小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月31日

 

 


泰澄「ーーーの辺りの話が特に好きで!
例の玉藻前との激戦も 晴明様が現役だったなら どうなってたのかなーって!」きらきらっ

九尾「本人ここにおるのに
退治される話はやめてくれんかの」こんっ。

 

晴明「激戦も何も
こやつが今生きとるの 私のはからいぞ?」

 

泰澄「Σえ」

 

晴明「あー 説明めんどいの
昔話と言うのは 尾びれ背鰭着くものじゃからの

見ての通り この古狐はそこまで悪さはせん。
故に 『駆除』ではなく『封印』となる様に

人間側を色々と誑かしてやったわ。」けけけっ

 

泰澄「Σ強大過ぎて駆除が難解なので封印したのでは!?」えええっ

晴明「ストーカー気質以外 なんぞ強大な事無いぞ こやつは」きっぱり

 


九尾「噛んでええじゃろか?」


シロ「狐2匹でやりあうなら裏山にでも行け。」きっぱり。

 


小太郎「あの 今ちょっとややこしいから
爺孫で団らんするなら 帰ってやってくれないかな?」わおんっ

晴明「断る。
この家で飯食うて帰る」ふんぞり返りっ


千様「あー こりゃ帰らないわ」うん。

 

 

 

粋「俺 騙されてばっかりだなあ」ずーんんんっ

テオドール「てか たちの悪いのって 妖怪より人間のが多いので御座いますねえ」ボロッ

粋「うん。巻き込んでごめん」ずーん。

テオドール「いえ。私のは自業自得に御座います」

 

 

晴明「ん? 本当になんぞややこしかった様じゃの?」おや。

彬羽「まあな。
あの野郎 やたらと人を信用するからな」溜め息っ

 

晴明「スラム育ちの筈なのにのう
生い立ちを考えれば もっと猜疑心が強くても良さそうなのにな」ふむ。


泰澄「あのー 前々から思っておりましたが

何故に 妖怪は人間なんて強欲でずる賢い生き物と共に要るのでしょう?

私が妖怪なら まず関わらないと思うんですけど」真顔っ

 

 

石燕「おや。お仲間っすか」にょきっ

与一「Σこら 未成年をひねた道に引きずり込むでないわ!!」

 


泰澄「見習いとは言え 陰陽師ですので
呪いや何かの元凶って 結局人間の行いですし そんなのばっか見て育ってますから。」苦笑。

石燕「ほー 成る程成る程っす」うんうんっ

 

泰澄「しかし!私には 伝説の御先祖 晴明様みたいになると言う夢がありましたのでっ
まあ そんなんも居るわな!程度で 結構スルー出来たんでノーダメです!!」どやっ

 


石燕「あー。 心に支えの有るヒトは良いっすねえ」乾いた笑いっ

シロ(何の支えもなく1人耐え抜くと こうなるからな。)うむ

 


泰澄「それはさておき。

魑魅魍魎さえ自分の欲の為に使うのが人間です。
実際そんな例も沢山見てきましたし

・・ん?

晴明様は 何故に陰陽師等しておられたのですか?」

晴明「Σえ゛」

 

泰澄「だって、人間離れした能力の持ち主ですし
そもそも 半分は狐なのでしょう?

でもって私が見ている程度の物なら 平安京では日常ですよね?
私なら 特に理由が無ければ やらないかなー?と。」

 

晴明「それはじゃな」えーと。

 

 


千様(孫に青春時代の繊細なアレコレ語るのって キツくない?) うわー。

九尾(まして晴明じゃしな。
てかこの童。 見た目に寄らず遠慮が無いのは爺譲りか) わ

 

 

晴明「それはだな、

あー。それよりほれ
今はあのメンタルブレイク小僧のが 大事では無いか」ほれ。

泰澄「いえ、私達に何か出来るとは

てか何があったんですか?」

 

白「めちゃ簡単に言うとな

妖怪の仕業だ祟りだって騒いでる奴に ホイホイ着いてって

骸骨まみれの大型蠱毒って奴に叩き落とされて 呪いの1部にされる所だった」

泰澄「うわ。キッツ」

 

テオドール「ちなみに私は 普通に足滑らせて 
骨まみれげちょげちょ術式内に落っこちまして御座います」ふっ。

晴明「本当に混ざりっけ無しの自業自得じゃったか」ああうん。

 

 

白「いちいち凹むな

騙されるのもバカだけど、
騙す奴のが 大バカに決まってるだろ」

千様「白君 言い方言い方。」


白「実際そうだろ
ムカついたんなら 凹んでないで もっとボコボコにしてやりゃ良かったんだ。」ぷんすか

粋「既に兄貴が もう殴る所ねえよってくらいにベコベコにしてたじゃねえかよ」ええー

 

小太郎「白は 喧嘩売られたら
人間でも妖怪でも容赦ないからな」わおんっ

 

泰澄(くれぐれも 粗相をしない様に気を付けよう) 冷や汗っ

 

 

 

彬羽「しかし 確かに
最近の人間共は 度を越えている気がするな」ふむ。

千様「殿がよく言ってる
太平の世になると 人間堕落するって奴かしらー」うーん。

 


白「じゃ お前何か有っても もう俺等について来るのやめるか?」

粋「散々妖怪共の餌やら 囮やらに使い倒してそれ言う?兄上」えー。

 


白「だってな。
毎度毎度妖怪よりも人間に騙されて
毎度毎度 凹む必要ないだろ

お前は 別に『魔王』でも何でもない
ただの半端な半分人間の能力無しなんだし」

粋「うっわグサッと来る
つか火くれえ出せるし」


白「ホントにそれだけだろ」

粋「・・・・・・

あの、カラス?」ちらっ

 


彬羽「あ、いや

その、 事実だしな。
(妖怪成分は勾陣の方に全振りしてるだけだろ。とは言えんしな)」 目そらしっ

 


粋「俺はそこまで役立たずの足手まといかよ。」ずずぅーん。

彬羽「Σいや 違っ」しまった!

 

 

テオドール「おや?では次回から 何か有っても粋さんはお留守番で?

よう御座いましたね。
元からオバケ怖い怖いと泣きながら引きずり回されておられましたし」

粋「Σさすがに泣いてねえわ!!」むかっ

 

千様「粋君お留守番組?
じゃあ暇な時間に家事お願いしていい?」

粋「Σ普段からやらされてますけど!?」


シロ「つくづく不憫な奴よな」うーん。

 

 

白「よく考えたら
着いてくるから 便利に使ってただけだし。

じゃあ次から 細かいの無視でいきなり殴るか」ふむ。

粋「Σうおお更に物騒な事になりそう!

つか 俺行かねえとは言ってねえよ!?」


白「ん? でももう嫌なんだろ?
人間って妖怪以上にエグいしな。

俺も人間の為にやってるんじゃないけど
嫌ならそんなの 無理してやんなくて良いぞ」

 

 

粋「いやでもっ

人間の世が無きゃ 今こうして、人間が作った町の中で皆とわやわやしてなかったし」ううっ

テオドール「貴方 どんだけピュアなので御座いますか。」

 


粋「確かに 俺も半分は人間だからってのも有るけど!

それより 人間と妖怪がギスッて
妖怪のカラスやテオ達と 人間の石燕達が 一緒にのほほんとしてらんなくなるのも嫌だし

いや俺に何が出来る だけど。
そんでも 出来る事はしたいなって!」そのっ

 


白「不器用な癖に そんな所まで不器用か 真っ直ぐバカ。」溜め息っ

粋「Σ最早どれの事言われてるのか解んねえ!!」

 

 


千様「ああいう事をさらっと言えちゃうのが 粋君の強さよねー」あらあらっ

シロ「あそこまで 己の内面晒せる奴もそうおらんよな」うむ。

 

 


泰澄「・・あ、源博雅さん?」はっ

晴明「Σ!?」ぎくっ

 


九尾「おお。勘の良さは やはり晴明の血よな」ほー。

 


泰澄「成る程。
書物にも記録の残っている
熱血でバカが着く程純粋な
ご友人 博雅様。

ご友人の為に 都を護り続けて居たのですね

仮にあんな感じの人だったとしたら、 無下にしづらいです」あははっ


九尾「モロバレとるぞ。

ポケッとして見えて 恐ろしい童よのう。」わお


晴明「くっ」ぷるぷるっ

シロ「ひねくれ者が 内面を見透かされるのは酷で有ろうな」うむ。

 

 

 

彬羽(ん? 博雅

・・と言う事は。)

 

 

白「じゃあ勝手にしろ
また悪い人間に泣かされても知らないからな」ふんっ

粋「悪い奴等ばかりじゃねえの兄貴も知ってんだろ」えー。

白「この流れでよく言えるなお前」 ジト目っ

 

 

 

千様「ねえ、今現在 妖怪と人間がなんやかんや上手く行ってるのって、
粋君の働きが大きいんじゃない?」あら?

彬羽「だな。
天然とは 恐ろしいな」うーん。

 

 

晴明「どこの時代にも1匹はおるのか。」うーん。

 

粋「凄えバカが?」ジト目っ

泰澄「誰かこの人の心にも 支えをあげてくださーい」うわあ

 

 

 

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