小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月3日

 

 

 

テオドール「節分と言えば 豆に御座いますね」ほう

 

家康「そろそろ私トシの数食べるのきっついんだよなあ」苦笑いっ

石燕「飯食った後にそんなん食えねえっす
全部蒔いちまいやしょ「いや、石燕ちゃん まだ30粒も無いよね?」

石燕「恵方巻だけで 毎年胃が限界なんすよ」

 

 

 

千様「ふっ。」

 

家康(Σそいや四桁粒の人居た!!)

石燕(=年齢なんで女のヒトには突っ込み辛いっす!!)ひえっ

 

 

千様「今年は何日かかるかしら」げんなりっ

粋「姉ちゃん
まさか毎年 何日もかけて完食してんの?」えええっ

 

千様「そうよー。あんのクソ坊主が 縁起物は大事にしろって煩いからー。

てかもう細かい年とか覚えてないのよ
大体何なのよ 豆代いくらかかってんのよ何の意味があんのよこの因習っ」ぶつくさっ

 


小太郎「ぼやき出した」わおんっ

 

家康「確かに人外組は大変かもねえ。
皆が皆 白みたいに大ぐらいじゃないだろし」ちらっ。

 

 

彬羽「普通に豆蒔きに使ってるが?」ん?

家康「Σうっお!意外と柔軟!!」えええっ

石燕「Σまさかのお仲間っす」おお!

 


彬羽「食べ物を嫌々摂取して何の効果が得られるってんだ。
それこそ粗末に扱ってる事になるだろ 逆効果だ」

千様「そうよね!!」ぱああっ

 

 

白「どんだけ嫌だったんだ」

テオドール「豆 お好きに御座いますもんね」ああうん。

 

白「食べ物は基本皆好きだぞ
辛いのと苦いのと腐ったの意外」うん。


小太郎「うん。典型的な大食いの台詞だ」わおんっ

 

 


酒呑童子「まあ実際旨えわ。
この恵方巻っての
そら丸のまま齧りたくもなるわなー」わははっ

蒼月「ちょっと待って
なんで節分に鬼が居んの?」

 


白「豆蒔きって 鬼役居るだろ?」きょとんっ

粋「Σ逃げろおお!  兄貴の豆マシンガン食らうぞ!!」ひいっ


酒呑童子「いやガキじゃ有るまいし
加減くらいすんだろ?」えー。

石燕「アンタちょい学習した方が良いっすよ。」真顔っ

 

 

 

間。

 

 


彬羽「そもそもだ。
恵方巻にしても 願いを叶えるには何ぞ対価が必要とかって 良くある奴だろう

 

この場合の 願いを叶える担当が誰か知らんが
自分が神だったとして  正座して無言で食いたくない物食われて 
良し。願いを叶えてやろう
と思うか?」ぶつくさっ

 

一二三「豆の話だったのが 恵方巻になってるべ。」ありゃ

彬羽「どちらにしても変わらん
いつもの 人間が勝手に『御利益』があるとして作り上げた話だろうが」ふんっ


粋「カラス 食い物絡むと怖えなあ」ひええっ

テオドール「板さんとして 嫌々渋々食べ物を消費するのは許せないので御座いましょうねえ」あーあ。

 

白「だな。
祭は踊った物勝ちだ
どうせなら 楽しまないとな」どやっ

酒呑童子「うん。全力で楽しんでんな 米粒米粒」顔指差しっ

 


千様「白君いったい何本食べたのー?」うわー。

白「これで五本目?」もぐもぐっ

家康「うん。願い事とかしてないね
確実に」わお。

 

石燕「まあこのヒトも神様っすから

壊す方っすけど。

本物ってのは 人間が気軽に行事に突っ込めるもんじゃないんでしょしね。」


白「そうか? 出雲の奴等、結構皆 祭とかに混ざって一緒に遊んでるぞ?」もぐもぐっ

石燕「・・思ったより気さくっした」ああうん。

 


小太郎「そう言う意味では 行事って大事なのかもなあ
楽しくやるのが前提だけど。

 

ん? 黙々食べるのは 願いの対価だろなってのは解ったけど
恵方ってなんだ? 今年の方角って誰が決めてるんだ?」わおんっ

 


家康「あ。それは 陰陽道

 

土御門 泰澄「こんばんはー!

晴明様から 魔除けのイワシと柊の枝のお届けでーす」
荷物よいしょおっ

 

 


家康「えーと。
どちら様?」あれっ

 

土御門 泰澄「晴明様の弟子です
よろしくお願いします!」ぺこっ

家康「Σはいい!?あの晴明さんが!?」えええっ

 

 

白「あ、子孫らしいぞ
そんで断れなかったぽい」恵方巻もぐもぐっ

家康「Σ居たね!そういや 昔お子さん居たとか聞いたね!」ひええっ

 

 

粋「晴明が差し入れ?珍しい」へー。

 

彬羽「『焼いて寄越せ』と書いてるな」ふむ。

石燕「どんだけズボラなんすか あの人」うわ

 


土御門 泰澄「しかし 晴明様の言われてた通り 大人数ですね。
うわ、恵方巻が土嚢の様に積み上がって

ん?」


酒呑童子「Σお」ぎくっ

 

 

 

千様「Σえ!ちょっと
陰陽師と鬼よ!
しかも今日節分よ!大丈夫なのこれ!?」ひえっ

小太郎「なんか 色々解ってない子みたいだしな

うわ 酒呑童子怒ったら怖いぞ! 頼むから喧嘩するなよっ!」ひええっ

 

 


土御門 泰澄「本当に 悪鬼でさえ 人と共に生きられるのですね
魔王殿っ!」きらきらっ

白「うん、お前晴明にどんな説明されたんだ」

 

土御門 泰澄「 貴方様が 現魔王と言う事と
人ともののけとの共存の為に尽力されている素晴らしい御方だと その様に伺っております!!」拳ぐぐっ


白「うん。盛り過ぎな」引。

 

 

テオドール「おや。お人にしては物分かりの良い
間違ってはおりませんね。

我が主は 全ての生き物を平等に扱える 唯一無二の素晴らしい御方に御座います」ふっ

土御門 泰澄「Σあ。今のやっぱ謙遜ですか
やはり凄い人だった!!」おおっ

 


粋「テオこら。煽んなドヤんな。」どうどうっ


小太郎「好きに生きてる ただの大食らいなのにな。」わおんっ

白「うん、そっちの扱いのが良い」もぐもぐっ


酒呑童子「カミサマも大変だな」酒ぐびーっ

 

 

粋「つか、なんでヒイラギ?」


小太郎「節分的にはちくちくして痛い柊と
生臭いイワシの頭で 鬼が逃げるんだっけ?」わんっ

千様「らしいわねー。
偉く可愛い扱いよね」うんうんっ

 

 

彬羽「まあ良い。
ちょうど 今回はイワシまで手が回らんので蕎麦にするかと思ってた所だ
まとめて焼いてくるか」すたすたっ

粋「え? 節分って蕎麦でも良いの?」


彬羽「縁起の良いのなら何でも有りだ」きっぱり。

 

 

家康「あ、お土産に蕎麦持ってく?」

土御門 泰澄「Σ良いんですか!?」わーい

千様「まあねー。
めちゃめちゃ食べる子が居るから いつも大目に用意してるし」にこにこっ

 

石燕「恵方巻に蕎麦って

炭水化物の暴力っすね。」ううっ

一二三「胃弱には辛えべな。」うん。

 

 

酒呑童子「土産なあ

あ、俺もあいつ等用に貰って良い?」

粋「 ん?良いじゃね?」

 


土御門 泰澄「鬼の方も お家で御家族が待たれて居るんですね。

・・豆蒔き 優しくしよう」ぼそっ


白「うん。うちで蒔いて来いって言われたな さては。」

土御門 泰澄「自宅でやると 忘れた頃にバリッバリになった豆踏んで不快と言われまして」


家康「節分あるあるだねえ」うんうんっ

 

 

 


ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー

 

 

 

 


大江山

 

人魚「わーい!美味しそうっ」きゃー

茨木童子「確かに俺は菜食主義だけど」えっと。

ダミアン「ふむ。 血を吸おうと思えば出来なくも無いが」うーん。

 


イワシと節分豆こんもりっ。


ダミアン「鬼が持ち帰る物ではない気がする」うむ。

 


酒呑童子「この恵方巻っての ツマミに良いんだよなー」もっしゃもっしゃ

人魚「迷信万歳ですね

わーい。久しぶりの海のお魚ですー。」にこにこっ

 


ダミアン(むしろ鬼が喜んどる)うーん。

 


茨木童子「ん?この柊はどうすんだよ?」

酒呑童子「ん?お前食うかなー?と思って」

茨木童子「いやこれは無理 痛い痛い」ちくちくっ

 


ダミアン「Σあ、微妙に効いた」

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る