小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月11日

 

 


【町中】

 


粋「うう。何か気持ち悪っ」

テオドール「暖かくなりましたし
悪い物でも食べたのでは?」

 

粋「かなあ。気のせいか 頭クラクラするし」うーん

 


白「悪い物食べると 頭までクラクラとかするのか?」

入口がらっ

彬羽「Σ飲食店に なんて事抜かしながら入ってきやがる!!」

 


朱禅「客居なくてセーフ」わははっ

ひな「次やったら、ほんとにヤバい物食わせますからね?」

 

白「ごめん。悪かった

けど、お前は食い物屋のプライド無いのか?」
ひな「プライドじゃ此方がご飯食べられなくなりますので。」真顔っ

彬羽「体に良くない物が入りゃ場合に寄っては そりゃ腹以外も具合悪くなるだろ!

解ったら帰れ!」 入り口ぴしゃん!

 


テオドール「だ、そうで御座います
帰って寝た方が良う御座いますねえ」

粋「マジか。

うう。仕事終わってからで良かった」よろろっ


テオドール「いえおそらく

この感じでは明日は休む事になるかと」

粋「Σえ」

 

テオドール「ダミアンが愚痴って居たので御座いますよ。

診療所はこの時期 この手の患者さんがとても多く
また、1日2日で治らない為 非常に忙しいのだそうに御座います」

 


粋「愚痴って え?お前等
何だかんだで仲良いの?」

テオドール「腹パンかまして良う御座いますか?」


粋「Σごめんなさいすんません!!
今やられたら 厠直行!」ひいいっ

 

 


晴明「おお。お前等どうした
道の真ん中で」ひょこっ

白「お前こそ なんだその格好」


晴明「紫外線対策よ。」ふっ

泰澄「おじーちゃ・・ 晴明様は 基本インドア派なので、春の強い紫外線を受けると 肌がかぶれるそうで」ひょこっ

 


粋(だからって。ほっかむりに更に笠?)ええー。

テオドール(吸血鬼の私でも 日傘1本だと言うのに
てか、なんでそんなでお孫さん連れてウロウロしてんので御座いますか。)

 


白「今 おじーちゃん呼びしかけたよな?
結構家では普通におじいちゃん呼びしてるのか?」

晴明「んなワケ有るか」即答っ

 


テオドール「面倒いので 追及しないでおきましょう」ああうん。

 


泰澄「Σあ!あれあれ
ありました 

静の好きな毘沙門天のお面!」ほらほらっ

 

晴明「また偉い趣味じゃな。
と言うか お前 あれだけ虐げられとって、妹に何ぞ買ってやろうと言うのも理解できんのう」

泰澄「むしろ こういう所で兄アピールしてないと 
他で勝てないんです」

 

白「兄ってのは アピールする物じゃない
下の奴等が恐れおののいて勝手に崇める様にする物だぞ」

泰澄「私は 世間一般の兄の皆さんみたいに逞しく無いんで」うーん。


晴明「いや さほど一般的でも無いぞそれ。」

粋「兄貴、破壊神的 兄の在り方を人に強要すんじゃ

Σあだだっ」うずくまりっ

 

 

晴明「ん? おい どうした?」

泰澄「Σお腹痛いんですか!?」

 

テオドール「だから早く帰りましょうと申し上げましたのに。」

泰澄「あ! 私 おんぶしましょうか?」はいはいっ!


粋「いや そこまででもねえし」あだだっ

泰澄「具合がお悪いなら無理なさらず

私は未熟な分そこそこ鍛えてますので!

この中じゃ1番 引きずらないで行けますし!!」ねっ

 

晴明「私をカウントせん辺り
解っておるな泰澄。」うむ。

 

 

テオドール「Σあああ破壊神的兄上の精神にクリーンヒット!

あなた様は決して小さくなど御座いません!
近頃のガキ共が無駄にひょろひょろ長いだけに御座いますよっ」あわわっ

白「そうだな、お前もでかいもんな」ふっ。

 

テオドール「Σうお逆効果!」うわああっ

 


泰澄「はい。じゃゆっくり行きますよー

あ、厠行きたいなら早めにお願いいたします」しゃがみっ

 

 

チュインッ!

 

 

どむっ!!!

 


泰澄「・・・へ?」

 

 

コマ『おや。白さん達
こんな所で何を?」ひょこっ

 

白「お前こそ なんで町中でビーム撃ってるんだ」

コマ『皆さんのお留守中に 曲者が侵入しましたので
追跡して捕縛を
白「相手も町も消し飛ぶぞ。」

 

 

泰澄「だあああ今っ!しゃがんで無かったら 土手っ腹にビーム!?」うわああっ


晴明「お人好しで助かったな。

私もからくり娘の気配は いまいち解らんのよなあ」冷や汗っ

 


コマ『しばしの間 此処は戦場になります。
一般人を退避させて下さい』内蔵ランチャーがこんっ


泰澄「Σだああ待って待って!粋さん具合悪いんだからっ
ほら!早く逃げますよっ」

 

粋「い、今のでかなり気持ち悪くっ」うぷっ

泰澄「Σぶちまけたら泣きますよ!!」

 


白「町中を戦場にするな。」むう。

コマ『いえ、私がしているのでは無く』カタタッ

 


家康「よっしゃあコマちゃんそこだね!
ビームの後から逃げてくる奴等やればオッケイ!?」アサルトライフルじゃこっ!!


コマ『ヤベーのは 将軍です』カタタッ

 


テオドール「Σちょっ!そんな物撃ち込んだらっ」ひええっ

家康「大丈夫大丈夫
急所は外すから」わははっ

晴明「急所は外しても 人体くらいパーンと行くのでは無いか アレ」うわ。

 

粋「相当暇もて余してたんだろな」うぷ

泰澄「そんな理由ですか!?」

 

 

白「テンションおかしくなってるな
早めに回収しないと危な ん?」

 

 


すたすたすたっ

 


家康「ん? Σぎゃ 天海!今日は遅くなるんじゃ

Σぐほあ!!」

 


どさあっ。

 

ずーるずるずるっ

 

 

 


白「回収されたな」

コマ『一言も発さないパピーがとっても怖い』カタタッ

 

 

晴明「よし。最悪は去ったな

では とっとと診療所に行くか
肩に吐かれては敵わんであろ?」

泰澄「Σ絶対嫌です!」


晴明「よし。ではとっとと」

 

 

符びびっ!!

 

曲者A「なっなんだ コレはああっ」しびびび!

曲者B「か!体が動かんっ」ひいいっ


晴明「回収頼んだぞ。
からくり娘」

 

コマ『最低限の動きで行動不能
さすがです』カタタッ

泰澄「晴明様は基本ズボラですから」


粋「ひょっとして それで陰陽道極めてねえ?晴明」うぷっ

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 


【幕府公営診療所】

 


飛天「あー。完全に食あたりだな

ま、症状軽いし 胃薬と整腸剤出しとくな」苦笑。


粋「そんなで治んの?」

飛天「後は 消化に良い物と、腹を冷やさない事。
お前ホンット 腹弱いよなあ」薬ごりごり調合っ

 


テオドール「全く 人騒がせに御座いますねえ。
腹痛すぎ 死んじゃうとかぬかすから 我が主も用事を1日遅らせたと言うのに」やれやれっ

泰澄「へ? また妖怪関係のトラブルですか?
魔王様も大変ですねえ」

 


晴明「いや、ずらして正解だったかも知れんぞ」

テオドール「へ?」

 


晴明「ほれ、これを見よ」瓦版っ

テオドール「すみません。私 日本語の読み書きは無理に御座います」

 


泰澄「えーと何々?

え。桜島またどーん!?
常に噴煙もくもくだけど 今回のは大規模でそこら一帯灰まみれ!?」ひええっ

 

 

晴明「魔王本人はどうって事なかろが

確実に着いてくであろう お前等は危なかったのではないか?

桜島なめて 火口近くまで行く予定であったろ?」

テオドール「Σマジで御座いますかああ!!」ひええっ

 

 


座敷童子「たまにおるのよな。

己の身に最悪が降りかかる事で、結果的に周りを危機から遠ざける 微妙な幸運体質の奴が」

粋「Σ俺そうなの!?」えええっ

 

 

白「偶然じゃないのか?」えー。


座敷童子「幸運のスペシャリストの私が言うのだ 信じろ。
そして晴明 夕飯だ。
冷める前に帰ってこいと山本が怒っとるぞ」

晴明「Σなに!?もうそんな時間か!!
帰るぞ泰澄!」しゅばっ

泰澄「あ!はい」たたっ

 

 

粋「え?結局偶然?」

白「確かに普段から バケモノに好かれやすいから囮にしてるし
粋「Σそう言う意味じゃねえと思うんだけど!?」

 

 


泰澄(確かに。

さっきも私、粋さんに気を取られて無かったら 被弾してましたよね?)うわー。


座敷童子「あれでも勾陣だ。
そりゃ 特殊技能の1つ2つ有るだろう」うん。

 

 

 

テオドール「しかし 飛天さん。
瓦版とかお読みになられるので御座いますねえ 意外な。」

飛天「あ、それ?
ダミアンの奴が
彬羽の『節約生活』のコラムが ためになるぞーって置いてくんだよなあ」薬ごーりごりっ

粋「お前 バイトに私生活まで心配されてんだなあ」


白「絶対読んでないな」うん。

 

飛天「節約なんて 残り物生活してればどうにかなるなる」

粋「食あたりになるぞ。医者」おい

 

 

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