晴明「ほー 二年詣りと
もうそんな話題が出るのか
と言うか 発想が若いな」だらだらごーろごろっ
座敷童子「晴明は最近日の入りと共に力尽き、
夜明けと共に動きまわっとるからな」
一同(Σ年寄りのテンプレ生活！！)
家康「あー解る解る
私も最近ニワトリより早く起きちゃってさあ」あははー。
晴明「トシを取ると 長時間眠れんようにな
蒼月「加齢臭ぱない会話はやめろよ オッサン共。」
テオドール「はいはい。そげな所に転がっておられると踏みまして御座いますよ」
晴明「Σうおこら何をする
こら！白髪
お主 下僕にどんな躾を Σ本気で踏むなこら！！」
座敷童子「人の家でくつろぎ倒すからだ 大馬鹿者。」
テオドール「怠惰なオッサンは嫌いで御座います」真顔っ
晴明「良い度胸だ 西洋の童。
存分に言っておれば良い
調子こいてる御主も いずれは漏れなくオッサンぞ」けっ
座敷童子「子供相手にムキになるな
情けないオッサンめ」ふっ
晴明「お前 さっきからちくちくちくちくえげつないぞ！！」
千様「座敷ちゃん 今日も容赦ないわー」あらあらっ
蒼月(毎度ボロカス言うのに、着いてくるし
着れてくるんだよなあ) ふーん。
蒼月「うん。ホント辛口」
晴明「しかし 神社の方から二年詣りの宣伝とは
何とも生臭い話よ」瓦版ぺらっ
粋「前の神社も生臭かったよな」
テオドール「あーあの大凶まみれの。
手前等の存在こそが大凶ですよって話に御座いますよね」はいはいっ
晴明「何があったお主等。」
白「出雲の奴等は 奉られたら気分悪くはないけど
別に奉らなくても どうでもいいって言ってたけどな？」
彬羽「当事者からしたらそんな物かもな。
だが、逆に言えば 奉らんでも良いが 奉られれば気分良いから何なと加護を って神も居るだろうしな。」
白「意外と皆 お調子者だな」へー。
家康「すっごい罰当たりな話してると思ったけど
この子も神様だったね。そういや」
座敷童子「神は神でも壊す方だがな。
くれぐれも キゲンを損ねて世界滅ぼされるでないぞ」
襖すぱーん！
挿音「くおらクソ白髪！
手前だろ 庭の植木鉢割ったの！
どうすんだアレ 親父の御気に入りだぞ また八つ当たり食らうだろがっ」うがあっ
白「見つかった」しゅたっ！
挿音「待てやクルアアア！！！
今度と言う今度はマジで躾直してやらあ！」クナイしゅぱぱぱっ！
どどどどどどどっ
家康「躾だからセーフです」親指ぐっ！
座敷童子「最近の人間は躾で刃物を投げるのか」ほー。
蒼月「まあ、キゲン取らなきゃ危なくても
あの人だけは奉る気起きないよね」ああうん。
粋「そもそも 兄貴、奉られてもウザがって逃げんじゃねえかな。」
彬羽「ややこしくならんように ぜんざいでも作っておくか
食ったら忘れるだろ」やれやれっ
晴明「おい。この世がまだ無事なのは
ひょっとしてこの副官のお陰ではないか？」
間。
粋「しっかし 二年詣りなあ
どうせ バカップルしか行かねえだろ こんなの。」ぜんざいずぞぞっ
挿音「だから宣伝してんだろ？
女の前で良い格好しようとするチャラ男に アレコレ買わそうって魂胆よ。
神社の札とか無駄に高 あ、コレ酒ほしいわ。 日本酒ねえ？」
彬羽「ぜんざいをツマミにか？」困惑っ
千様「まだ昼間よー？」
白「ふーん そう言う事か
ホントに ちゃんと神奉る気無いんだな」ぜんざいずずーっ
挿音「金が絡むと人間そんなもんよ」ぷはーっ
晴明(本っ当に 食ったら忘れとる)
座敷童子(Σあ。後頭部にクナイ1本刺さってる) ぎょっ
シロ「いつもの事だ
気にするでない」
石燕「この人等は通常が異常っすからねえ
ん？この神社って」おや？
与一「お？さっきの瓦版か。
何か問題でも？」
石燕「この神社
奉ってんの 弁財天さんじゃなかったっすかね？」
晴明「Σぶっ！」ぜんざいぶばっ
一同「Σぎゃああ！」ひいっ
晴明「Σんなっ
待て！そげな所に二年詣り！？
弁財天の所に男女で来いと宣伝しとるのか！」えええっ
粋「え？え？」きょろっ
彬羽「Σ近頃の神社はどんだけ金儲けしか考えてねえんだ！」えええっ
テオドール「Σ彬羽さんまで！
何がそんなにまずいので御座いますか！？」ひえっ
晴明「一言で言うと弁財天は
リア充爆発しろ系女神ぞ。」
彬羽「男女で詣るとほぼ確実に破局する
まずい。新年と共に其処らが修羅場と化すぞ」冷や汗っ
粋「Σうお怖っ！
どんな神様だよ！！」ひええっ
白「弁財天ってそうなのか。」へー
座敷童子「学問と芸術の神でも有るからな
何事も上達するには 自分より上の者への嫉妬が必要。
と言う事で 弁財天自身も嫉妬の塊なのだそうな」
挿音「マジかよ
国の出生率下がんじゃねえの？
ここの神社今年めちゃめちゃ宣伝してんぞおい。」うわ
家康「Σあああ忍のリサーチ能力に間違いなし！」ひええっ
テオドール「その手の方にお話で解決 は難しゅう御座いましょうねえ」うーん。
白「うん。バカップルに嫉妬するなとか言うと拗れると思う。
なあ 弁財天って仲良い男と女が来ると妬くんだよな？」
晴明「へ？
そらな。 嫉妬するような 仲の良いのがムカつくのであろうしな」ふむ。
白「よし
じゃあ 嫉妬したくなくなるような物見せつけてやれば良いんだ」
晴明「は？」
粋「あの、お前意味解る？」えーと。
彬羽「・・・まあな。」察し。
ーーーーーーーー
【某 弁財天神社】
千様「それで、なんで アンタとアタシ2人でお詣り来なきゃ行けないの？」憮然っ
挿音「知るかよ。
こっちは 夜勤明けだっての
とっとと帰って寝てえってのに 何だよこりゃ」むっすー。
千様「話の流れ的に 弁天様幻滅させろって事よね？
え？は？ 何？ アタシは誰と居ようが何してようが良い女なんだけど」イラッ
挿音「はあ？鏡見て物言えやぐうたら女
ったく人の家に住み着いた上 ゴロゴロダラダラ
そんなだから最近マジでケツでけ Σどうわっ！！」
千様「ああそう！ はいはいじゃあとっととお詣りして変えるわよ
ほら 賽銭くらい出しなさいよ！男でしょ」けっ
挿音「Σ今回し蹴りしたか手前
つかそんくらい自分で出 「持ってきてるワケないでしょ！」きいいっ
白「別に男女で来ても
皆が皆 仲良いワケじゃないしな」な？
弁財天「いやー
アレはむしろ 1周回って 仲良くないか？」困惑っ
テオドール(Σうお鋭い！)びくっ
白「作戦失敗したかもしれない。」困った
彬羽「そりゃあな」
挿音「だああ面倒臭え！！
オラ賽銭入れりゃ良いんだろ！
ほれとっとと詣れや！！」
ズガガガッ！
弁財天「Σちょ！ うちの賽銭箱！」ひいっ
千様「Σ小銭投げんじゃないわよ！
アンタがやると凶器でしょー！！」
挿音「だああああしてもこうしてもうっせえええ！！」うがあっ
粋「あのー。
男と女が揉めると 周りが危ない事って結構有るから
下手にちょっかい出さない方が良いんじゃないかな？」おそるおそるっ
弁財天「だな。
うちの神社壊れる
しばらく奥で琵琶でも弾いておくか」ううっ
テオドール「あ。一周回って 解決に御座いますね」わお。
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