テオドール「うわー」ほうっ
風びゅごおおおおっ!!
テオドール「これが日本名物花吹雪に御座いますか」おおおっ
家康「Σテオちゃん違う違う!春の嵐!
花びら舞ってるてか 吹き散らされてるだけだからっ!!」
蒼月「Σ何障子閉めろよバカ!砂ぼこり凄いいいっ!」ひいいっ
間。
テオドール「で、お花見はいつやるので御座いますか?」
千様「少なくともこの天気じゃムリねー。」
家康「あ、そっか
テオちゃん日本に来たの去年のえーと?」
テオドール「梅雨に御座いますね
落雷と台風でえげつない時に御座いました」
蒼月「凄い納得した」うん。
千様「あーじゃあ 尚更お花見とか憧れるのかもそれないわねー
外国の人ってそういうの好きだし」
テオドール「で、御座います!
ちなみにいつもはいつ頃やられるので!?」わくわくっ
家康「いつ頃って 咲いたらやろうってノリだし
てか今年出来るかな?コレ」
蒼月「雨と突風交互だもんねー」
千様「桜咲いても即散ってるわねコレ 可哀想に」
シロ「仕方有るまい 自然の摂理だ」
千様「カッコつけてる所ごめんだけど 花びらだらけで可愛い事になってるわよ」
シロ「Σ何いいい!!」頭はたきっ
家康「まさかお前 この大風の中自主練してたの?」わお
シロ「鍛練は毎日続けねば意味がない!!」くわっ
蒼月「絶対風で息出来なくてアワワワなってただろ「Σ喧しい!!」
テオドール「では今日も無理に御座いますか」ため息。
家康「だねえ。
てか今日はお留守番?」
テオドール「風で日除けの傘がド偉い事になるので待機命じられました」どんよりっ
一同(それで暇なのか。)納得。
テオドール「しかし凄い数に御座いますよね
まさか此処等の木が全部桜だったとは」ふむ。
家康「あーそれね。
ほら あの芝居小屋。売れっ子のファンの人等が凄くてさ」
千様「バレンタインには お菓子じゃなくて桜の大木贈られるてか お気に入りの子にどれだけ立派な木を贈りつけるかでセレブな奥様方が張り合ってー
貰ったは良いけど どうすんのってなって。オーナーが自分の土地に植えまくってこんなんよ」
テオドール「・・情念凄そうに御座いますね」うわあ。
石燕「この時期 その送り主だろなーって人の生霊 ちょいちょい出るっすからねえ」
千様「この前蒼月君がナンパしてビンタ貰ってたわね」はいはい。
シロ「お前」ドン引きっ
蒼月「好みのタイプの若奥様だったんだよ
こんな所で生霊してないで 生身で俺と遊んだ方が絶対楽しいよーって言ったらバチーンてね」はーやれやれっ
千様「なんで行けると思ったの それ」
シロ「まあその
桜の木の下には死体が埋まってるとか言うくらいであるからな。
情念籠っておっても不思議では無い か?」うーん。
テオドール「日本は植物葬で?」
家康「違います」
テオドール「ふむ。日本は解らない事だらけに御座います
ちなみにシロさん アワワワなりながらでも鍛練されたのですよね?」
シロ「アワワワ言うな。
気合いさえ入れればどのような状況でも不可能等無い!」ふんっ
テオドール「よし!では気合いを入れてお花見参りましょう!!」
シロ「Σえ」
テオドール「不可能では無いので御座いますよね?」
シロ「Σそっそれはそうなのだがっ」えええっ
蒼月「また何か言い出したよ」うわー。
家康「あのー。見るのは見れるだろけど 楽しくは無いんじゃないかな?」
テオドール「やってみねば解りません!!」きりっ
石燕「まあ 言っても花見って酒飲んでどんちゃんやるだけっすしねえ
これはこれで宴会とはまた違ったカオス感味わえるかも」ふむ。
家康「Σカオス楽しいの!?」
石燕「あっしの感性を人と同じと思って貰えたら困るっす」わくわくっ
蒼月「あの、なんか強行しそうな勢いなんだけど」
コマ『了解致しました。
パピーの留守中何かあってはいけないので私も参ります』筆談っ
蒼月「Σぎゃああ強行待った無し!!」ひいっ
一二三(おらは良い子だから お留守番するべ) うん。
小太郎(良い犬だから賢く待機してよう) わんっ
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家康「Σあああ!突風でコマちゃんが転がり落ちてくうっ!!」ひいいっ
シロ「Σ木製で軽いの忘れとった コマあああ停まれえええ!!」どどどどどどっ
灰ざらあああっ!!
蒼月「Σ傘ひっくり返るんだから日光当たらない努力しろよ言い出しっぺ!!」
石燕「皆さん良い感じに阿鼻叫喚っす。
アイディアどんどこ沸いて来るっすねー」 スケッチがさがさっ
家康「なんでこの突風の中描けるの!?」
石燕「ド根性っす」きっぱり
蒼月「人モデルに地獄絵描くな お前が堕ちろ!!」だあもうっ
千様「あらー?皆大丈夫ー?」
家康「あ、千ちゃん コマちゃんが転がってテオちゃんが霧散
Σ何してんの!?」 ひいっ
千様「与一さん風で飛ばされるでしょ?
だから 前に晴明さんに貰った幽霊対応の首輪つけてヒモつけたのー」ごきげんっ
蒼月「Σいやいやいや木の枝に引っ掛かった洗濯物みたいになってるって!!」
千様「大丈夫よ。与一さんオバケだし首締まっても死なないわよー」ほほほっ
石燕「Σおぐうっ!」悶絶っ
千様「Σあ」
家康「Σ与一ちゃんのダメージは石燕さんに行くの!危険だから覚えよう
そして人に首輪つけちゃいけません!」ひいいっ
千様「えー 年下の男の子に首輪つけて歩くとかロマン「Σ死人が出るよなロマンは捨てて!!」
シロ「なんだ。更に何かあったか」ぜーぜー。
コマ『襟首捕まれて運ばれてます』筆談っ
蒼月(Σ追い付いて回収してきた!?)
家康(Σ鍛練の成果出てる!!)おおっ
千様「えっと。とにかく与一さんの首輪外すのよね?
石燕さんごめんねー」よいしょっと
家康「Σだああ今度は与一ちゃんが飛ぶ飛ぶ!!」
蒼月「チビッ子 今すぐ氷! 風避け作って!!」くわっ
シロ「Σへ!?は? ちょちょっと待て!!」ぜーぜーっ
更に突風びゅおっ
千様「Σっぎゃーーっ!!」裾ぶわっ!
一同「Σだああああっ!?」
家康「んな何処もかしこも着崩してるから!」ああもうっ
蒼月「ラッキー。」おおおっ
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粋「・・・?」
白「ん?」
粋「なんであそこ 春なのに氷かまくら有るんだろな?」えーと。
白「絶対なんかあったよな」うん。
シロ「Σおお!お前ら!!」おおおっ
粋「あ!やっぱ居た 何してんのお前」
家康「それが この風だから与一ちゃんが飛ばされて石燕ちゃんが窒息しかけて コマちゃんが斜面転がり落ちて」とほほっ
彬羽「なんでそうなるんだ。」引。
千様「とりあえず 風やむまで与一さんは避難させとかないとー」
彬羽「いや 石燕に憑依させりゃ良いだろ」
一同「Σあ」
白「めちゃめちゃ混乱してるな」
粋「マジで何があったんだよ」うわー。
家康「ちなみにその石燕ちゃんはこちらです」
石燕「」ぐったり。
彬羽「Σ大丈夫なのかコイツ!!」
家康「意識は有るからセーフ?」
白「何してたんだお前等?」
コマ『お花見を強行しようとしておりました』カタタッ
白「だいたい解った」ああうん。
蒼月「だっから無理だって言ったんだよ
花見って言いながら これじゃ花見てる暇もないじゃんかよ」けっ
彬羽「その辺はやる前に気付け」きっぱり。
蒼月「Σう。」
白「どうせテオが花見花見って言って全員揃って流されたんだろ」あーあ。
粋「ここん所ずっと言ってるもんな」うんうん。
彬羽「だから 手前も気を使ってこんなの用意したってのにな」
千様「ん?その箱なあに?」あら
粋「桜モチーフ練り切り各種。
外で花見無理なら家の中で花見すりゃよくねってさ
わざわざ朝イチで注文しに行かされわ」
家康「うん。ごもっともです」
白「ちなみに箱が風で凄い煽られるからバカラスに荷物持ち頼んだ」
シロ「驚く程微動だにせんな」うわ。
石燕(与一)「筋肉とは恐ろしい」おおっ
粋「つーかほら皆早く帰ろう
色々飛んできて危ねえよ」
彬羽「だな。 ん?待て テオの奴何処だ」
家康「それがその
風で吹きっ散らされて なんやかんやで回収出来て無くて」おそるおそるっ
一同「」
シロ「Σあ。忘れておった 」
彬羽「だ 大丈夫だろう
今日はこの後、曇るって話だ
日さえ陰れば勝手に復活して来るだろ」冷や汗っ
白「灰が8割この辺に有ればだけどな」うん。
一同(Σ無理っぽい!!)ひいいっ
魄哉「最近テオ君やら与一さんやら飛ばされるわ散らかるわなんで
周囲に晴明さんに結界張って貰ってたんですよ」ほっ
テオドール「今回ばかりは元に戻れないかと思いましたああ! 」うわああああああっ!!
粋「妖気感じたら灰も通さねえって凄えな晴明」わお。
一二三「今回はさすがに白さんにも怒られたみたいだべ。」あーあ。
シロ「うむ。俺らもまとめて彬羽に説教食らったわ」げんなりっ
魄哉「わざわざ危ない事をするんじゃありません」まったくもー
家康「ごもっともです」土下座っ
石燕「練り切り旨いっす。生きてて良かった」じーん。