぶもんな。」うん。

テオドール「そうで御座いますね。としか返せないのがカオスに御座います」

 

 


蒼月「梅雨かあ。

嫌いなんだよね
どんより暗くて 雨ばっかで遊びに行けないしさあ」ため息っ

家康「いや、雨でも嵐でも遊びに行くよね お前」

 

千時「冬以外常に遊び歩いてるものねー
あ、またツケの請求が「Σジジイには内緒にしてて!!」ひいっ

 

白「黙っててもその内バレるのにな」

彬羽「隠し続けても 払わん事には何も解決しないからな。」うむ。

 

蒼月「くっそ
梅雨なんか嫌いだー!」ちくしょおおっ

粋「微塵も梅雨関係ねえよ。」

 

 

 

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コマ『一二三さん?
雨が降りそうですよ』筆談カタカタっ


一二三「コマちゃん ほら、見てけろ
アジサイの所!」ほらほらっ

 

コマ『かしこまりました。
テオドールさんにエスカルゴにして貰いましょう』筆談ぺろんっ

一二三「Σ食べるんじゃねえべ!
曇りの日はカタツムリさん元気だなあ って言いたかったんだべよ!!」ひえっ

 

 

コマ『捕獲し、食す対象を愛でる。
生き物とは何と不思議な

あ、そもそも人間も 家畜と言う 可愛がっておきながら肉や卵を取る前提とした生き物との関わり方が』カタカタっ

 

コマ(何考えてるのか知らねえだども
コマちゃん ちょいちょい怖えべ) ひええっ

 

 

コマ『成る程成る程
この手の生き物は 日差しが強いと乾燥してしまいます。

梅雨は彼らの天国なのですね』筆談書き書きっ

一二三「毎度 字書くの早えだな。

んだべなー。おら達は雨嫌いだども カタツムリさん達には嬉し Σぎゃっ!」びくっ

 


コマ『あ。なめくじ』かたたっ

一二三「Σぎゃー!なめくじ気持ち悪いべー!!」ひええっ

 

コマ『カタツムリは可愛いと言われていたのに。
殻以外 何が違うのですか?』

一二三「Σえ」

 

 

 

小太郎「Σああ!廊下にナメクジの這った跡が!!」ぎゃいんっ

シロ「この時期は庭から上がって来おるからな

拭くから退け。奴等はとんでもない菌を持っておるらしいぞ」雑巾しぼりっ

 

一二三「ひええええ」うわわっ


コマ『そんなに怖いのですか? あの小さなナメクジが。

ただの殻無しカタツムリでは

あ。パピーの盆栽食い荒らされてる』

ナメクジの粘液べとりっ

 

 

 

 

【離れ 石燕の部屋】

 

 

石燕「すやあ。」

与一「まーた 夜中に活動して今寝るのか
いやこの空模様だと 昼も夜も大して変わら

ん?」

 

 

コマ『殲滅 します!』キュイインッ

与一「Σうおお戦闘モード!!

そげに怒らんでも 
こやつの昼夜逆転は今に始まった事ではっ」ひえええっ

 

コマ『・・・部屋 間違えました。

跡はこちらに続いてますね』がしょんっ

 


与一「へ?跡?」びくびくっ


コマ『失礼しました』がしょんがしょんっ

 

与一「Σ何故に戦闘モードのまま!?
おい 何があった!?」


石燕「あーもう うっさいっすよ。
ちょいお黙んなせえ」金縛りの術っ

与一「Σぬわーっ!!」しびびびっ

 

 

コマ『奴め。 何処に行った』カタカタっ

 

 

 

 

蒼月「はー。だっる」ごろーん。


コマ『Σまさかのぐうたら蛇の真横ー!!』カタタタッ

 

 

蒼月「ん?どしたの コマちゃん?」ごろーん。


コマ(どしたのじゃありません
私のデータに寄ると 三竦み!
蛇は蛙に勝ちますが ナメクジには勝てない物

確か その理由はっ)カタタタッ

 

 

蒼月「えー。何なに?
あ、そう言う事?

俺はからくりだからって差別しないよ?
女の子は問答無用でみーんな大好きだから
ほらほら、遠慮しないで、蒼月君の隣空いてますよー?」畳ぽんぽんっ

 

 

コマ『いくらアホとは言え
ナメクジの粘液で溶かされるのはさすがにキッツイです。』カタタッ

蒼月「へ?」

 

 

ナメクジぬめぬめっ


コマ『Σ!』ガタッ!

蒼月「ん?マジで どしたのさ。

いつもなら ふざけるな。ってランチャーくらい撃ってくるのに」あれ?


コマ『それが解っててあそこまで言う辺りやはりアホ

いえ 今はそれどころじゃありません
蒼月さん こっちへ!ドロッとなりたくなくば早くっ』カタカタっ手招きっ


蒼月「え?何て?

ごめん コマちゃんの言葉、
気合い入れて無いと聞き取れなくてさあ

あ、でも早く此方へいらして  的なのは解ったよー 何々?」へらっ


コマ『うわ。蹴り飛ばしたい

しかし、パピーのお家でドロッと溶ける様な真似 させる訳には参りません
早くこちらにっ!』あわあわっ

 

 

ナメクジぬーらぬらっ

 

コマ『Σく!意外と動きが早い』


蒼月「?


コマちゃん? 何? 後ろに何か有るの?」

コマ『Σ振り向いてはなりません!
三竦みです! 身が竦んでしまったら 溶かされてしまいます!!』カタタタっ!

 

 


白「この手のは 手づかみだと皮膚が傷付いて死んじゃうらしいぞ」葉っぱでひょいっと掬い上げっ

 

コマ『Σまさかの救世主!』カタタッ

 

テオドール「あ、では、割り箸で掴んで捨てるのも?」

彬羽「素手触ると要らん病気を貰うからな。
ナメクジの生死問わずなら それも有りだろう」


粋「つか一二三
ナメクジ苦手なのに、ケガさせないでポイしろとか 
この環境で良く優しく育ってるよなー。

 

て、事で コイツは俺らが始末しとくからな?」

 

 

 

 

コマ『ドロドロ回避』ぷしゅー。

蒼月「ドロドロ?」はい?

 

 


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彬羽「三竦みと言うのは 大陸から来た考え方と言うか例えでな。

1つは 右には勝てるが左には勝てん 
その隣は そのまた右には勝てるが左にも

こんな感じで三匹並ぶと 延々勝てる勝てないの関係が回るだろ?」

テオドール「Σあ。ホントで御座います」図解っ

 


コマ『ですです。
それで 蛇は蛙をモグモグしますが、ナメクジには溶かされて死んでしまうと』カタタッ

蒼月「いや、蛇が何で出来てると思われてるの?」困惑っ


コマ『Σ溶けないのですか!?』ええっ

 


彬羽「さっきも言った通り
大陸から伝わる際にだな、

日本と外では一般的な生き物の種類も違う

ので、適当な身近な生き物の名前を放り込んで それっぽい理由をつけたと言うわけだ。」

コマ『Σなんと!』おおっ

 

 

粋「ん?じゃあ 蛇って蛙食わねえの?」

蒼月「食べるよ? 大きさにも寄るけどね」真顔っ


テオドール「微妙に本当が混ざってるから ややこしゅう御座いますねえ」うええ

 


白「そうか。じゃあ別に
蒼月は ナメクジ駄目って事じゃ無かったんだな」へー。

 

蒼月「ん? 誰もんな事言ってないよ?」

粋「へ?」

 

 

 

一二三「ほらほらほら!大きいカタツムリさんから小さいカタツムリさん
沢山居ただよー!
飼っていいだか!?」カタツムリこんもりっ


蒼月「Σぎゃーっ!!」鳥肌っ

 

 


彬羽「わざわざ飼わんでも 山程庭に居るだろ 却下だ。

後、触ったら手は良く洗えよ」

 

一二三「えー。」

彬羽「えー じゃない。

無駄に狭い所に閉じ込めてやるな。」言い聞かせっ

 

 

テオドール「ひょっとして 生理的に駄目なので御座いますか?」

蒼月「そうだよ
だから 梅雨時は出来るだけ出掛けない様にしてんの!あちこちに居るから!!」くうっ


粋「Σそうだったの!?」えええっ

蒼月「じゃなきゃ雨くらいで この俺が女遊び控えるわけないだろ!!」


白「三竦み 意外と合ってるんだな」へー。

 

 

 

 

 

魄哉「蛇もナメクジも蛙も 平安時代では『ムシ』のカテゴリーでしたねえ」

千様「あらお帰りなさい。
やだキレてる」あらー。

家康「蒼月の請求書 見つかっちゃったんだよ」しー。

 

 

 

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