小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月12日

 

 


魄哉「いやー 昨日は急にすみません。助かりましたよ
あの部署 たちの悪い風邪が流行っちゃってまして」苦笑

彬羽「あれくらいで良いなら構わん
今日はバイトの方が有るから無理だがな」茶ずずーっ

 

 

粋「つーかさ
カラスよく江戸城に政務手伝いに行くけど
そんなの部外者がサッと見てパッと片付けられる物なの?」

 

家康「ん?んーむしろ関係者じゃないかな? 江戸城の人達的には」

 

粋「へ?」

 

 


魄哉「彬羽君は 江戸城及び近郊各種部署に
何処でも即時適応できるスーパー派遣社員として登録されています」

粋「Σまさかの江戸城以外も出張してた!?」えええっ

 

 

魄哉「いやもう 公務員って安定してるから油断するのか不祥事起こしがちですからね

やらかしたら即処罰!て渇入れてたら慢性的な人員不足で」ふっ。


白「ん?バカラスが手伝いする前は 風邪とか流行ったらどうしてたんだ?」
魄哉「僕が行ってました
立場柄仕事全部把握してますし」

 

テオドール「政務の実質トップが職場にとか 現場の人にとっては地獄に御座いますねえ」うわ。


家康「だから ホントにピンチの時は彬羽が貸し出されるんだよ
天海が行くと 仕事がはかどっても後々体調不良者出るし」苦笑

粋「だろうな。」ああうん

 


魄哉「でもって彬羽君に頼めば 黙々と3日くらい先のまで片付けてくれると好評なんですよ」にこにこっ

 

蒼月「これにんな事頼めるのが凄いよね」うわ。

彬羽「俺はそんな威圧感有るのか?」

白「でかいからな。」うん。

 


魄哉「と言う事で こちらとしては、本人がご希望なら いつでも正社員として迎える気で居るんですがね」

彬羽「すまん。多忙だ」きっぱり


千様「徳川って会社なの?」えー。

 

 

白「蒼月も政務の手伝いなら出来るのにな?」あれっ

家康「蒼月は 派遣に出したらクレームが来るんだよ
その辺の女の子追っかけて何処か行っちゃうから」

 

粋「おい。」引。

蒼月「ジジイの目の届かない所でまで真面目にやる理由がないしー」ふふんっ

 

魄哉「こんな感じなので 蒼月君にお願い出来るのは江戸城内で僕の手伝いですね」ジト目っ

家康「天海の周りちょろちょろしてる女中ちゃん達なら もう慣れてるもんね」うんうんっ

蒼月「えー手伝って貰っといて偉そう「その分時給クッソ高いでしょうが」

 

 


粋「・・特技有る奴って羨ましいなあ」しみじみっ

彬羽「有る意味手前のが器用だと思うが?」


粋「へ? 俺特技ねえけど

あ。大嶽丸 暇してんならメシ食ってけよ ほら遠慮すんなって」

大嶽丸「Σえ。ちょ「遠慮すんなって
ほれ、姉ちゃんがお前の茶碗って魚柄の選んでくれたし」ご飯よそいっ

 


彬羽(正直 あのコミュ力は羨ましい。) 

 


家康「お前仕事出来るのは解ってても  派遣先で話しかけられるまでが長いもんね」うん。

魄哉「1度話してみたら 見かけに寄らず穏やかだって解るんですけどねえ」うんうんっ

彬羽(Σそこまでか!?)

 

白「お前 近眼で目付き悪いのも有るし
ネタでぐるぐる眼鏡かけてったらどうだ?」

彬羽「Σそんなで外歩けるか!!」

 

 

テオドール「めちゃめちゃ気遣いの方に御座いますのにねえ」

魄哉「ですよ。彬羽君が二人居たら片方こっちに貸りますのに」ため息っ

白「俺のたんこぶが2倍になるな」うん。

粋「うん。 胃薬の消費量が2倍になるからこの話やめとこ」

 


大嶽丸「何の話だ?」メザシもぐもぐっ

彬羽「今日は割烹のバイトの方が有るんで 政務の手伝いが出来んって話だ?」

 

大嶽丸「ん? 人間の社会は面倒だな
人手が足りてないのか」もぐもぐっ

 

テオドール「Σあ。ひょっとして天海様出張パターンに御座いますか!?」はっ

魄哉「いえそこは
今回足りてないのが河川工事関連の部署なんで 頼める人は居るんですが」

粋「ですが  って?」


家康「まあその
有る意味 仕事ははかどるとは思う     ・・・けどねえ」遠い目。

 

 

 

 

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【同時刻 某所】

 

 

挿音「はああ?んだこの図面引いたの誰だよ
つか効率悪いわ。タラタラすんなよヤキ入れんぞコラ」ああんっ?


河川工事関係者(Σ何で上から派遣されたのに こんなにガラ悪いの!?)ひええっ

 


挿音「つかよ。此処の運搬方法だけどよ
正面からゴロゴロ運ぶからダルいんじゃね?
川なんだから 水に浮かべて運んだら速えだろ んで陸に上げて乾かしゃ良くね?」ほれ。

河川関係者一同「Σあ。」目からウロコッ

 


工事スタッフ「Σおお。さすが天海坊直々の人選!」おおおっ

現場監督(Σいや ムカつくんですけど!)

 

 

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白「そっか。あいつ いつもこの家修理とか建て直ししてるし。」手ぽんっ

家康「うん。主にお前達が吹っ飛ばすからね」

 

魄哉「毎度なんなとトラブル起こすんで ホント最終手段ですが」苦笑。

粋「どんだけ風邪流行ってんだよ」

 

 

彬羽「・・バイト帰りにでも見に行ってみるか」ふむ。

テオドール「そうやって心配ばかりされておられるから 胃を傷められるので御座いますよ?」

 

 

 

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挿音「って事でよ
マジで工期短縮出来そうだってよ
いやー良い仕事したわ」わははっ

彬羽(コイツ忍より大工のが向いてんじゃねえのか。)

 


挿音「たまには暗くねえ所で 体動かすのも良いもんだよなあ

血飛沫浴びねえし」キセルふーっ

彬羽「いっそ転職しろ」


挿音「そうも行かねえわ
あのアクの強い忍軍の奴等束ねられんの俺くら   ん?」

 

 


現場監督「おいこらお前!
何のつもりか知らんが こちとら職人として丁寧に仕事してんだ
横から出てきてあれやこれやと

挿音「いや。丁寧は良いんだけど
運搬方法案出しただけで後は弄ってねえぞ
アレそんな怒る事かよ」

 

 

現場監督「と、とにかく 人の職場に口出しすんじゃねえ!
上の命だか何だか知らねえが 

所詮は派遣だろ!!」うがあっ!

 

 

彬羽・挿音「ああ゛?」カチンっ

 

 

 

 

 

 

 

 

魄哉「人手足りないのに また処分する人が増えてしまいました」頭かかえっ

家康「人間って 自分より有能なのが居ると 助かるよりムカつくって人も多いからねえ

どんまい」あちゃー。

 

 


挿音「さすがにちっと説教くらったわ」けっ

千様「当たり前でしょ」

白「結構沸点低いよな」

彬羽「煩い。」気まずっ

 

 

 

千様「確かに人足りなくなるし揉めるけどー

派遣組が去った後って 結果的に職場環境良くなるって話なのよねー」

 

テオドール「それ 膿出してると言うか、去り際大掃除されてますよね?」

粋「存在が魔除けかよ」ひええっ

 

 

 

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