小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月1日

 

 

 

家康「お。大嶽丸いらっしゃい

って何してるの?」おや。


小太郎「この前家康が作った月見団子の残り
美味しかったからお裾分けだ」わんっ

大嶽丸「ほー これが月見団子。」ほうほうっ

 

 

家康「Σえ。月見団子って


小太郎 お座り!!」

小太郎「Σわんっ!?」びしっ


家康「そのまま待て!

でもって大嶽丸も待ってまだ食べないで Σってあああじゃれてる!!」


大嶽丸「Σあああ体が勝手に!」ふぎゃあああっ

 

 

彬羽「また何やってんだ」

 

家康「Σあ!彬羽
犬猫って月見団子食べさせて大丈夫 Σいだあっ!ちょひっかかないのー!!」


彬羽「犬猫以前に妖怪だしな。
そんな過敏になる事ないだろ」

 


白「だな。この前試しにカニやったけど何も問題なかったし」うん。

粋「万一駄目なら命に関わる物試すのはどうかと思うぞ 兄上。」

 


彬羽「本当に大丈夫だったのか?」確認っ

大嶽丸「猫にカニは駄目なのか?」にゃん?

テオドール「自種族の体質くらい知っとくべきに御座いますよ

箱入り化け猫。」ちっ

 

家康「ああまた拗れる
ほらテオちゃんにもカニあげてー」ひええっ


小太郎「Σあ!俺も俺も」わんっ

 

 

粋「小太郎ってカニいけんの?」えーと。

彬羽「骨格以外は犬だしな

どうだこれ」うーん。

 

小太郎「Σ俺だけ駄目なの!?」がーん。

家康「Σやめて! ワンコの清らかな目で訴えるのやめて!!」ひえっ

 

 


蒼月「顔面は犬でも 
今は首から下マッチョダンディーじゃんかよ あの犬。」うええ

千様「四つ足バージョンならほだされるのも解るんだけどねー」あらあらっ

 

 

 

 

間。

 

 


大嶽丸「Σおおお!中からトロッと甘くてほろ苦いっ
何だこれ うまっ!!」はぐはぐ

家康「いやー。単に丸めるだけだと芸が無いかなって?」照れっ


千様「黒蜜良いわホント
何個でもいけちゃう」はぐはぐ

 

 

挿音「ん?お前 夏の間そうめん食い過ぎたから 飯控えめにするとか
千様「何の事かしらね。
てか 居たの」ふっ。

 

 

一同(一生 痩せる痩せるって言い続けるタイプだ。)ああうん。

 

挿音「たまに自宅に帰ってきたらコレかよ。

腹ブヨブヨになっちまえ自堕落女
Σぶっ!!」

千様「あらごめんなさい。
茶瓶がスッぽ抜けたわ」

 

 


白「喧嘩するな
石燕が締め切り前でピリピリしてるぞ。」

千様・挿音「Σう」ぎくっ

 


テオドール「あの方、締め切り前に騒ぐと ガシャドクロでぶちかまして来なさりますからねえ」ああうん。

粋「インドア派の癖に たまに出てきたら過激だよなあ」うんうんっ

 

 

家康「後で石燕ちゃんにも持ってくか。
元々疲労回復の為に 甘く作ったんだし」苦笑。

彬羽「ああ、
徳川の副官ピリピリしてるしな」察し。


家康「夏の間 皆がだらけて遅延してたあれやこれやが一気に納められて 
今仕事てんてこ舞いだからねえ」ふっ

粋「幕臣の奴等って案外ユルいんだな」へー。

家康「公務員は安定してるから やっぱその辺はね」

 


テオドール「甘やかすとろくな事にならないと思われますよ?」
家康「首ちょんのゼスチャーしながら言わないで 過激過激。」

 

 


大嶽丸「人間は色々大変だな」ほー。

小太郎「大嶽丸 口の周りべちゃべちゃ。」わんっ

大嶽丸「Σう。しまった

味の有る物が珍しくてつい」ごしごし拭いっ

 

白「そっか。
お前の母ちゃん 基本丸焼きか生だっけ」

大嶽丸「おかげで成人病にはならないと思うがな」

 

千様「つくづくワイルドねえ」

 

 

大嶽丸「いくつか土産に貰っても良いだろうか?
母上にも食わせてやりたい」真顔っ

家康「うん。いくらでも作るから持ってお行きよ」

大嶽丸「なぜ泣く。」

 

 

千様「孝行息子。萌えるわー」もぐもぐっ

挿音(単純に腹壊すんじゃねえかってくらい食ってっけど 
下手に言ったらまたキレるしなこの女) うーん。

 

 


白「黒蜜って食べ過ぎると腹下すんだよな?
オクラみたいに」

彬羽「は?そうだったか?」

白「あれ? 量食べるとオクラみたいに 上から下から偉い事になるってお前言ってたろ?」

彬羽「Σえ? あ、いや記憶に無いような?」困惑っ

 

 

千様「よし。この辺でごちそうさまー」おほほほほっ

 

 

大嶽丸「Σ黒蜜ってそうなのか!?
結構食っちゃったぞ!?」ふぎゃああっ


小太郎「白の言う事信じる時は
その前に良く周り見た方が良いぞ」わんっ

 

 

白「ふっ。」どやっ

挿音「・・まあ 良いけどよ
たまに頭キレるよな お前」

 

彬羽「??
俺そんなの言ったか?」悩みっ

粋「少なくとも 食い過ぎたら成人病にはなんじゃね?」

 

 


間。

 

 

 

大嶽丸「団子作りは意外と楽しいな!」キラキラっ

家康「いやー。筋がいいねえ」にこにこっ

 

 

テオドール「細かさなら西洋の物も負けておりませんし」けっ

粋「お前 ホントいっぺんライバル視すると酷えな」冷や汗っ

 

彬羽「大嶽丸の方は 敵意ゼロなんだがな」うーん。

大嶽丸「よし!形良いのが出来た
これを土産にさせて貰うな」うきうきっ

 


千様「むしろ 誰に対しても
この子こんなに素直だったのねって感じよねー」のほほーん

粋「あー。馴染んでカド取れてきたから」


彬羽「猫科は警戒心が強いからな
最初はトゲトゲしくても仕方がない」うむ。

テオドール「・・・。」


小太郎「あれ?テオ?」わんっ

 

 

テオドール「皆さんどうせ王道にゃんこの方がよろしいのでしょう! ですよね!ジャパニーズと言えば猫耳に御座います!

薄汚い粘着コウモリ等 所詮悪役が良いところなので御座いますよーーっ!」だだっ

粋「Σまたワケ解んねえ所で暴走した!!」ああもうっ

 


千様「Σちょ テオ君!?」ええっ


白「追っかけなくて良いぞ」

千様「Σえ。意外とスパルタ」

 

 

テオドール「あ。日光」灰ざらっ


白「追っかけなくても 今、傘持ってないから」うん。

小太郎「なんで吸血鬼なのに ポンポン日の下に出るのかなあ」わおんっ

 

 

家康「んっとに 足して2で割ったくらいが調度良いなあ」ちり取りざっざっ

大嶽丸「ん?俺か?

そんなのと混ぜられるのはちょっと」うーん。

家康「あ。さすがに拒否られた」わお。

 

粋「そりゃあんだけ敵視されたらなあ

あ、さっきの団子 包んで縁側に置いといたからなー」


大嶽丸「Σうお早業っ」

千様「粋君器用だから。

鈴鹿さん喜ぶと良いわねー」のほほーん。

 

 

白「ん? 何か変な音しないか?」


家康「え?泥棒?」銃じゃこっ

大嶽丸「Σ!?」びくっ

 


挿音「いんや違えな
人の気配じゃねえ 


ん?これはっ」障子ばんっ!

 

 

カブトムシぎちぎちっ

 

家康「Σうおお夏の名残!!」

千様「Σ今年残暑しつこいからっていやああ多いー!!!」鳥肌っ

 

 

粋「Σなんで!?なんで団子の包みに!?」ひええっ


彬羽「Σさては!黒蜜の甘い匂いが 樹液に似ていたか!!」はっ

小太郎「そんなのこんな山奥に置いてたらそりゃ来るか!」ぎゃいいんっ

 


白「しっしっ」ぱたぱたっ

 

カブトムシぶーん。ぶーん。

 

 

粋「追っても追ってもまた来るし」ひええっ

 

家康「あー今回は 頑張って黒蜜も作ったんだよね

琉球のサトウキビ使って 濃厚なのをね」ふっ


粋「Σ変な所で芸が細かい!!」

家康「だって!本来疲労回復の為の物だもん!」

 

 

彬羽「つまり食べる栄養剤か

そりゃ さすがにそろそろ寿命が尽きるコイツ等にとっちゃたまらんだろうが」しっしっ


小太郎「Σあああ山の中だから次から次へと! あだだ耳痛い!トゲトゲ足痛いっ!」ぎゃいいんっ

 

 

挿音「しゃーねえなあ

おい、ちっとくらい家燃えても良いからまとめてやっちまえや
魔王殿。」

千様「Σえ。良いの!?」


挿音「帰宅したら家がカブトムシに占拠されてました。
のが 親父もキッツイだろよ」

家康「家燃えるのも大概じゃない?」えー。

 

 

 

白「え?でもコイツ等
卵生む前に栄誉欲しいだけだろ?」

挿音「出雲公認破壊神の癖に 何で変な所で仏心出すんだ手前は。」

 


白「団子食べられるだけで 別に蚊みたいに痒くなるわけじゃないしな」うーん。


粋「あ、駄目だ

全く敵と見なしてない」

 

 

 


彬羽「良く考えろ
化け猫とは言え 『猫』 が被害にあってんだぞ」

 

白「・・うーん?」

※犬猫なら猫派。

 

 

千様「はい。どうぞ」ずいっ

大嶽丸「あの 俺が母上に持って帰りたい団子なんだが あれは
出来るなら 取り戻したいと言うかその

 

頼むっ」しどろもどろっ

 

 

 


白「任せろ。」すたすたっ

 

粋「Σあ。猫と見なした」

千様「やっぱりね。
あざといお願いには弱いタイプだわ」ふっ


大嶽丸「Σ耳打ちされた通りにやったが何させてくれとんじゃああ!!」ふぎゃああっ

 

 

 

白「よし。

起きろ テオ」

テオ「お呼びで」ずぞぞぞ蘇生っ


小太郎「Σえ、なんでテオ!?」

白「この前一二三に教えて貰ったんだけどな

コウモリは虫食べるらしい」

粋「Σそれはそうだけど!!」ええっ

 

 


白「そう言う事だ ちょっと脅かしてやれ」

テオドール「私虫を食べるタイプのコウモリでは無いので御座いますが

まあ、本能的恐怖を与えればに御座いますね」血液アンプルごくんっ

 

 

 

粋(つか、結果として大嶽丸の為だけど そこは良いんだ)

 

テオドール「言っときますが!貴方の為では御座いませんからね!!
我が主の命だからに御座います!そこ調子に乗るな化け猫!!」くわっ

大嶽丸「Σだああありがたいのに面倒臭い!!」ふぎゃああっ

 

 


挿音「早く行けや。団子喰われんぞ。」

 

 

 

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【割烹春一】

 


魄哉「おや? これ新商品ですか?」

 

庵「あ。持ち帰り様の包み?」

ひな「そうですよー
もちろん人も食べれますが  縁側なんかに置いとくと夏の名残の虫が寄ってくるみたいで

使い様によっては 虫除けにもなる便利なお菓子ですよ」


魄哉「へー。また器用なお品を

何処の方が作られたのでしょう?」

ひな「Σえっ。そ、それは秘密です」

魄哉「?」

 

 

 

朱禅「作りすぎたからって分けて貰ったけど

この説明されて虫と同じの食う奴って居んのかなあ?」

シロ「さあ?
おったとすれば かなりの変わり者であろう」

 

ひな(しまった! この人、お家に帰ったら  このお団子出されるんでした!!) ひええっ


魄哉「え?あの何です?」

庵「さあ?
あ。1個貰ったけどホント美味しいわこれ」もぐもぐっ


シロ・朱禅「Σ食ってる!!」えええっ

 

 

 

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