泰澄「ーーーと言う事で
巨大な霊団がこの町に向かって居ます」冷や汗っ
白「れーだん て何だ？」
粋「名前から考えると
オバケの団体？
なんでこう次から次へと」うええっ
晴明「いや 主に御主等のせいぞ。
前に言うたろ 霊になったは良いが 色々薄れてもう何がなにやら解らん様になった奴やらは
虫が光に集まるが如く、本能で己より強きモノノケを目指す。
この町は化物多いからのう」
九尾「だーりんのせいにするでない
お前も狐じゃろ」こんっ
泰澄「ああ。伝説の金毛白面九尾の狐
こんなの居たらそりゃ来ますね」
九尾「Σわちのせい！？」がーん。
酒呑童子「ちーす。外あっちいなあ
お。ちんまいの 氷砂糖要るか？」ほれ。
一二三「わーい。いつもありがとうだべ！」きゃっきゃっ
飛天「おー。良かったなあ。
あ、食べすぎやり過ぎはは血糖値上がるから程ほどにな」ひょこっ
白「此処 鬼のボスと カラス天狗の若様も居るしな。」ああうん
晴明「じゃの、私が霊団でも此処向かうわ」うむ。
泰澄「と言うか、酒呑童子さん
ホント子供好きですね
いつもお菓子あげてんですか」ほー。
テオドール「あの、
強い妖怪の気配に向かって突っ込んで来るのが霊団なので御座いますよね？
だとしたら この流れは」冷や汗っ
泰澄「え？」
白「来たら殴れば良いんじゃ無いのか？」
晴明「いやお前は絶対やるな。
ただの霊団なら 御主等に知らせる前に 私がさっさと滅しとるしな。」
白「へ？」
飛天「ん？何？」
酒呑童子「何かあんのかよ？」はて？
粋「えっと。 俺の予想が正しけりゃ」冷や汗っ
泰澄「ん？ 急に空が暗く。
雨ですか？」おや
九尾「Σいや 違うあれはっ！！」
粋「Σだああやっぱダイレクトに来た！！」ひいっ
霊団「グオオオオオッ！！」屋根壁ばーん！
テオドール「Σどっわあああっ！！」灰ざらあっ！
晴明「全員別々の方向に逃げろ！ そして絶対に『触るな』
良いな！！」
飛天「Σえ。何で！？」
晴明「良いから逃げい！
詳しくはこやつに聞くが良い！」紙人形ぺいっ
ーーーーーーーー
【割烹春一 (スタッフ昼休み中)】
ひな「わー。大分出来て来た。
あの橋 物凄い頑丈に作ってるらしいですよー」のほほーん。
彬羽「この町じゃ ヤワだとすぐ落ちるしな」ふむ。
庵「言われて そうだね。としか言えない辺りが異常だよねー
ん？」
霊団「グオオオオオオオオッ！！！」ずおおおっ
白「なんで迷わずこっち来るんだ」すたたたっ
粋「そりゃあな！兄貴は龍脈直結だもんなあっ
エネルギーの塊だちくしょおおお！！」だだだだだっ
庵「Σだああ 異常の塊来たああ！！！」ひええっ
彬羽「Σおい。なんだその塊！
なんで町にそんなの持ってきてんだっ」
白「逃げる方向がこっちしか無かったんだ」
彬羽「Σいや とっとと吹っ飛ばせ！
手前なら簡単だろ！」
白「あーもう 面倒だな
コイツに聞け でもってお前等も逃げろ」
紙人形ぺいっ
紙人形『今回の霊団は 妖怪が触ると取り込まれるよっ
取り込んだ人外を吸収して更に大きく強くなるよ
妖怪は触れた時点でアウトだよっ
もちろん 妖力込みの攻撃は全て吸収されるよっ』解説ぴらぴらっ
彬羽「Σまた面倒なのを！！」
ひな「あら？ ひょっとして 半端に霊感有る私も危ないですか？」
朱禅「良し。今 客居なくて良かった。
全力で逃げるぞ」ひょいっ
ひな「だそうです。
私達は避難しますねー」おんぶされっ
庵「Σフットワーク軽っ！！」
霊団「グギャオオオオオッ！！！」荒ぶりっ
庵「Σちょコレ 霊感妖怪関係なくヤバくない！？」ひええっ
白「ごめん。説明聞く前に 思いっきり燃やそうとした。」
庵「Σ超協力栄養剤ぶっ込んだみたいなもん！？」
粋「Σだから人の話はちゃんと聞けって いつもカラスに言われて
ん？カラス？」あれっ
彬羽「どっちみち 放っておけば全て壊れるだろうしな
工事の奴等には悪いが」
がしっ。
めりりっ
庵「Σえ。ちょっ」
彬羽「橋 借りるぞ。」
バキキキッ！！
めこっ！
粋「Σ橋もいだ！！」ひえっ
白「よし。後は任せた」
横切りぴょーい。
霊団「グオオオ！！！」ずおおおおっ
粋「Σいやこれ物理効くの！？」ひええっ
彬羽「ふんっ！」
ずどむっ！！
ずごごごごごっ！！
どんっ
地鳴りずずずずずっ
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
彬羽「あれだけ周りの物をなぎ倒しながら突進してるんだ。
物理的な当たり判定は有るって事だろ。」
粋「よくあの状況で そこまで見れんな」ひええっ
泰澄「筋肉は正義ですねえ」うわー。
晴明「町の奴等が とっとと逃走しておって良かったのう。
さすが此処の住民はトラブル慣れしておるわ
しかし、」
白「これ。どうしよ？」
霊団「」しーん。
泰澄「あり得ない物理で串刺しにされた事によって 『絶命』してるぽいですね
いえ とっくに召されてる物たちなんですが
見事に何も反応が有りません」
庵「霊ならガワも残さず消滅するもんじゃないの？
こんなん残されてどうすんの」ひええっ
晴明「色々取り込み過ぎて濃くなったのであろうなあ」
ひな「橋の貫通した巨大怪異オブジェ。
お客さん減りそうですねえ」
朱禅「そう言う問題？」ええー。
彬羽「仕方ない。徳川に頼んで 撤去して貰うか」
粋「国に頼るレベルなんだ」ああうん。
白「前から思ってたけど
お前 ほとんど怪獣だな」
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