小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月5日

 

 

 

 

彬羽「と言うと何か
あいつ等二人共 家に使いに戻ったまま戻らないと」ふむ。

白「何か有ったのかなとは思ったけど
とりあえず俺が使いに出させたしって 芝居小屋の方はそれで済ませた

けど

なんだこれ めちゃめちゃ寝てるな」うーん。


粋「ぐーっ」玄関突っ伏し寝っ

テオドール「すやー。」居間でちゃぶ台に寄りかかり寝っ

 

彬羽「涼しくなって夏の疲れが出たんだろ
手前の御守りとか コイツ等も疲労困憊だろうしな」やれやれっ

 

 

コマ『あのー。』筆談指差しっ

酒呑童子「ぐがーっ」いびきっ


彬羽「Σなんで居るんだコイツは!!」

 

 

コマ『気がついたら屍累々でした』カタタッ

白「みんなの夏の疲れっての溜まってるんだな」へー。

彬羽「いや さすがにおかしくないか?」困惑っ


白「そうか?俺は年中眠いし 寝たけりゃ寝るし
お前等はそれやらないから寝足りて無いのかもしれないぞ?」

彬羽「いや確かに夏の間 寝れた物じゃなかったが」ふむ。


白「あれ?お前は寝なくて大丈夫なのか?」

彬羽「・・・部屋で休むか」すたすたっ


コマ『ああ 貴重なツッコミ要因が』カタタッ

白「けど邪魔だな
コイツも部屋で寝れば良いのに」軽く蹴りっ

粋「Σあだっ 

んー。すやっ」すやすやっ

白「ホントよく寝てるな」

 

コマ『ヤバい予感しかしない』カタタッ

 

 

ーーーーーーーー

 


【夕方】

 

白「・・・あれ?」困惑っ

爆睡トリオ「くかーっ」熟睡っ

 


白「なあ。いくら何でもおかしくないか?」

彬羽「Σ今か!? 何時間おかしいと思わなかった!?」寝癖っ

 

コマ『ただ寝てるにしては色々おかしいですね』頬っぺたひっぱりっ

酒呑童子「ぐう」すやすやっ

コマ『あ、結構伸びる 面白い』カタタッ
彬羽「人の顔で遊ぶな」

 

白「けど何なんだろ?眠り病?」はて?

彬羽「そんなのが流行ってるとは聞いてないが?」


コマ『流行ってるとして、彬羽さんもかかってませんが?』筆談っ

彬羽「そんな物に罹る程ヤワじゃねえ」きっぱり。

コマ『筋肉は正義か』筆談っ

彬羽「お前も仮にナマモノでも罹りそうに無いがな
人形の癖に砕け過ぎだろ」

コマ『壊れてませんが?』筆談っ

彬羽(ある意味壊れてるとは思うが)うーん。

 

白「漫才やってないで ほら、変なの見つけたぞ」ぽいっ

彬羽「ん?何だこりゃ」ぱしっ

 


白「そこに読みかけって感じで落ちてたから 読んだら寝ちゃう系の呪いとかじゃ「Σ渡す前に言え! どうしてくれんだこちとら速読癖が Σう」ぐらっ


ばたーん!

 


コマ『あ、確実に原因コレだ』カタタッ

 

白「あれ? 俺呪い解くのとか解らないぞ」ありゃ

コマ『呪い解除なら朱禅さんでは?
破呪の蛇眼の出番です』カタタッ

白「そっか。
じゃ 春一行って出前のついでにでも


玄関がらっ


朱禅「ちわーす。

彬羽とシロに新しいシフト表渡し忘れ
コマ『噂をすれば!』おおっ


朱禅「ん? どしたの
あれ?皆で昼寝?もう夜だけど」あれっ


白「えっとな 皆コレ見ちゃったらしくて」謎の巻物びらっ

朱禅「へ?」

コマ『あ。』

 


朱禅「すやあ。」すよすよっ


白「どうしよう。」真剣っ

コマ『一つ聞きたい。何故に見せる』カタタッ

白「聞かれたから?」えーっと。

 


コマ(こう言う人でした。) カタカタ困惑っ

 


白「困ったな
術師系 えーと

あ、蒼月」コタツめくりっ

 

蒼月「ぐう。」コタツの中ですやー。

コマ『居たんかい』

 

白「えーと。他には
あ、 魄哉今日江戸城泊まりか?」くるり

コマ『パピーは本日お泊まり徹夜でお仕事ですが それで良かったと思えるから怖い』カタタッ

白「そっか。帰らないのか

あれ?お前はなんでかからないんだ?」

コマ『からくりは寝ませんし』

白「そうか」成る程っ


コマ(その前に なんで自分は寝ちゃわないのか疑問に思って。)カタタッ

 

白「んじゃ後は石燕
あ、多分奥で仕事してるな」

コマ『ストップストップ。謎巻物置いて』袖掴みっ

 

白「何でだ?」はて?

コマ(駄目だ 助けてパピー!) カタタタッ

 


与一「おい。どうした灯りも着けんと Σうっお!コイツ等どうした!?」びくっ

石燕「ん?どしたんすか与一さん Σうおう!?」びくっ


白「あ、調度良いところに」
コマ『石燕さん逃げてーっ』カタカタっ

石燕「へ?どうし Σ!?」びくっ

与一「ん?」


石燕「あ、あの白さん?
その巻物何なんすか?」本能が警鐘鳴らしまくりっ

白「えっとな。
なんか皆寝ちゃったのコレ見たせいぽくてな「Σじゃああっしに見せたら駄目っしょ!!」

白「Σあ」はっ


コマ『Σようやく学習した!!』おおおっ

 


与一「お前 あの距離でよく解ったな」

石燕「そりゃ『良く見える目』があっしの唯一最大の特技っすから」冷や汗っ

与一「Σ霊感と絵の具現化は!?」

石燕「いや 人間にしてはって話っすし
具現化は系有毛現の筆のおかげっすし」

コマ『充分凄いっての』カタカタッ

 

石燕「とにかく 

白さん。それはここに置きやしょう 
置いたらはい、落ち着いて深呼吸を。
被害を拡めちゃ駄目っすからね?

説明する時は間違っても見せない様に 置いた所から離れてお話しやしょ?」どうどうっ

白「成る程

ごめんうっかりだ。説明しようとしたらバカラスも朱禅もバタバタ行っちゃってどうしようってなってた」深呼吸すーはー。


コマ『パニクッとったんかい。』カタタッ

与一「無表情だとパニクッとるの解り辛いな」うーん。

 


玄関がららっ


シロ「どうした灯りも着けず。
ほれ夕飯の買い出し行って来たぞ」

一二三「今日はお鍋にするだよー」きゃっきゃっ


白「あのな 皆がこの巻物見たら寝ちゃってな」巻物ひょいすたすたっ

石燕「Σだああこの人解って無い!!」ああもうっ

与一「Σガキへの被害はやめんかああ!!」弓きりきりっ

 

 

 

間。

 

 

 

白「痛い」たんこぶむすーっ


与一(うっかり全力で射ってしまった) 冷や汗っ

コマ『矢が焼けなかったら大惨事』カタタッ

 

石燕「今回のはコレで正解っすよ
ったく 危なっかしいたら」ぶつくさっ


シロ「とにもかくにも こやつ等を起こさんとな
子守りがおらんとアホの暴走で被害が拡大してしまう。」やれやれっ

一二三「お菓子あげるから大人しくしてるだよ。」よしよしっ

 

ざらめせんべいばりぼりっ。

 


シロ「よし。餌に戻る気を取られとる間に」キリッ

与一「とりあえずぶっ叩いてみるか?」

コマ『物理攻撃では起きない様です 色々試しました』筆談っ

石燕「Σああっ 酒呑童子さんのオデコに『肉』の落書きがっ」ひいっ

一二三「それ物理攻撃じゃないべ

おりゃ! 起きるだ!!」とうっ


粋「Σおぐっ!!」かはっ


一同「Σノーガードの胃袋っ!!」ひいいっ

 


粋「げほっごほっ す、すやあっ」

一二三「Σあああ!ちょっと目開きかけただのに!!」がーん。


与一「おい、何かヒューヒュー言ってないか?」ひええっ

石燕「起きかけはするんすけど 物凄い睡魔に引きずられてまた寝ちゃう感じっすかねえ」ふむ。


一二三「てか何処から来たんだべ?その巻物」

一同「・・・。」うーん。

 


白「あれ?酒呑童子の懐に何かメモが有るぞ」せんべいばりぼりっ

石燕「Σまさか」はっ

 

 

シロ「成る程 リストに有るな
本の題名ぽいのの中に 禁呪の巻物」うわ。

石燕「茨木童子さん 魄哉さんのコレクションちょいちょい借りてくっすからねえ」納得。


一二三「って事はだ
酒呑童子さんは茨木童子さんのお使いで 絶対開けるなって巻物が有ったんで気になって見たとかそんなだべか?」えーと。

白「酒呑童子だし 多分そんなだと思う」ばりぼりっ

シロ「で、こやつ等はいきなり倒れられて何か解らんので思わず巻物を見てしまい と言った所か」ふむ。

粋・テオドール・蒼月「すやー。」


白「蒼月絶対コレなんだって見せられたよな」うん。

石燕「下僕は主に似るって奴っすかねえ」

 

白「で、後は俺のせいだ」どやっ

シロ「解っとるわ 情けない」ジト目っ

 

一二三「さて、どうやって起こすべか

さっきはぶん殴ったら起きかけただし。」拳ぐぐっ

石燕「Σいや命有る限り何回でも寝ちゃうと思うっすよ!!」ひいっ

一二三「えー。んじゃどうやって

 

千様「ちょっとー 誰も居ないのー?
アタシお腹すいたー」

ぐしゃっ

酒呑童子「Σおぐうっ!!」

 

一同(Σ思いっきり踏んづけた!!)ひいいっ

 

酒呑童子「Σ何さらしてくれてんだこのアマーーッ!!」うがあっ

千様「Σぎゃっ居たの!?
ごめんなさ Σえ。ちょ」えええっ

 

ずるりっ

酒呑童子「ぐう」すやっ

千様「Σ何なになになに!? ちょ 重っ!!」ひいいっ

 

一二三「あ、やっぱ駄目だべ」あちゃー。

千様「Σ何が!?
てかどしたの重いいいっ 落として良い!?」あわあわっ

白「良いぞ 絵面ヤバいし」うん。

石燕「そっすね。
こんなんまた大騒ぎになりかけな

Σん」背筋ぞくっ

 

 

人魚「なかなか帰って来ないと思ったら こんなっ!!」よろろっ

一同(あ、修羅場。)

千様「Σえ。」

 


人魚「酷いです!どれだけ私が猛アタックしてもガン無視なのに!!
盛りですかっ!?私の盛りが足りませんかああーーッ!!!」

悲しみの尻尾アタックびたんっ!!


酒呑童子「Σぐはあっ!!」

 

 

白「あ、酒呑童子吹っ飛んだ」うわ。

石燕「あれ大丈夫なんすか?
確かイルカの尾びれアタックでも小舟くらいなら穴開くっすよね?」ひええっ

与一「Σそうなのか!?」ひいっ


一二三「哺乳類だからアザラシかトドのが近そうだべ」

シロ「いやイルカも哺乳類だぞ」
一二三「Σお魚じゃねえんだか!?」えええっ


人魚「色々と酷いですうううっ」うわーん!!

白「落ち着け せんべい食べるか?「要りません!!」びええっ

 


彬羽「落ち着け 今のは事故だ」ぜーぜー。

人魚「事故?」ぴくっ

白「あれ?バカラスお前起きれたのか」

彬羽「お前のアホさ加減への憤怒で目覚めて後はだ」包みがさっ

白「Σあ」

 

彬羽「手前の秘蔵の氷砂糖
ムカつくんで食わせて貰ったぞ」おえっ

一二三「彬羽さん 死ぬ程甘い物駄目なんじゃ無かったべか」

彬羽「気分悪すぎて寝てられん」顔面蒼白っ

シロ「天晴れだが すまんお前も大概アホに見える」きっぱり。

 


彬羽「と、言う事でだ
相当の事が無い限り寝てしまう呪いにかかっていてな
ほれ見ろ お前の渾身の一撃食らってまた寝てるだろ」酒呑童子指差しっ

人魚「Σああっ!鼻血出しながらすやすやっ」

与一「また思い切り行ったな」うわあ。

 

彬羽「と言う事でだ
術師系 まあ茨木童子でも行けるだろ
呼んできて貰えるか」ぜーぜー。

人魚「Σは、はいっ
酒呑童子さんごめんなさい。事故ですうううっ」びたんびたんっ

石燕「Σちょい人魚さん!尾びれ乾かして足にした方が早いっすよ!」

 

シロ「嵐が去ったか」ふう。

与一「だな。」引。

 

白「酒呑童子 コレ、起きたら怒りそうだな」

千様「ね、つか誰 おでこに肉とか書いたの」

コマ『誰でしょねー』すっとぼけっ

 

 


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー

 

 

家康「うっわ。そんな事があったの?」ひっく

千様「殿 何処で飲んだくれて「何の事かな」

 

蒼月「全く アンタ等少しは落ち着けよ
俺とばっちりじゃん」ぷんすか

テオドール「申し訳御座いませんでした」苦笑

粋「ごめんごめん。俺らじゃワケ解ん無さすぎてさ」

 

蒼月「ったく お宅の大将ならこんなヘマしないよ
なっさけな」ふんっ

白「そうだな」目そらしっ

蒼月「ん?」


彬羽「お前 いけしゃあしゃあと」うぷっ

白「厠行ってこい

俺なんて アレよりはマシだと思うぞ」ほれ

 

 

人魚「すみません
どうにかして起こそうとしたんですがっ」くうっ

酒呑童子「まあ急にぶっ倒れたとなると そうもなるのかもしれねえけどよ」ボッコボコッ

 

シロ・与一(Σ女って怖い!!) えええっ

千様「まあね。少しくらいの嘘はねー」うんうんっ

 


白「酒呑童子 推され負けて上手くまとまったら絶対尻に敷かれるな」うん。

彬羽「文字どおりの 鬼嫁か。」うわ

 

千様「ほら朱禅君も起きてー。」

朱禅「あと5分」むにゃむにゃ

与一「こいつは普通に眠いのか」

石燕「割烹て朝早そうっすしねえ。」

 

 


粋「あの
なんか酒呑童子、頭に肉とか書いて無かった?」あれっ

テオドール「どんな起こし方を試みられたので御座いますかねえ?」はて。

 

>サイトトップに戻る